紀 今守(き の いまもり)は、平安時代初期から前期にかけての貴族。常陸守・紀真人の子。官位は正四位下・播磨権守。

紀 名虎(き の なとら)は、平安時代初期の貴族。中納言・紀勝長の子。官位は正四位下・刑部卿。

紀 広浜(き の ひろはま)は、平安時代初期の貴族。大納言・紀古佐美の長男。官位は正四位下・参議。

紀 深江(き の ふかえ)は、平安時代初期の貴族。尾張守・紀田上の子。官位は従四位上・伊予守。

紀 百継(き の ももつぐ)は、平安時代初期の公卿。右兵衛督・紀木津魚の長男。官位は従二位・参議。

紀 善峯(き の よしみね)は、平安時代初期の貴族。名は善峰・善岑とも記される。参議・紀広浜の子。官位は従四位上・美濃守。

紀 淑人(き の よしと/よしひと)は、平安時代前期から中期にかけての貴族・歌人。中納言・紀長谷雄の次男。官位は従四位下・河内守。

紀 斉名(き の ただな)は、平安時代中期の貴族・文人。氏姓は田口朝臣のち紀朝臣。官位は従五位上・式部少輔。

紀 文幹(き の ふみもと)は、平安時代中期の貴族・歌人。参議・紀淑光の子。官位は従五位下・信濃守。

紀 種子(き の たねこ/しゅし、生年不詳 - 貞観11年(869年))は、平安時代初期の女官。刑部卿・紀名虎の娘で、仁明天皇の更衣。眞子内親王・常康親王の生母。承和6年(839年)正月8日、無位から正五位下に叙せられる。

紀 乙魚(き の おといお / おとな、? - 承和7年5月5日(840年6月8日))は、平安時代前期の女官。桓武天皇の女御。官位は従四位下。

小鹿火 宿禰(おかひ の すくね、生没年不詳)は、古墳時代の豪族で都怒国造の一人。角臣小鹿火(つの の おみ おかひ)とも記される。父は初代都怒国造の田鳥宿禰とされるが、紀小弓の息子とする説もある。

蘭庭 明玉禅尼(らんてい みょうぎょくぜんに、延文元年(正平11年)(1356年) - 嘉吉2年7月20日(1442年8月25日))は、南北朝時代から室町時代の大名・伊達政宗の妻。輪王寺殿とも。

紀 鹿人(き の ししひと/かひと)は、奈良時代の官人・歌人。官位は外従五位上・大炊頭。

紀 小鹿(き の おしか、生没年未詳)は、奈良時代中期の歌人。紀 女郎(き の いらつめ)ともいう。

紀 男梶(き の おかじ、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。名は小楫・男楫とも表記される。中納言・紀麻路の子。官位は従五位下・和泉守

紀 弓張(き の ゆみはり、生没年不詳)は、飛鳥時代の人物。姓は朝臣。冠位は直広肆。

紀 佐比物(き の さいもち、生没年不詳)は、奈良時代の官人。名は雑物とも記される。直広肆・紀弓張の子。官位は外従五位下・右衛士佐。

莵道彦(うじひこ(『日本書紀』))または宇豆比古(うずひこ(『古事記』))は、記紀に登場する古墳時代の豪族で紀国造の一人。娘婿の武内宿禰の子孫を通じて紀氏の祖にもなっている。

紀 塩手(き の しおて)は、飛鳥時代の人物。紀塩手推古天皇の没後、皇位継承者に山背大兄王を推薦した。子に紀大口がいる。