蘇 武(そ ぶ、紀元前140年頃? - 紀元前60年)は、前漢の人。字は子卿。京兆尹杜陵県の出身。父は衛尉の蘇建。兄の蘇嘉、弟の蘇賢の3兄弟で、他に妹が2人いた。漢で結婚した妻との間に蘇元と娘2人がおり、匈奴での妻と蘇通国を儲けた。

桑 弘羊(そう くよう、そう こうよう、紀元前150年代 - 紀元前80年)は、前漢の政治家・財政家。武帝期に均輸・平準法・専売制の実施など財政面で大きな力を振るった。

荘 助(そう じょ、? - 紀元前122年)は、前漢の人。会稽郡呉県の人。漢の武帝の側近。呉王劉濞や梁王劉武に仕えた遊説の士荘忌の子とも同族とも言う。姓の「荘」が後漢の明帝の名であるため、『漢書』等では諱を避けて「厳助」と表記している。

張 安世(ちょう あんせい、? - 紀元前62年)は、前漢の人。字は子孺。京兆尹杜陵県(現在の陝西省西安市雁塔区曲江街道三兆村の北西)の人。酷吏として有名だった御史大夫の張湯の子。掖庭令の張賀の弟。・張延寿の父。武帝・昭帝・宣帝に仕えた。

張 賀(ちょう が、生没年不詳)は、前漢の人。京兆尹杜陵県(現在の陝西省西安市雁塔区曲江街道三兆村の北西)の人。御史大夫の張湯の子で、衛将軍の張安世の兄。

張 騫(ちょう けん、? - 紀元前114年)は、中国前漢の軍人・外交官。漢中郡城固県の出身。武帝の命により匈奴に対する同盟を説くために大月氏へと赴き、漢に西域の情報をもたらした。

趙 充国(ちょう じゅうこく、紀元前137年 - 紀元前52年)は、前漢の将軍。字は翁孫。隴西郡上邽県の人で、後に金城郡令居県に移住した。

張 湯(ちょう とう、? - 紀元前116年)は、前漢の人。京兆尹杜陵県(現在の陝西省西安市雁塔区曲江街道三兆村の北西)の人。酷吏として有名な人物。張賀・張安世の父である。

鄭 当時(てい とうじ、生没年不詳)は、前漢の人。字は荘。淮陽郡の人。漢の武帝の時代の大臣。鄭の幽公の七世の孫にあたる。

田 広明(でん こうめい、? - 紀元前71年)は、前漢の人。字は子公。京兆尹鄭県の人。御史大夫となった。

田 千秋(でん せんしゅう、? - 紀元前77年)は、前漢の政治家。車千秋とも称する。身長八尺(184ｃｍ)、極めて麗しい外見であったという。

田 蚡(でん ふん、? - 紀元前131年)は、前漢の人。母は劉邦が皇帝に即位した時の燕王である臧荼の孫の臧児で、漢の景帝の王皇后の異父弟にあたる。長陵で生まれた。武帝の時に丞相に至った。

杜 周(と しゅう、? - 紀元前94年)は、前漢の武帝時代の酷吏と呼ばれた官吏の一人。字は長孺。南陽郡杜衍県(現在の河南省南陽市臥竜区)の人。

竇 嬰(とう えい、? - 紀元前131年)は、前漢の人。字は王孫。広川国観津県の人。文帝の皇后の従兄の子。

董 仲舒(とう ちゅうじょ、紀元前176年? - 紀元前104年?)は、前漢の儒学者・『春秋』学者。広川国の人。儒家の思想を国家教学とすることを献策した人物。その思想の最大の特徴は「災異説」。

東方 朔(とうぼう さく、拼音：Dōngfāng Shuò、紀元前154年 - 紀元前93年)は、前漢の武帝時代の政治家。字は曼倩。平原郡厭次県(現在の山東省浜州市恵民県)の人。

寧 成(ねい せい、生没年不詳)は、前漢の武帝時代の酷吏と呼ばれた官吏の一人。南陽郡穣県(現在の河南省南陽市鄧州市)の人。

馬 何羅(ば から、? - 紀元前88年)は、前漢の人。右扶風茂陵県の人。重合侯馬通の兄。

李 陵(り りょう、? - 紀元前74年)は、前漢の軍人。字は少卿。匈奴を相手に勇戦しながらも敗北して抑留され、以降匈奴の地で生涯を終えた。

李 延年(り えんねん、生没年不詳)は、前漢の人。中山郡の人。武帝に仕えた楽人。妹は武帝の寵姫李夫人。兄弟に将軍となった李広利がいる。傾城傾国の故事で知られる。