今州利(いますり、こんすり、こんつり、生没年不詳)は、鋳金工。和歌山県橋本市隅田八幡神社が所蔵する国宝『隅田八幡神社人物画像鏡』の製作者。

開中費直穢人(かわちのあたい えひと、生没年不詳)は、鋳金工。和歌山県橋本市隅田八幡神社が所蔵する国宝『隅田八幡神社人物画像鏡』の製作者。

穴織(あなはとり)は、呉王(中国南朝皇帝)が倭国に献じたという縫工女。

兄媛(えひめ)は、呉王(中国南朝皇帝)が倭国に献じたという縫工女。

弟媛(おとひめ)は、呉王(中国南朝皇帝)が倭国に献じたという縫工女。

伊太於(イタオ、生没年不詳)は、熊本県玉名郡和水町(旧菊水町)にある前方後円墳・江田船山古墳から出土した銀象嵌銘大刀の作刀者。「伊太加」(イタカ)、「伊太和」(イタワ)とも。

大入杵命(おおいりのきのみこと)は、崇神天皇(すじんてんのう)と尾張大海媛(おわりのおおあまひめ)の皇子。

許勢哥麻(こせ の かま、生没年不詳)は、百済の使者。日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚である。

印支弥(いきみ、生没年不詳)は、6世紀前半の任那日本府の官吏。印岐弥とも。

有至臣(うちのおみ、生没年不詳)は、6世紀中ごろの武人。百済王の使臣。日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚。

既酒臣(こせのおみ、生没年不詳)は、6世紀前半の任那日本府の官吏。許勢臣とも。

己連(これん、生没年不詳)は、百済の官僚。官位は「奈率」(百済の官位十六品の第六位)。『日本書紀』では中部奈率己連と登場する。己連は、『日本書紀』欽明紀六年五月条「奈率其㥄」と同一人とみられる。

物部烏(もののべ の かく)は、欽明朝前半期の物部連の百済の官僚。日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚。官位は奈率。

河内部阿斯比多(かわちべのあしひた、生没年不詳)は、欽明天皇に上奏した朝鮮(百済、加羅、安羅)から派遣された倭系使者。

物部哥非(もののべ の かひ)は、欽明朝前半期の物部連の百済官僚。日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚。官位は奈率。

的臣(いくはのおみ、生没年不詳)は、欽明天皇代の任那日本府に駐在していた官僚。名は不詳。百済から任那情勢を左右する重要人物と見做されていた。

物部用歌多(もののべ の ようがた)は、欽明朝前半期の物部連の百済官僚。日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚。官位は奈率。

池津媛(いけつひめ、生没年不詳)は、百済から雄略天皇に貢進された百済王族の娘。適稽女郎(古訓：チャクケイエハシト)とも。

沙沙奴跪(ささなこ、生没年不詳)は、『日本書紀』に登場する百済の武官。『日本書紀』に「ささなこ」という古訓が附されていること、「ささなこ」の名が日本式であること等から倭人か、あるいは韓地在住の倭人とみられる。

斯那奴次酒(しなぬ の しす、生没年不詳)は、欽明朝前半期の百済官僚。日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚。官位は施徳、その後、徳率に昇進。科野次酒とも。