町尻 量衡(まちじり かずひら)は、幕末の公家、明治期の政治家。子爵。町尻家10代当主・石高30石。

冷泉 為柔(れいぜい ためとう)は、江戸時代後期から明治時代にかけての貴族。維新後、子爵。冷泉家17代当主。

久我 建通(こが たけみち、)は、江戸時代後期の公卿。関白・一条忠良の子。内大臣・久我通明の養子。官位は正二位・内大臣、維新後従一位、勲一等。久我家34代当主。翠君、素堂と号した。

裏松 恭光(うらまつ ゆきみつ)は、江戸時代後期の公卿。裏松明光の養子。官位は従三位・権大納言。

正親町 雅子(おおぎまち なおこ、享和3年11月1日(1803年12月14日) - 安政3年7月6日(1856年8月6日))は、江戸時代後期の女院(最後の女院)。父は正親町実光。母は四辻公亨の娘千栄子。子に孝明天皇のほか二皇子一皇女をもうけた。

九条 尚忠(くじょう ひさただ)は、江戸時代後期の公卿。左大臣・二条治孝の十一男。実兄で権大納言・九条輔嗣の養子。官位は従一位・関白。九条家29代当主。孝明天皇の妃・夙子(英照皇太后)は長女、大正天皇の后・貞明皇后は長男・道孝の四女。昭和天皇の曽祖父にあたる。

津軽 尹子(つがる ただこ、嘉永元年12月11日(1849年1月5日) - 明治33年(1900年)6月6日)は、幕末の津軽藩主(のち伯爵)津軽承昭の継室。信君と称す。関白近衛忠煕の六女。

近衛 忠熈(このえ ただひろ、)は、江戸時代後期の公卿。官位は従一位・左大臣、関白。贈正一位。勲一等。翠山と号す。左大臣を務めた近衛基前の長男として生まれ、近衛家の第27代当主となった。母は徳川宗睦の養女(松平義当の娘)・静子。左大臣や関白などを歴任し、公武合体派として活動した。

近衛 忠房(このえ ただふさ、)は、幕末期の公家。官位は従一位・左大臣。号は光山。

三条 実万(さんじょう さねつむ、)は、江戸時代後期の公卿。内大臣・三条公修の子。官位は従一位・内大臣、贈右大臣、贈正一位。明治期の元勲・三条実美の父。明治維新で忠成公の諡号を贈られた。

鷹司 輔煕(たかつかさ すけひろ、名の表記は輔凞、輔熈とも)は、江戸時代末期(幕末)の公卿。孝明天皇時代の関白、藤原氏摂関家鷹司家の当主。

鷹司 輔政(たかつかさ すけまさ)は、江戸時代末期(幕末)の公家。父は関白鷹司輔煕。母は一条忠良の娘・崇子。妻は蜂須賀斉裕の養女・倫子(実父は蜂須賀休栄の娘婿・隆芳)。東山天皇の男系6世子孫である。

鷹司 政通(たかつかさ まさみち)は、江戸時代の公家。曽祖父は閑院宮直仁親王。祖父は関白・鷹司輔平。父は関白・鷹司政煕、母は正室で徳島藩主・蜂須賀重喜の娘・蜂須賀儀子。正室は水戸藩主・徳川治紀の娘・鄰姫(徳川清子)。

中山 忠愛(なかやま ただなる)は、江戸時代後期の公卿。准大臣・中山忠能の長男。字は子誠、号は東園。官位は従四位右近衛中将。維新後は華族。中山家25代当主。

中山 忠光(なかやま ただみつ)は、江戸時代後期(幕末期)の公家。極官は従四位下侍従。過激な攘夷論者であり、天誅組の変を起こしたが敗れ、後に暗殺された。

二条 斉敬(にじょう なりゆき、)は、江戸時代後期から明治時代にかけての公卿。左大臣・二条斉信の次男。官位は従一位、関白、左大臣。二条家26代当主。日本史上最後の関白であり、人臣としては最後の摂政。茶の湯を嗜み、自作の茶杓などが現存している。

姉小路(あねのこうじ、文化7年2月12日(1810年3月16日) - 明治13年(1880年)8月9日)は、幕末の大奥の上臈御年寄。諱は勝子。小上臈の時はいよ(伊与子)と称し、大奥を退いた後は勝光院(しょうこういん)と称した。

花野井(はなのい、? - 1873年(明治6年))は、幕末の水戸藩の女中。名は理子。父は橋本実誠、兄に橋本実久、妹に大奥の権力を握った姉小路がいる。和宮の大叔母にあたる。

橋本 麗子(はしもと れいこ)は、幕末から明治時代の公家女性。橋本実麗の娘。義兄に橋本実梁。同母妹に池尻胤房の正室橋本松子。子に明治天皇の権典侍橋本夏子。また、叔母・橋本経子(観行院)は仁孝天皇の典侍で和宮の生母であり、麗子は和宮の従姉に当たる。

広橋 光成(ひろはし みつしげ)は、江戸時代後期の公卿。広橋伊光の孫、広橋胤定の子。官位は従一位。広橋家25代当主。