姜 以式(きょう いしき、カン・イシク、、生没年不詳)は、高句麗の嬰陽王時代の将軍。晋州姜氏の始祖。

順道(じゅんどう、、生没年不詳)は、高句麗にはじめて仏教を伝えた中国前秦の僧。インドもしくは西域に出自をもつとみられる。

法定(ほうてい/ほうじょう、生没年不詳)は、飛鳥時代の610年3月に高句麗の嬰陽王が日本の朝廷に貢上し(貢上＝「貢物を差し上げる」)、来朝した僧侶。

生偕(せんへ、633年 - 699年)は、高句麗の将軍。靺鞨族の出身。661年5月、率いる高句麗軍と生偕率いる靺鞨の連合軍が新羅のを20日間に渡り包囲・攻撃したが、北漢山城の城主である冬陀川の決死の防御を突破することができず、撤退した。

曇始(どんし、、生没年不詳)は、中国東晋の僧。関中出身。不可思議な事績が多い神異僧として、『海東高僧伝』に伝わる。高句麗に渡来して三乗に基づく三帰五戒の戒律をつくり、高句麗人を教化したと伝えられている。恵始とも。

召西奴(ソ・ソノ、、生年不詳 - 紀元前6年)は、高句麗王朱蒙の王妃。

冉牟(ねんむ、、生没年不詳)は、高句麗の夫余人武将。冉牟一族は、出身地の北夫余の支配を担当して高句麗王に代々仕えた高句麗の有力な氏族。

扶余太后(ふよたいごう、、生没年不詳)は、高句麗王太祖大王の母親。扶余人。太祖大王は、瑠璃明王の息子である再思と扶余太后とのあいだに生まれた。

牟頭婁(むとうる、、生没年不詳)は、高句麗の夫余人貴族。牟頭婁一族は、出身地の北夫余の支配を担当して高句麗王に代々仕えた高句麗の有力な氏族であった。

次妃(じひ、、生没年不詳)は、高句麗王大武神王の王妃。扶余人都頭王の妹。

曷思王(かるさおう、、生没年不詳)は、の王。曷思王は、扶余の帯素王の末弟であり、帯素王が大武神王に殺害された際、扶余から逃れて曷思川のほとりに、小国をつくったため、こう呼ばれている。

都頭王(ととうおう、、生没年不詳)は、初期高句麗に投降してきたの王族。

墨胡子(ぼくこし、生没年不詳)は、新羅訥祇王代に高句麗から新羅の一善郡(慶尚北道付近)に行き、新羅に仏教を伝えた僧。インドの出身とみられる。

仇台(きゅうだい、クド、、生没年不詳)は、中国史料『北史』『隋書』に登場する百済の始祖。『三国史記』雑志・祭祀条は、「百済は、始祖である仇台廟を都城に建て、春夏秋冬毎年四回祭祀する」と伝えている。『隋書』によると、遼東太守・公孫度の宗女(公孫度の娘とも妹とも)を娶っている。

再思(チェサ、、生没年不詳)は、高句麗王瑠璃明王の6男。妻は、高句麗に亡命した扶余人の扶余太后。

佟 利(とう り、生没年不詳)は、高句麗の遼東韓玄菟太守。漢人。佟利は安岳3号墳の被葬者の冬寿とも関係があるとみられる。

礼氏夫人(れいしふじん、、生没年不詳)は、高句麗を建国した朱蒙の北夫余時代の妻、高句麗王瑠璃明王の母親。北夫余人。

王 山岳(おう さんがく、、生没年不詳)は、高句麗の第24代王である陽原王時代の宰相。音楽家、作曲家。王山岳は、中国姓・中国式姓名である。高句麗人の人名は基本的に高句麗滅亡まで中国化することはなかった。

韓 法史(かん ほうし、生没年不詳)は、『新撰姓氏録』未定雑姓右京に登場する「高麗国 帯方国主」、日本の氏族・朝明氏の祖。

韓 詳(かん しょう、生没年不詳)は、中国南北朝時代の北魏の豪族。北魏末期の混乱を避けるために高句麗に亡命した。