孫 河(そん か)は、中国後漢末期の人物。字は伯海。呉の宗室の一人。揚州呉郡の出身。孫堅から孫家三代に仕えた。子は孫助・孫誼・孫桓・孫俊。甥は孫韶。孫は孫慎。曾孫は孫拯。孫堅に仕えた当初の姓は兪であったが、孫策に気に入られて孫姓を与えられた。

孫 堅(そん けん)は、中国後漢末期の武将。字は文台(ぶんだい)。揚州呉郡富春県の人。妻は呉夫人。子は孫策・孫権・孫翊・孫匡・孫夫人・孫朗。廟号は始祖、諡号は武烈皇帝。

孫 策(そん さく)は、中国後漢末期の武将。字は伯符(はくふ)。揚州呉郡富春県 の人。若くして父の孫堅を亡くし、19歳のとき、袁術の将軍となった。袁術軍に組み込まれていた孫堅の兵1000人余りをまとめて軍を編成し、劉繇を倒して勢力を拡大。

孫 鍾(そん しょう、生没年不詳)は、東晋の著『(裴子語林)』、南朝宋の皇族の劉義慶著『』、沈約の『宋書』、唐代の著『建康実録』、南宋の『異苑』、『読史方輿紀要』などに登場する後漢末の人物。三国時代の呉を建国した孫氏一門。孫羌・孫堅・孫静の父と記述されている。

孫 恩(そん おん、? - 402年)は、東晋の人物。字は霊秀。琅邪郡(現在の山東省臨沂市)の人である。

孫 盛(そん せい、302年 - 373年)は、東晋の歴史家・政治家。字は安国。太原郡中都県の人。三国時代の魏の重臣である孫資の玄孫。曾祖父は孫宏。祖父は西晋に仕えた孫楚。父は孫洵。子は孫潜・孫放。孫は孫秉。曾孫は孫康。『晋書』に伝がある。

孫 楚(そん そ、 生年不詳 - 293年)は、中国三国時代および西晋の政治家・武将。字は子荊。并州太原郡中都県の人。祖父は孫資。父は孫宏。子は孫衆・孫洵・孫纂。孫は孫盛(孫洵の子)・孫統・孫綽(孫纂の子)など。曾孫は孫騰・孫登(孫統の子)。『晋書』に伝がある。

孫 震(そん しん)は、中華民国の軍人。川軍(四川軍)の軍人で、後に国民革命軍の有力な指揮官となった人物である。譜名は定懋。後に懋と改名し、さらに震と改名した。字は徳操。

孫夫人(そんふじん、生没年不詳)は、中国後漢末期の人物。孫権の妹で劉備の即位前の正室の一人(生別した)。実名は不明。京劇で使われる孫尚香(そん しょうこう)の名前で知られている。同じく『三国志演義』では孫仁(史実では孫朗の別称)として設定されている。

孫 匡(そん きょう、生没年不詳)は、中国後漢時代末期の人物。字は季佐。揚州呉郡富春県の人。父は孫堅。母は呉夫人。同母兄は孫策・孫権・孫翊。子は孫泰。孫策と曹操が同盟を結ぶと政略結婚として、曹操の弟の娘を妻として娶った。

孫 暠(そん こう、生没年不詳)は、中国後漢末期の人物。父は孫静。弟は孫瑜・孫皎・孫奐・孫謙。子は孫綽・孫超・孫恭。

孫 皎(そん こう)は、中国後漢末期の武将。字は叔朗。父は孫静。兄は孫暠・孫瑜。弟は孫奐・孫謙。従兄は孫権。子は孫胤・孫晞・孫咨・孫弥・孫儀。

孫 静(そん せい)は、中国後漢末期の人物。字は幼台。本貫は揚州呉郡富春県。父は孫鍾。兄は孫羌・孫堅。

孫 香(そん こう、生没年不詳)は、中国後漢末期の部将。字は文陽。孫堅の族子。孫策と孫権の族兄にあたる。

孫 賁(そん ふん/そん ほん、生没年不詳)は、中国後漢末期の武将・政治家。字は伯陽。父は孫羌。叔父は孫堅・孫静。弟は孫輔。従弟は孫策・孫権。子は孫鄰・孫安・孫熙・孫績。娘は曹彰の妻。孫娘は孫寒華。曾孫は孫恵。『三国志』呉志「宗室伝」に伝がある。

孫 輔(そん ほ、生没年不詳)は、中国後漢末期の武将・政治家。字は国儀。父は孫羌。兄は孫賁。従弟は孫策・孫権。子は孫興・孫昭・孫偉・孫昕・駱統妻。孫は孫奇。『三国志』呉志「宗室伝」に記述がある。

孫 瑜(そん ゆ)は、中国後漢末期の武将。字は仲異。父は孫静。兄は孫暠。弟は孫皎・孫奐・孫謙。従弟は孫権。子は孫弥・孫熙・孫燿・孫曼・孫紘。『三国志』呉志に伝がある。

孫 翊(そん よく)は、中国後漢末期の武将。字は叔弼。別名は孫儼。父は孫堅。兄は孫策・孫権。弟は孫匡・孫朗。妻は徐氏。子は孫松。

孫 朗(そん ろう、生没年不詳)は、中国後漢時代末期の人物。別名は孫仁。孫堅の末子。異母兄に孫策・孫権・孫翊・孫匡。

孫 礼(そん れい、？ - 250年)は、中国後漢末期から三国時代の武将、政治家。魏に仕えた。字は徳達。幽州涿郡容城県の人。孫は孫元。