清弁(しょうべん、, バーヴィヴェーカ、, バヴィヤ、, バーヴァヴィヴェーカ)は、490年頃から570年頃のインド仏教の中観派の学者である。

ダンマパーラ(, 5世紀後半頃？)とは、上座部仏教の代表的な注釈者の一人。南インドのカーンチープラに生まれる。南インドの東南海岸地方、ナーガパッタナで修行する。パーリ語経典小部に含まれる7つの経に、注釈を残している。ブッダゴーサの清浄道論に対する復注(マハーティーカー、)を著した。

プラジュニャーカラマティ(Prajñākaramati、950年-1030年頃)とは、インド仏教中観派の僧侶。シャーンティデーヴァ(寂天)の『入菩提行論』に対する註釈(, パンジカー、細疏)を著したことで知られる。

法称(ほっしょう、 〈ダルマキールティ〉)は、7世紀中葉のインド仏教最大の知識論の学問僧。唯識派に分類される。デカン地方の出身とされるが、生没年は不詳である。活動期は、インドに留学した玄奘と義浄との中間にあたる。

馬鳴(めみょう、, アシュヴァゴーシャ、後80年頃～150年頃)は、古代インドの仏教僧侶。

カマラシーラ(、、漢訳: 蓮華戒)は、インド仏教における瑜伽行中観派の僧侶。チベット仏教の始祖であるシャーンタラクシタ(寂護)の弟子。

護法(ごほう、ダルマパーラ, dharmapāla、530年 - 561年)は、古代インドの大乗仏教の僧であり、唯識派の学僧。唯識十大論師の一人。

陳那(じんな、ちんな、, Dignāga, ディグナーガ、480年頃-540年頃)は、唯識の立場からの新しい仏教論理学(=因明学)を確立した有相唯識派の仏教思想家。南インドの婆羅門の出身。

仏護(ぶつご、, ブッダパーリタ、470年‐540年頃)とは、南インド出身のインド仏教中観派の僧侶。同時代の清弁と共に龍樹の思想を学び、中期中観派の草分けとなった。

無著(無着 むじゃく / むぢゃく、 アサンガ、蔵: )は、インドの大乗仏教唯識派の学者。生没年は不詳である。

龍樹(りゅうじゅ、、、、、、)は、2世紀に生まれたインド仏教の僧である。龍樹とは、サンスクリットのナーガールジュナの漢訳名で、日本では漢訳名を用いることが多い。中観派の祖であり、蓮如以後の浄土真宗では八宗の祖師と称される。龍猛(りゅうみょう)とも呼ばれる。

フョードル・イポリトビッチ・シチェルバツコイ、(、 、、1866年10月1日 - 1942年3月12日)は、ロシアのインド学者。西洋における仏教および仏教哲学の研究機関の設立に貢献した。

知訥(ジヌル、1158年 - 1210年)は、高麗中期の僧。俗姓は鄭。韓国仏教界で現在最大勢力を誇る曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)の宗祖である。

中村 元(なかむら はじめ、1912年(大正元年)11月28日 - 1999年(平成11年)10月10日)は、日本のインド哲学者、仏教学者、比較思想学者。東京大学名誉教授、日本学士院会員。勲一等瑞宝章、文化勲章、紫綬褒章受章。

阿部 正雄(あべ まさお、1915年2月9日 - 2006年9月10日)は、日本の禅哲学者、奈良教育大学名誉教授。禅と西洋哲学との比較研究、またキリスト教徒やユダヤ教徒との宗教間対話に力を注いたことから、西洋の学界、宗教界で著名である。

大峯 顕(おおみね あきら、1929年7月1日 - 2018年1月30日)は、日本の哲学者、浄土真宗僧侶、俳人。学位は、文学博士(京都大学・論文博士・1976年)。大阪大学名誉教授、元龍谷大学教授。専立寺前住職。学者としての専攻は宗教哲学。中期フィヒテ研究・西田幾多郎研究で知られる。

桂庵玄樹(けいあん げんじゅ、1427年〈応永34年〉- 1508年6月28日〈永正5年6月1日〉)は、室町時代後期の臨済宗聖一派の僧。薩南学派を形成した。桂菴玄樹と表記される場合もある。

西嶋 和夫(にしじま かずお、1919年11月29日 - 2014年1月28日)は、日本の仏教学者。

西田 幾多郎(にしだ きたろう、1870年5月19日〈明治3年4月19日〉 - 1945年〈昭和20年〉6月7日)は、日本の哲学者。京都学派の創始者。学位は、文学博士(京都大学・論文博士・1913年)。京都大学名誉教授。

久松 真一(ひさまつ しんいち、旧字体：久松眞一、1889年6月5日 - 1980年2月27日)は、日本の哲学者・仏教学者。旧姓は大野。号は抱石庵。