ダナイデス(, )は、ギリシア神話に登場する女性たちである。アルゴリス地方の都市アルゴスの王ダナオスと多くの妻の間に生まれた50人の娘たちを指す。単数形はダナイス(, )。

ヒッポリュトス(, , )は、ギリシア神話の登場人物である。アテーナイ王テーセウスの息子。母はアマゾーンのヒッポリュテー、あるいは、メラニッペーかアンティオペー。

ポルキュース(, , )、あるいはポルコス(, , )は、ギリシア神話の神である。大地母神ガイアと海神ポントスの子で、ネーレウス、タウマース、ケートー、エウリュビアーと兄弟。物静かな入り江や浜辺を住処としていた。

マカレウス(Macareus)は、ギリシア神話におけるアイオロスの息子。マカレウスと彼の妹カナケーは互いに恋に落ち、子供を作った。アイオロスに赤子の存在が知られると、カナケーは自殺を命じられ、マカレウスも自殺した。

メノイティオス(, 、)は、ギリシア神話に登場する神、あるいは人物である。主に、* イーアペトスの子* アクトールの子が知られている。以下に説明する。

メレアグリデス(, )は、ギリシア神話に登場する女性たちである。アイトーリア地方の都市カリュドーンの王オイネウスとアルタイアーの娘であり、メレアグロスの姉妹である。主にゴルゲー、デーイアネイラ、エウリュメデー、メラニッペー、モトーネー、ペリメーデーといった名前が知られている。

リビュエー()は、ギリシア神話に登場する女性である。エパポスとメムピスの娘で、ポセイドーンとの間に双子の兄弟アゲーノールとベーロスを産んだ。リビアの地名はリビュエーに由来する。アフリカは彼女にちなみリビュエーと呼ばれた(のちに範囲が狭まりリビアとなった)。

レーダー()は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してレダとも表記される。アイトーリア王テスティオスの娘で、スパルタ王テュンダレオースの妻。本来は大地の女神でレートーと同一の存在だったと考えられている。

イーノー(、)はギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してイノとも表記する。テーバイの王女として生まれ、のちにボイオーティアの王妃となった。

イーピゲネイア(, )は、ギリシア神話に登場するミュケーナイの王女である。長母音を省略してイピゲネイアとも表記される。父はミュケーナイ王アガメムノーン(従弟のタンタロスの娘という説もある)、母はスパルタ王女クリュタイムネーストラー。

エウリュアレー(, )は、ギリシア神話に登場する怪物または女性である。エウリュアレーは「広く彷徨う」の意味を持つとされる。長母音を省略してエウリュアレとも表記される。主に、* ゴルゴーンの1人* オーリーオーンの母の2人が知られている。以下に説明する。

エウリュビアー(, )は、ギリシア神話の女神、あるいは人間の女性である。長母音を省略してエウリュビアとも表記される。* ポントスの娘* テスピオスの娘の1人の2名が知られている。以下に説明する。

ガニュメーデース()は、ギリシア神話の登場人物である。イーリオス(トロイア)の王子で美少年だったといわれる。オリュンポス十二神に不死の酒ネクタルを給仕するとも、ゼウスの杯を奉げ持つともいわれる。

セメレー()は、ギリシア神話に登場する女性である。長母音を省略してセメレとも表記される。テーバイの王カドモスとその妻ハルモニアーの娘で、アウトノエー、アガウエー、イーノー、ポリュドーロス、イリュリオスと兄弟。ゼウスの子ディオニューソスの母。

ディオスクーロイ(, )は、ギリシア神話に登場する双子の兄弟カストールとポリュデウケースのことである。長母音を省略してディオスクロイとも表記され、ローマ神話ではジェミニ(、ラテン語の発音はゲミニー、双子の意)と呼ばれる。

ペルセース(, )は、ギリシア神話の神、あるいは人物である。長母音を省略してペルセスとも表記される。* クレイオスの子* ペルセウスの子* ヘーリオスの子* エチオピアの武将などが知られている。以下に説明する。

アンティオペー(, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してアンティオペとも表記される。主に、* ニュクテウスの娘* アマゾーンの女王のほか数人が知られている。ニュクテウスの娘はエウリーピデースが悲劇『アンティオペー』を書いたが散逸した。以下に説明する。

オトレーレー(, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してオトレレとも表記される。オトレーレーはアマゾーン族の女王で、アレースとの間にヒッポリュテー、アンティオペー、ペンテシレイアを生んだ。

ヒッポリュテー(, )は、ギリシア神話に登場するアマゾーンの女王である。長母音を省略してヒッポリュテとも表記される。ヒッポリュテーが持つアレースの帯が、ヘーラクレースの「12の功業」のうち9番目の課題の対象となった。

ペンテシレイア(, , )は、ギリシア神話の女性である。アマゾーンの女王で、アレースとオトレーレーの娘であり、メラニッペーとは姉妹の関係に当たる。トロイア戦争の際にトロイア軍側について戦った。誇り高く、美しい女性であったが、アキレウスと一対一で戦い、敗れた。