花山院 兼子(かさんのいん かねこ、文安5年〈1448年〉 - 永正10年8月17日〈1513年9月16日〉)は、室町時代中期の女官で、後土御門天皇の宮人。贈太政大臣の花山院持忠の娘で、政長の姉に当たる。東御方・花山院上臈局と称した。

勧修寺 房子(かんじゅうじ ふさこ、生没年不詳)は、後土御門天皇の典侍。父は准大臣の勧修寺教秀。新大納言典侍局と称した。

甘露寺 経子(かんろじ つねこ、生没年不詳)は、後小松天皇の典侍。父は権大納言の甘露寺兼長。大納言典侍と称した。

三条 冬子(さんじょう ふゆこ、1441年(嘉吉元年) - 1489年10月3日(延徳元年9月9日))は、後花園天皇の後宮。父は左大臣の三条実量。上臈局と称した。従三位。

高倉 量子(たかくら かずこ、生没年不明)は、後奈良天皇の典侍。父は参議の薄以緒。養父は権大納言の高倉永家。通称は新内侍、藤内侍、勘解由小路局。藤原量子とも呼ばれる。

高倉 継子(たかくら つぐこ、? - 1527年(大永7年))は、後柏原天皇の掌侍。父は権中納言の高倉永継。藤原継子とも呼ばれる。勾当内侍と称した。

西洞院 時子(にしのとういん ときこ、? - 寛文元年7月27日(1661年8月21日))は、後陽成天皇の掌侍。父は参議の西洞院時慶。通称は新内侍、平内侍、勘解由小路局。平時子とも呼ばれる。

庭田 具子(にわた ともこ、? - 1627年(寛永3年12月))は、後陽成天皇の典侍。父は権大納言の庭田重具。良純入道親王の生母。通称は権典侍局、源大典侍局。源具子とも呼ばれる。

庭田 源子(にわた もとこ、1479年(文明11年) - 1526年5月24日(大永6年4月13日))は、後柏原天皇の典侍。父は権大納言の庭田雅行。源源子とも呼ばれる。新典侍局と称した。

日野 郷子(ひの さとこ、生没年不詳)は、後花園天皇の典侍。父は権大納言の日野秀光。養父は権中納言の広橋兼郷。大納言典侍、権典侍、新典侍と称した。初名は数子。藤原郷子とも呼ばれる。

日野 輝子(ひの てるこ、天正9年(1581年)- 慶長12年5月20日(1607年7月13日))は、安土桃山時代の女官。女房名は藤大典侍局(とうのおおすけのつぼね)。権大納言日野輝資の女。慶長7年(1602年)に尊性入道親王を生む。慶長12年死去、享年27。

日野 光子(ひの みつこ、生没年不詳)は、室町時代の女官。父は日野有光。称光天皇の典侍となり、権大納言典侍の女房名を受けた。本姓での呼称は藤原光子。

広橋 国子(ひろはし くにこ、大永4年(1524年) - 弘治3年9月11日(1557年10月3日))は、後奈良天皇の典侍。父は内大臣の広橋兼秀。藤原国子とも呼ばれる。従三位。

広橋 具子(ひろはし ともこ、生没年不明)は、後奈良天皇の掌侍。父は参議の水無瀬季兼。養父は准大臣の広橋守光。通称は卿内侍、勾常内侍、新大典侍、大納言典侍。水無瀬具子、藤原具子とも呼ばれる。従三位。

五辻 朝子(いつつじ あさこ、生没年不詳)は、称光天皇の内侍。父は内蔵権頭の五辻朝仲。新内侍と称した。源朝子とも呼ばれる。