蔵宗・蔵安(くらむね・くらやす)は、室町時代の『鞍馬蓋寺縁起』などに登場する下野国高蔵山の盗賊。

藤原 俊祐(ふじわら の としすけ)は、田村語り並びに坂上田村麻呂伝説に登場する伝説上の人物。文献によっては、田村俊祐などとも記されている。

高丸(たかまる)は、鎌倉時代に記された清水寺の創建伝承に登場する陸奥国の伝説上の人物。南北朝時代には諏訪大社の縁起に取り込まれ、安倍氏悪事の高丸、安倍高丸などの名前で記された。

如蔵尼(にょぞうに、生没年不詳)は、平安時代の女性。平将門の娘(三女)とされる。 地蔵菩薩に深く帰依し、地蔵尼(じぞうに)とも呼ばれた。

桔梗の前(ききょうのまえ)は、平将門の妾であったとされている平安時代の女性。桔梗、桔梗姫、桔梗御前とも呼ばれる。

一寸法師(いっすんぼうし)は、日本の伽話の一つ。現在伝わっている話は御伽草子に掲載されたものが元となっている。

源 義次(みなもと の よしつぐ/尾頭 義次 おとう よしつぐ/鬼頭 義次 きとう よしつぐ)は、平安時代末期の武将。鬼頭氏の祖。尾頭次郎義次の名前で知られている。

かなつぶては、大和国奈良坂で金礫という武器を使って人々から略奪を働いたという化生の者。金礫、金飛礫とも。

千鶴御前(せんつるごぜん、生没年未詳)は、伊豆国で流人生活を送っていた源頼朝が、伊東祐親の娘(名は八重姫と伝承される)の間にもうけたとされる男児。千鶴丸、春若とも。

天道法師(てんどうほうし)は、対馬に伝わる伝説上の人物である。宝野上人(ほうやしょうにん)や天道菩薩とも呼ばれる。

珠名娘子(たまな の いらつめ)は、『万葉集』に登場する女性。

阿彦(読み方：？)は、『豊受太神宮禰宜補任次第』などに登場する、垂仁天皇の時代に存在したとされる伝説上の人物。

努理使主(ぬり の おみ、生没年不詳)は、応神朝に帰化した百済の人物。応神朝に帰化した百済からの渡来人であるが、さらに先祖を遡ると、中国周人であるとする説がある。怒理使主、乃里使主とも。

徳尼公(とく にこう/とく あまこう/とく あまぎみ)は、山形県酒田市において奥州藤原氏第3代・藤原秀衡の妹と伝えられる女性。近世酒田の有力者だった酒田三十六人衆のルーツを語る伝承において語られる。名は徳の前とも伝わる。

万徳使主(まんとく の おみ、生没年不詳)は、桑原史の祖。漢の高祖の7世の子孫。

弁内侍(べんのないし、生没年不詳)は、南北朝時代における南朝の女官。楠木正行との悲恋伝説で知られる。

かぐや姫(かぐやひめ);人物・生物*『竹取物語』の登場人物である月人の女性。なお、童話のタイトルに使われる場合もある。*大筒木垂根王の娘で垂仁天皇の妃・迦具夜比売命(かぐやひめのみこと)。*平安時代の右大臣・藤原実資の娘・千古の愛称(『大鏡』)。

はっけんどん、伯玄どんは、福岡県春日市伯玄町で伝承されている民話の1つ。無類の力持ちで、働き者で、頓智に富んだこの地方の有名な民話の主人公である。

お艶が岩(おえんがいわ、)は、群馬県前橋市の敷島公園内の池にある最大径約8メートルの褐赤色の巨石。おという娘にまつわる伝説の舞台である。

柘枝仙媛(つみのえのやまひめ)は、奈良時代・平安時代に大和国(現在の奈良県)の吉野川に伝わっていた伝説上の人物・仙女。『万葉集』や『懐風藻』、『続日本後紀』などに見える。