懐嬴(かいえい、生没年不詳)は、秦の穆公の娘。晋の懐公の正夫人、後にその叔父文公の第9夫人になった。懐嬴の懐は「晋の懐公の夫人」の意で、嬴は母国である秦の国姓であり、つまり「晋の懐公の嬴姓の夫人」という意味である。

穆姫(ぼくき、生没年不詳)は、秦の穆公の夫人。

伯嬴(はくえい、生没年不詳)は、楚の平王の夫人で、昭王の母。

司馬 靳(しば きん、生没年不詳)は、中国戦国時代の秦の将軍。夏陽(現在の陝西省渭南市韓城市)の人。司馬錯の孫で司馬遷の七世の祖。昭襄王に仕えた。

烏 獲(う かく、生没年不詳)は、中国戦国時代の秦の将軍。武王に仕えた。

王 稽(おう けい、? - 紀元前255年)は、中国戦国時代に秦に仕えた人物。昭襄王の謁者を務めていた時期に魏に使者として派遣され、范雎を救った事がよく知られている。

奐(かん、生没年不詳)は、中国戦国時代に秦に仕えた軍人または政治家。姓は不明。昭襄王の時代、楚との戦の記録にその名が見られる。

向 寿(しょう じゅ、生没年不詳)は、中国戦国時代末期の秦の政治家。宣太后の甥で公子稷(後の昭襄王)と共に育てられ、その即位後は大臣として仕え甘茂の亡命後に丞相となった。

任 鄙(じん ひ、? - 紀元前288年)は、中国戦国時代の秦の政治家・軍人。武王の時期に孟賁や烏獲・夏育と並び称され高官に取り立てられた著名な大力士の一人であった。

宣太后(せんたいごう)は、中国戦国時代の楚の公女で秦の王太后。本名と両親は不明。姓は羋、別号を羋八子。恵文王の側室で昭襄王・涇陽君(公子巿)・高陵君(公子悝)の生母であり、義渠の戎王との間にも2子を成したと言われる。始皇帝嬴政の高祖母にあたる。

鄭 安平(てい あんぺい、? - 紀元前255年)は、中国戦国時代の人物。戦国七雄の一つ、魏の出身で後に秦、更には趙に仕えて武陽君の名を賜った。

羋 戎(び じゅう、紀元前332年 - 紀元前262年)は、中国戦国時代後期の楚の公族であり秦の政治家。秦の昭襄王の生母の宣太后(恵文君夫人)の弟。

孟 賁(もう ほん、? - 紀元前307年)は、中国戦国時代の衛または斉の出身で秦の将軍。武王に仕えた。またの名は孟説。

華陽太后(かようたいごう)は、楚の公女で秦の王太后。諱と父母は不明で、姉(諱は不明)と弟の陽泉君がいる。秦の孝文王の継室。継子の子楚が荘襄王として即位前は華陽夫人或いは華陽后と呼ばれ、即位後は華陽太后と呼ばれるようになった。

姚 賈(よう か、生没年不詳)は、中国戦国時代末期から秦代に趙・秦に仕えた梁国(魏)出身の人物で縦横家または政治家。元は貧民の出自であり、父親は城門の衛兵であった。

恵文后(けいぶんこう)は、中国戦国時代の秦の王后。『史記集解』によると楚の出身で魏姓。本名と両親は不明。秦の恵文王の正室であり武王の母親。昭襄王の義理の母にあたる。

夏姫(かき)は、中国戦国時代の秦の孝文王の側室の一人で実子の荘襄王即位後に秦の王太后となる。姓および諱や生地は共に不明。始皇帝嬴政の祖母。

子傒(しけい、生没年不詳)は、中国戦国時代の秦の公子。姓は嬴。安国君(後の孝文王)の庶子で昭襄王の孫。始皇帝の父である荘襄王の異母兄弟。

唐太后(とうたいごう、またはとうたいこう、生没年不詳)は、秦の王太后。本名と両親は不明。昭襄王の側室または妾で後宮での位階は八子の為、唐八子とも。子は後に昭襄王の跡を継ぎ孝文王となる安国君こと公子柱。

悼太子(とうたいし、? - 紀元前267年)は、中国戦国時代の秦の第28代君主、第3代の王である昭襄王の長子。姓は嬴、諱は不明。魏への人質として出されており、紀元前267年に魏で亡くなった。