トルン・チェルビ(、、生没年不詳)は、コンゴタン氏出身のチンギス・カンに仕えた千人隊長の一人。漢文史料では脱忽闌闍里必(『元史』)/脱欒扯児必(『元朝秘史』)、『集史』などのペルシア語史料ではTūlūn Jarbīと記される。

趙 柔(ちょう じゅう)は、金朝末期からモンゴル帝国初期にかけて活躍した人物。

サリクタイ(、? - 1233年1月27日)は、モンゴル帝国の将軍の一人。タンマチ(辺境鎮戍軍)を率いて高麗を攻めた事で知られる。『元史』では撒礼塔/撒里台/撒礼答/撒里答と記され、あるいはサリクタイ・コルチ(>撒礼塔火児赤/sālǐdāhuǒérchì)とも。

フス・メリク(,,? - 1255年)とは、13世紀初頭にチンギス・カンに仕えた将軍。『元史』などの漢文史料では曷思麦里と記される。

ジョチ・チャウルカン(,,? - ?)とは、13世紀初頭のトランギト・ジャライル氏族長で、チンギス・カンに仕えてモンゴル帝国の千人隊長となった人物。

タガチャル(、、? - 1238年)は、13世紀初頭のフーシン部出身で、モンゴル帝国の華北方面タンマチ(辺境鎮戍軍)副司令官を務めた人物。『元史』などの漢文史料では塔察児(tǎcháér)と記される。

テムデイ(,,? - ?)とは、13世紀初頭のトランギト・ジャライル出身で、モンゴル帝国の華北方面タンマチ(辺境鎮戍軍)司令官を務めた人物。

アウルクチ(,, 生没年不詳)とは、トランギト・ジャライル出身で、モンゴル帝国の華北方面タンマチ(辺境鎮戍軍)司令官を務めた人物。『元史』などの漢文史料では奥魯赤(àolŭchì)と記される。

ジルワダイ(、、生没年不詳)は、13世紀初頭にチンギス・カンに仕えたコンギラト部族長デイ・セチェンの子孫。1276年に生じた「シリギの乱」に呼応して挙兵し、コンギラト部の根拠地の応昌を包囲したが、クビライの派遣した遠征軍によって叛乱は鎮圧されジルワダイは殺された。

孔 元(こう げん、? - 1282年)は、13世紀後半にモンゴル帝国及び大元ウルスに仕えた漢人将軍の一人。字は彦亨。

シクドゥル(,,? - ?)とはキプチャク部出身で、13世紀末に大元ウルスに仕えた人物。『元史』などの漢文史料では昔都児(xīdōuér)と記される。

トトガク(,, 1237年 - 1297年)は、キプチャク部出身で、13世紀末に大元ウルスに仕えキプチャク人軍団の指揮官として活躍した人物。

バイバク(、、? - 1276年)は、クビライに仕えたコンゴタン出身の万人隊長。『元史』などの漢文史料では伯八(bǎibā)と記される。

ミンガン(、? - 1303年)は、カンクリ部出身で、クビライに仕えた将軍の一人。『元史』などの漢文史料では明安(míngān)と記される。名の「ミンガン」とは、「1千(千人隊長)」の意。

クチュ(Küčü, ? - ?)は、モンゴル帝国のオッチギン王家に仕えた千人隊長の一人。ウドイト・メルキト族の出身であった。『モンゴル秘史』では曲出(qūchū)、或いは古出(gŭchū)と記され、後者に従ってグチュ(Güčü)とも表記される。

ココチュ(Kököčü, ? - ?)は、モンゴル帝国のオッチギン王家に仕えた千人隊長の一人。ベスト部の出身であった。『モンゴル秘史』では闊闊出(kuòkuòchū)と表記される。

コルコスン(Qorqosun, ? - ?)は、モンゴル帝国のオッチギン王家に仕えた千人隊長の一人。『元史』などの漢文史料では火魯和孫(huŏlŭhésūn)、『元朝秘史』では豁児豁孫(huōérhuōsūn)と記される。

ジェブケ(J̌ebke、生没年不詳)は、モンゴル帝国のカサル王家に仕えた千人隊長の一人で、ジャライル部の出身。『モンゴル秘史』では者卜客(zhĕbŭkè)と記される。

チャウルカン(Ča'urqan, ? - ?)は、モンゴル帝国のカチウン王家に仕えた千人隊長の一人で、ウリヤンハン部の出身。

ブカ・キュレゲン(、、生没年不詳)は、13世紀初頭にチンギス・カンに仕えたバヤウト部出身の千人隊長の一人。