ヒマヴァット(、「雪に覆われた」の意)とは、インドの山神でヒマラヤ山脈(ヒマヴァット山脈とも呼ばれる)の神格化である。ヒマヴァットは古代ネパールのの統治者であり、叙事詩『マハーバーラタ』にも登場する。

キーチャカ(, )は、インド神話の人物である。マツヤ国の軍司令官。叙事詩『マハーバーラタ』によるとスータの王ケーカヤの子で、兄弟に1人の妹スデーシュナーと、ウパキーチャと呼ばれる105人の弟がいる。パーンダヴァの妻ドラウパディーに横恋慕し、乱暴な行動をとったために殺された。

プラデュムナ(, )は、インド神話の人物である。愛神カーマの生まれ変わりとされ、ヴリシュニ族の王クリシュナとルクミニーの子。チャールデーシュナ、スデーシュナ、チャールデーハ、スチャール、チャールグプタ、バドラチャール、チャールチャンドラ、ヴィチャール、チャールと兄弟。

アニルッダ(, )は、インド神話の人物である。「妨害されない者」の意。ヴリシュニ族のプラデュムナとルクミンの娘ルクマヴァティーの子で、クリシュナの孫にあたる。アスラ族の王バーナの娘ウーシャーと結婚し、ヴァジュラをもうけた。

ブーリシュラヴァス(, )は、インド神話の人物である。クル族の王族に属する。ヤドゥ族の英雄の1人サーティヤキの宿命的な敵対者であり、クル・クシェートラの大戦争でカウラヴァの武将として戦った。

マードリー(, )は、インド神話の女性である。叙事詩『マハーバーラタ』によるとの王の娘で、パーンドゥの第2の妻となり、双生児ナクラとサハデーヴァを生んだ。

ガーンダーリー(, )は、インド神話の女性である。叙事詩『マハーバーラタ』によると、ガンダーラ国の王スバラの娘で、シャクニの姉妹。クル族の盲目の王ドリタラーシュトラと結婚し、ドゥルヨーダナをはじめとするカウラヴァと呼ばれる100人の王子と、1人の王女ドゥフシャラーを生んだ。

バブルヴァーハナ(, )は、インド神話の人物である。叙事詩『マハーバーラタ』によると、カリンガ国のマニプーラ(あるいはマナルーラ。ベンガル地方東部のマニプール)の王チトラヴァーハナの1人娘チトラーンガダーとパーンダヴァ5兄弟の1人アルジュナとの間に生まれた子。

バラタ( )は、インド古代の伝説的な王。バラタ族の祖とされる。『マハーバーラタ』では世界(インド亜大陸)全体を支配した皇帝(サムラート)とする。インドを「バーラタヴァルシャ」()と呼ぶのははバラタにもとづく。

マリーチ( )は古代インドの神話上のリシ。神々(デーヴァ)とアスラ双方を生んだカシュヤパの父とされる。プラジャーパティのひとりとされ、サプタルシ(七聖仙)のひとりにあげられることもある。

ドゥフシャンタ( )は、ドゥシヤンタ( )、ドゥシュマンタ( Duṣmanta)などとも呼ばれ、古代インドのプール族の伝説的な王。シャクンタラーと結婚し、バラタを生んだ。

ヤマ( )は、インド神話における人類の始祖であり、また死者の主。仏教の閻魔はヤマに由来する。

カールタヴィーリヤ・アルジュナ( )あるいはカールタヴィーリヤールジュナ( )は、インド神話に登場するハイハヤ族の王で、マーヒシュマティーを都として世界を支配したと伝えられる。1000本の腕を持つ無敵のクシャトリヤだったが、ブリグ族のバラモンの子パラシュラーマに殺された。

ドゥルヴァーサス( )は古代インドの伝説上のリシ。非常に強力な呪力を持つが、短気で怒りやすい人物と伝えられ、さまざまなインド文学作品において事件を引き起こしている。名前はドゥルヴァーサ( )とも。