日下部 老(くさかべ の おゆ)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。姓は宿禰。官位は従四位下・右衛士督。

百済王 遠宝(くだらのこにきし えんぽう)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。贈外小紫・百済王昌成の子。官位は従四位下・左衛士督。

百済王 善光(くだらのこにきし ぜんこう)は、飛鳥時代の百済王族。名は扶余勇・禅広・余禅広など複数が確認されている。百済の第31代国王・義慈王の子。冠位は正広肆、贈正広参。

百済王 郎虞(くだらのこにきし ろうぐ)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。名は良虞とも記される。贈外小紫・百済王昌成の子。官位は従四位下・摂津亮。

久努 麻呂(くぬ の まろ)は、飛鳥時代の人物。氏は阿倍久努(あべのくぬ)とも記される。姓は臣のち朝臣。冠位は直広肆。

車持 千年(くらもち の ちとせ)は、奈良時代の歌人。姓は朝臣。車持氏(車持君・車持朝臣)は上毛野氏の同族で、上野国の地方豪族。

巨勢 紫檀(こせ の したの)は、飛鳥時代の貴族。名は辛檀努、志丹とも記される。姓は臣のち朝臣。小徳・巨勢大海の子。冠位は直大参・京職大夫。

巨勢 人(こせ の ひと)は、飛鳥時代の人物。名は比等、毘登とも書く。姓は臣。小徳・巨勢大海の子。天智天皇に仕えて御史大夫に昇り、672年の壬申の乱で大友皇子(弘文天皇)側の将軍となったが、内訌をおこして敗れ、乱後は流罪になった。

佐伯 大麻呂(さえき の おおまろ)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。名は太麻呂とも記される。官位は従四位下・尾張守。勲等は勲四等。

佐伯 大目(さえき の おおめ)は、飛鳥時代の人物。姓は連のち宿禰。冠位は贈直大弐。

佐伯 男(さえき の おとこ)は、飛鳥時代の人物。姓は連のち宿禰。官位は従五位上・大倭守。672年の壬申の乱で大友皇子(弘文天皇)のため筑紫国に遣わされたが任務に失敗した。

佐伯 広足(さえき の ひろたり)は、飛鳥時代の貴族。姓は連、のち宿禰。冠位は直広肆。

佐伯 麻呂(さえき の まろ)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。官位は従四位下・備後守。

佐伯 百足(さえき の ももたり)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。官位は従四位下・下総守。

坂本 財(さかもと の たから)は、飛鳥時代の人物。姓は臣。冠位は大錦上、贈小紫。672年の壬申の乱で大海人皇子(天武天皇)側にたって戦い、河内から倭(大和)に来る敵を防いで敗れた。

下毛野 石代(しもつけの の いわしろ)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。官位は従五位下・左京亮。

蘇我 安麻呂(そが の やすまろ)は、飛鳥時代後期の貴族。名は安麻侶、安摩侶とも書かれる。大紫・蘇我連子の子。子に石川石足がいる。官位は小花下・少納言。

当麻 桜井(たいま の さくらい)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。官位は従四位下・武蔵守。

当麻 智徳(たいま の ちとこ)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。名は智得とも記される。贈直大壱・当摩広麻呂の子とする系図がある。位階は従四位上。

当麻 豊浜(たいま/ たぎま の とよはま)は、飛鳥時代の貴族。姓は公、冠位は小紫。