朝寝坊 むらく (あさねぼう むらく)は、落語家の名跡。現在は空き名跡となっている。初代三笑亭可楽門下の夢楽が名前を勝手に夢羅久と改名したのを機に師匠と不和になり、亭号を「朝寝房」と変えたと言われる。2代目以降は「朝寝坊 むらく」と名乗っている。

入船亭 扇橋(慶応元年5月27日(1865年6月20日) - 昭和19年(1944年)10月8日)は、落語家。本名は進藤 大次郎。俗に「宗匠の扇橋」という。呉服屋で奉公していたころ、主人が芸事好きだった影響を受けて、天狗連の流しで役者の声色などで笑いをとっていた。

翁家 さん馬(おきなや さんば)は、落語家の名跡。かつては翁屋 さん馬と表記されていた。十代目(一部では十一代目とも)の死後は空き名跡である。代々に数えられていないさん馬も何人か存在する。以下年代順に列記する。;歴代さん馬

初代 桂 文治(かつら ぶんじ、安永2年(1773年)(逆算)- 文化12年11月29日(1815年12月29日))は落語家。本名伊丹屋惣兵衛(宗兵衛とも)。息子は同じく落語家2代目桂文治。江戸で「咄の会」が始まり大坂でも人気が伸びたころに現れ、落語を職業とする噺家の始めのひとりである。

桂 文治(かつら ぶんじ、? - 1827年ころ?)は、落語家。本名伊丹屋文吉。父は同じく落語家初代桂文治。実父初代文治没後、文吉が遅くとも、文政年中に、2代目文治襲名したと思われる。噺家の実力は実父初代文治に勝っていたと伝えられているが、詳細は不明。

桂 文治(かつら ぶんじ、天保2年(1831年、逆算) - 万延2年1月16日(1861年2月15日))は、落語家。通称は尾張屋峯松。赤坂伝馬町に住んでいた尾張屋富右衛門の子で、初めは清元浅太夫の名で清元に入門する。

桂 文治(かつら ぶんじ、天保14年(1843年) - 明治44年(1911年)2月16日)は、落語家。本名∶桂 文治、幼名は由之助。

雷門 助六(かみなりもん すけろく)は、落語家の名跡。当代は9代目。3代目から4代目はつまびらかではない。*初代雷門助六 - 後∶二代目立川金馬*二代目雷門助六 - 後∶三代目立川金馬*三代目雷門助六 - 後∶四代目立川金馬

喜久亭 寿楽(きくてい じゅらく)は落語の名跡。旧字体は喜久亭壽樂。亭号は喜久亭、桂、桂治亭、東京庵、雷門など多岐にわたる。そのため、代数のカウントが全く一定しない。

金原亭 馬生(きんげんてい ばしょう、生年月日不詳 - 1873年9月15日)は、幕末・明治初期にかけて活躍した落語家。本名∶福山 半兵衛。通称「馬吉の馬生」。

古今亭 志ん生(ここんてい しんしょう、文化6年(1809年)(逆算) - 安政3年12月26日(1856年1月21日))は、幕末期に活躍した江戸の落語家。俗称・清吉。俳名・寿耕。通称「八丁荒らしの志ん生」。

古今亭 志ん生(ここんてい しんしょう、天保3年(1832年9月) - 明治22年(1889年)11月24日)は、幕末・明治期に活躍した東京の落語家。本名∶福原 常蔵。三代目五明楼玉輔の叔父にあたり、志ん生の姉の夫が三代目金原亭馬生の門弟の初代金原亭馬きん。

桜川 慈悲成(さくらがわ じひなり、宝暦12年(1762年)(算出)- 天保4年?(1833年?)・天保10年?(1839年?))は、江戸時代後期の戯作者・落語家。本名は八尾大助(八尾大五郎)。通称は錺屋大五郎。

三笑亭 可楽(さんしょうてい からく)は、落語家(噺家)の名跡。当代は九代目だが、少なくとも13人ほどの落語家が名乗っている。江戸時代よりその名が続く。名の由来は「山椒は小粒でひりりと辛い」から「山生亭花楽」とし後に松戸の贔屓客から「虎渓三笑」の故事に因んで「三笑亭可楽」とした。

三遊亭 圓朝(さんゆうてい えんちょう)は、江戸・東京の落語・三遊派の大名跡。円朝とも表記。*初代三遊亭圓朝 - 本項にて記述*二代目三遊亭圓朝 - 初代三遊亭圓右が改名----

三遊亭 圓馬(さんゆうてい えんば)は、落語家の名跡。当代は五代目。三遊亭圓馬定紋「高崎扇」

露の 五郎兵衛(つゆの ごろべえ)は上方落語の名跡。初代は京落語(上方落語)の祖とされる。現在は空き名跡となっている。*初代露の五郎兵衛 - (1643年(寛永20年)? - 1703年6月22日(元禄16年5月9日))は、江戸時代前期の落語家。

三遊亭 圓生(さんゆうてい えんしょう、1839年(天保10年)(逆算) - 1881年(明治14年)8月16日)は、落語家。本名は嶋岡新兵衛。

菅 良助(かん りょうすけ)は、落語、講談の名跡。現在は空き名跡となっている。初代に関しては菅良助と乾坤坊良斎の名を掛け合わせた菅良斎とも言ったりする。

立川 談志(たてかわ だんし、生年月日不明 - 明治9年(1876年)12月上旬)は、落語家。本名：三宅 岩太郎(後に寅吉)。俗に「花咲爺の談志」。三宅長兵衛という武士の息子で岩太郎といった。