夏侯 嬰(かこう えい、? - 紀元前172年)は、秦から前漢にかけての武将。劉邦の部将。劉邦と同じく泗水郡沛県の人。

夏侯 勝(かこう しょう、生没年不詳)は、前漢の儒学者。字は長公。魯国の人だったが出身地の所属が変わり東平国の人となる。

曹 嵩(そう すう、? - 194年)は、中国後漢末期の政治家、豪族。字は巨高。子は曹操ら。

夏侯 覇(かこう は)は、中国三国時代の魏・蜀漢に仕えた武将。字は仲権。豫州沛国譙県の人。父は夏侯淵。兄は夏侯衡。弟は夏侯称・夏侯威・夏侯栄・夏侯恵・夏侯和。娘は晋の羊祜の夫人。また、子が数人いた。

夏侯 和(かこう か/かこう わ、生没年不詳)は、中国三国時代から西晋にかけての武将、政治家。魏・西晋に仕えた。字は義権。父は夏侯淵。兄は夏侯衡・夏侯覇・夏侯称・夏侯威・夏侯栄・夏侯恵。『三国志』では魏志「諸夏侯伝」が引く『世語』に記述がある。

夏侯湛(かこう たん、243年 - 291年)は、西晋時代の政治家・文学者。字は孝若。譙国譙県の人。『晋書』に伝がある。

夏侯 徽(かこう き、211年 - 234年)は、中国三国時代の魏の女性。字は媛容。諡は懐。司馬師の最初の夫人。娘が5人いる。父は夏侯尚。生母は徳陽郷主(曹真の妹)。同母兄は夏侯玄。従兄は曹爽。

夏侯 威(かこう い、生没年不詳)は、中国三国時代の魏の武将・政治家。字は季権。父は夏侯淵。兄は夏侯衡・夏侯覇・夏侯称。弟は夏侯栄・夏侯恵・夏侯和。『三国志』魏志「諸夏侯曹伝」「方技伝」・『晋書』「羊祜伝」に記述がある。

夏侯 栄(かこう えい、建安12年(207年) - 建安24年(219年))は、中国後漢末期の人物。字は幼権。豫州沛国譙県の人。曹操の配下である夏侯淵の五男。兄は夏侯衡・夏侯覇・夏侯称・夏侯威。弟は夏侯恵・夏侯和。

夏侯 淵(かこう えん、? - 建安24年(219年)正月)は、中国後漢末期の武将。字は妙才。夏侯惇の族弟(遠縁の従弟)にあたる。正妻は曹操の妻の妹。甥は夏侯尚。子は夏侯覇ら。玄孫(夏侯威の孫娘の子)に東晋の元帝がいる。『三国志』魏志「諸夏侯曹伝」に伝がある。

夏侯 夔(かこう き、483年 - 538年)は、南朝斉から梁にかけての軍人・政治家。字は季龍。本貫は譙郡譙県。

夏侯 恵(かこう けい、生没年不詳)は、中国三国時代の政治家。魏に仕えた。字は稚権。父は夏侯淵。兄は夏侯衡・夏侯覇・夏侯称・夏侯威・夏侯栄。弟は夏侯和。『三国志』魏志「諸夏侯曹伝」等に記述がある。幼少のときから才能と学問に優れ、賞讃を受けていた。

夏侯 献(かこう けん、生没年不詳)は、中国三国時代の人物。魏の功臣で、魏の皇室と縁の深い宗族の夏侯氏出身。しかし、他の夏侯姓の名を知られた人物らとの系譜上の連枝関係は不明。

夏侯 玄(かこう げん、建安14年(209年) - 嘉平6年(254年)2月22日)は、中国三国時代の魏の武将・政治家。字は太初。豫州沛国譙県(現在の安徽省亳州市譙城区)の人。父は夏侯尚。生母は徳陽郷主(曹真の妹)。妻は李恵姑。同母妹は夏侯徽(司馬師の前妻)。

夏侯 儒(かこう じゅ、生没年不詳)は、中国後漢末期から三国時代の武将。魏に仕えた。字は俊林。従兄は夏侯尚。『三国志』魏志「張既伝」が引く『魏略』他、魏志のいくつかの伝に記録がある。

夏侯 尚(かこう しょう、生年不詳 - 226年)は、中国後漢末期から三国時代の武将・政治家。字は伯仁。魏の宗族の一人。父の名は不詳。妻は徳陽郷主(曹真の妹)。子は夏侯玄・夏侯徽。伯父(叔父)は夏侯淵。従父は夏侯惇。『三国志』魏志「諸夏侯曹伝」に伝がある。

夏侯 称(かこう しょう、生没年不詳)は、中国後漢末期の人物。字は叔権。豫州沛国譙県の人。曹操の配下である夏侯淵の三男。兄は夏侯衡・夏侯覇。弟は夏侯威・夏侯栄・夏侯恵・夏侯和。

夏侯 詳(かこう しょう、元嘉11年(434年)- 天監6年12月2日(508年1月19日))は、南朝宋から梁にかけての軍人・政治家。字は叔業。本貫は譙郡譙県。

夏侯 亶(かこう たん、生年不詳 - 529年)は、南朝斉から梁にかけての軍人・政治家。字は世龍。本貫は譙郡譙県。

夏侯 徳(かこう とく)は、中国の小説『三国志演義』に登場する架空の人物。曹洪の部将として登場し、夏侯尚の兄として描かれている。ちなみに史実での夏侯尚の字は伯仁であり、当時の中国では「伯」は長男に使われることが多い字である。