庾 黔弼(ユ、グムビル、、 - 941年)は、高麗建国期の軍人。諡号は忠節。朝鮮氏族の茂松庾氏の始祖で、先祖は、新羅初期に中国から新羅に帰化した庾荀悠である。

丁德盛(チョン・ドクソン、)は、中国唐の翰林学士であり、朝鮮氏族の押海丁氏の始祖である。中国唐の文宗時代に、翰林学士を務め大陽君に封ぜられたが、宣宗に対して軍事に関する諫言を行っため、853年に全羅南道押海島に流刑され、新羅に帰化して押海丁氏の始祖となった。

丘 大林()は、朝鮮氏族の平海丘氏の始祖である。丘大林は663年に中国唐から使臣として日本に行っている途中に日本海で難破、慶尚北道に漂着、海岸の南側の美浦に定着、朝鮮に帰化した。

元鏡(げんきょう、)は、中国唐の翰林学士であり、朝鮮の氏族の原州元氏の始祖である。中国唐の太宗から高句麗に八学士の一人として朝鮮に派遣された。元鏡は、中国の原城出身であり、元々の名は元慶である。

厳 林義()は、中国唐の文官であり、朝鮮氏族の寧越厳氏の始祖である。中国唐出身で、新羅景徳王時代に唐玄宗の波楽使として新羅に派遣されたが、唐で政変が起きたため、奈城郡に安住することとなった。

呂御梅( または )は、中国唐の学者であり、朝鮮氏族の咸陽呂氏の始祖である。萊州出身、唐の翰林学士で、黄巣が反乱を起こした877年(乾符4年)、新羅に帰化した。慶尚北道星州郡の碧珍面に定着して、高麗時代に典書を務めた。

周璜()は、中国唐の学者であり、朝鮮氏族の草渓周氏の始祖である。中国唐の翰林学士であり、新羅孝恭王11年に帰化した。周璜は、中国周王室の末裔の家系に生まれた。中国唐の翰林学士だったが、五代十国時代の戦乱を避けるため新羅に亡命した。

周頤()は、新羅の文官であり、朝鮮氏族の尚州周氏の始祖である。中国唐出身であり、唐徳宗の時代に兵部侍郎を務め、786年に副使として新羅に派遣され、侍衛府大監・兵部令・尚州摠管を務めて帰化した。周頤の息子の周璜は、唐に戻り、翰林学士となり、新羅帰国後、礼部卿を務めた。

安邦俊()は、中国唐の翰林学士であり、朝鮮氏族の竹山安氏の始祖である。旧名は李枝春。807年に中国唐から新羅に渡来した。唐は新羅の哀荘王から倭寇を処罰して欲しい旨の奏上があり、唐は安邦俊の父の李瑗を新羅に派遣、その後、安姓を下賜され、新羅に定住した。

崔陞()は、朝鮮氏族の忠州崔氏の始祖である。中国唐の出身であり、846年に新羅が凶作となり、盗賊が蔓延したため、唐武宗の命令を受け、兵馬使として新羅に渡来した。889年に、唐昭宗の命令を受けて上将軍に任命され、京奴などの反乱を平定した功績から、銀青光禄大夫に任命された。

康 虎景(カン・ホギョン、)は、『高麗史』や『』など朝鮮史書において遡ることができる高麗の初代王王建の最古の先祖であり、王建の7代先祖である。朝鮮の氏族の信川康氏の始祖である。康虎景は、中国陝西省京兆郡出身の康叔の次男の67代子孫である。

廉 邢明()は、高麗の文官であり、朝鮮氏族の坡州廉氏の始祖である。中国後唐の混乱を避けるために新羅の峰城に帰化した。廉邢明は、高麗太祖を支援して三韓統一に功績を挙げ、三韓壁上功臣に封ぜられた。

張貞弼(ちやん しよんひる、)は、後三国時代の豪族であり、朝鮮氏族の安東張氏の始祖である。

徐神逸(ソ・シニル、、生没年不詳)は、朝鮮氏族の利川徐氏の始祖である。箕子朝鮮の建国者箕子の40代子孫の準王の子孫である。箕子朝鮮の建国者箕子の40代子孫の準王が衛満のクーデターを避けるため、利川の徐河城(서하성)に逃亡し、地名から姓を徐とした。

方智()は、中国唐の学者であり、朝鮮氏族の温陽方氏の始祖である。中国唐の翰林学士として669年に羅唐同盟の文化使節として、新羅に九経をもたらし、その後、嘉猷県に定着した。

李 茂()は、中国唐の将軍である。660年に唐軍の蘇定方が百済を征伐した際の時の中郎将である。李茂は、戦後、新羅に帰化した。朝鮮氏族の延安李氏の始祖である。

林 八及()は、中国唐の翰林学士であり、朝鮮氏族の平沢林氏の始祖である。林八及は、唐の八学士の1人として新羅に帰化した。

殷 洪悦()は、朝鮮氏族の幸州殷氏の始祖である。中国唐出身の八学士の1人であり、850年に新羅へと派遣され、幸州に定着する。殷洪悦は新羅時代に太子太師・寶文閣大提学を務めた。

独孤公舜()は、中国唐の学者であり、朝鮮氏族の南原独孤氏の始祖である。中国河南省出身。独孤公舜は、中国唐の八学士の一人として、新羅に派遣され、その後帰化した。独孤公舜の子孫には、高麗の忠粛王時代に南原君に封ぜられた独孤信がいる。

玉眞瑞()は、中国唐の翰林学士であり、朝鮮氏族の宜寧玉氏の始祖である。中国唐から高句麗に八学士の1人として派遣され、高句麗滅亡後新羅に入国し、国学教授を務め、宜春君に封ぜられ、文恵という諡号を受けた。