ミリチャル(、、? - 1267年)は、13世紀後半にモンゴル帝国の華北方面タンマチ(辺境鎮戍軍)副司令官を務めた人物。『元史』などの漢文史料では密里察児(mìlǐcháér)と記される。

オロチン・キュレゲン(、生没年不詳)は、13世紀初頭にモンゴル帝国に仕えたコンギラト部出身の万人隊長(トゥメン)。『元史』などの漢文史料では斡羅陳(wòluóchén)と記される。

スケゲイ・ジェウン(、生没年不詳)とは、13世紀前半に活躍したモンゴル帝国建国の功臣の一人。『元朝秘史』などの漢文史料では速客該 者温(sùkègāi zhěwēn)と表記される。

テムル・キュレゲン(,? - ?)とは、13世紀初頭にモンゴル帝国に仕えたコンギラト部出身の万人隊長(トゥメン)。『元史』などの漢文史料では帖木児(tièmùér)と記される。

テムル(、生没年不詳)とは、13世紀初頭にチンギス・カンに仕えたスニト部出身の千人隊長の一人。『元朝秘史』などの漢文史料では帖木児(tièmùér)、『集史』などのペルシア語史料ではتيمور(tīmūr)と記される。

ムルカルクゥ()とは、13世紀初頭にチンギス・カンに仕えたジャダラン氏出身の千人隊長。『元朝秘史』では木勒合勒忽(mùlèhélèhū)と記される。

アラワルス(、生没年不詳)とは、モンゴル帝国に仕えたウイグル人の一人。『元史』における漢字表記は阿剌瓦而思(ālàwǎérsī)。

クルムシ(、生没年不詳)とは、大元ウルスに仕えたバルラス部出身の千人隊長。『元史』などの漢文史料では忽林失(hūlínshī)と表記される。

フメゲイ(、生没年不詳)とは、大元ウルスに仕えた官僚の一人。『元史』における漢字表記は旭邁傑(xùmàijié)で、「フメゲイ(Hümegei)」とは「臭」を意味するモンゴル語に由来する人名。

テゲ・コルチ(、生没年不詳)は、モンゴル帝国の将軍の一人。金末にマンチュリアで自立して大真国を建国した蒲鮮万奴の息子にあたる。史料によって様々な表記がされており、『元史』では帖哥、『高麗史』では迪巨と表記される。

アルタン(、? - 1309年)は、モンゴル帝国に仕えたムスリムの一人。『元史』などの漢文史料では按攤(àntān)と記される。

ハッジ・ハーシム(Hajji Hāšim；哈只哈心、1152年 - 1268年)は、モンゴル帝国に仕えたムスリムの一人。元来はイラン方面に居住していたが、イランを征服したフレグの使者として東アジア方面を訪れ、以後その子孫は東アジアに定着するようになった。

クトルク(、定宗2年(1247年) - 大徳10年1月6日(1306年1月20日))は、13世紀後半にモンゴル帝国に仕えたジャアト・ジャライル部出身の将軍。『元史』には立伝されていないが、『至正集』巻38「札剌爾公祠堂記」に「札剌爾(ジャライル)公」としてその事蹟が記される。

ダシュマン(、定宗3年(1248年) - 大徳8年7月25日(1304年8月26日))は、モンゴル帝国に仕えたムスリムの一人。『元史』には簡略な記述しかないが、『牧庵集』巻13「皇元高昌忠恵王神道碑銘」に詳細な事績が記されている。

唐 慶(とう けい、? - 1232年7月24日)は、金朝末期からモンゴル帝国初期にかけて活躍した人物。

ベルケ・ブカ(、、? - 1314年)は、13世紀後半から14世紀初頭にかけてモンゴル帝国の華北方面タンマチ(辺境鎮戍軍)副司令官を務めた人物。『元史』などの漢文史料では別里閣不花(biélǐgé bùhuā)と記される。

史 枢(し すう、1221年 - 1287年)は、モンゴル帝国に仕えた漢人軍閥の一人である。字は子明。析津府永清県の出身。

史 天安(し てんあん、承安4年(1199年)- 憲宗5年5月5日(1255年6月10日))は、モンゴル帝国に仕えた漢人軍閥の一人である。字は全甫。析津府永清県の出身。曾祖父は史倫。祖父は史成珪。父は史秉直。兄に史天倪、弟に史天沢がいる。子は史枢ら。

史 進道(し しんどう、1179年 - 1243年)は、モンゴル帝国に仕えた漢人軍閥の一人である。字は道遠。析津府永清県の出身。祖父は史倫。父は史成珪。兄に史秉直がいる。

岳 存(がく そん、1194年 - 1262年)は、金朝末期からモンゴル帝国初期にかけて活躍した人物。字は彦誠。大名府冠氏県の出身。