延継笭()は、中国元の文官であり、朝鮮氏族の谷山延氏の始祖である。中国弘農郡出身。高麗で門下侍郎と神虎衛上将軍を務めた。延継笭の7代子孫は、高麗忠烈王に降嫁された荘穆王后の従臣の延壽菖である。延継笭の11代子孫の延柱は高麗で光禄大夫と三司左使を歴任した。

張貞弼(ちやん しよんひる、)は、後三国時代の豪族であり、朝鮮氏族の安東張氏の始祖である。

彭 逖()は、中国元の文官であり、朝鮮氏族の龍岡彭氏の始祖である。中国金陵出身。1351年に、恭愍王に降嫁された魯国公主の師父として高麗に入国した。彭逖の官職は内閣学士であり、その後、龍岡伯に封ぜられた。

徐神逸(ソ・シニル、、生没年不詳)は、朝鮮氏族の利川徐氏の始祖である。箕子朝鮮の建国者箕子の40代子孫の準王の子孫である。箕子朝鮮の建国者箕子の40代子孫の準王が衛満のクーデターを避けるため、利川の徐河城(서하성)に逃亡し、地名から姓を徐とした。

徐 趕()は、高麗の学者であり、朝鮮氏族の南陽徐氏の始祖である。高麗代に中国から帰化した。徐趕は、中国から八学士の一人として高麗に派遣され、その後、太師の官職と南陽君に封ぜられた。

懿恵王后 崔氏(いけいおうこう さいし、ウィヘワンフ チェシ、、生没年不詳)は、李氏朝鮮の初代国王李成桂の生母である。李成桂の父の李子春の正室。もともとの姓は趙であり、懿恵王后の父の名は趙祚()だったが、元朝の役職千戸(千人隊長)に任命されたことから、崔閑奇()に改名した。

房 季弘()は、高麗の文官であり、朝鮮氏族の南陽房氏の始祖である。中国唐の太宗時代の宰相である房玄齢の次男である房遺愛(房俊)が643年に高句麗の宝蔵王の要請で、高句麗に唐の八学士の一人として派遣され、その房遺愛の子孫として生まれた。

方智()は、中国唐の学者であり、朝鮮氏族の温陽方氏の始祖である。中国唐の翰林学士として669年に羅唐同盟の文化使節として、新羅に九経をもたらし、その後、嘉猷県に定着した。

李 奇()は、朝鮮氏族の泰安李氏の始祖である。中国唐出身である李昇南の子孫である。李奇は隴西出身であるが、高麗光宗時代に戦乱を避けるため高麗の泰安に亡命した。李奇の7代子孫の李蕆は、泰安を領地に下賜され、泰安府院君に封ぜられた。

李 茂()は、中国唐の将軍である。660年に唐軍の蘇定方が百済を征伐した際の時の中郎将である。李茂は、戦後、新羅に帰化した。朝鮮氏族の延安李氏の始祖である。

李 貴芝()は、高麗の文官であり、朝鮮氏族の太原李氏の始祖である。中国宋の太原出身であり、高麗忠烈王時代に戦乱を避けるため高麗に亡命して、礼曹司宰・漢城府尹を務めた。

杜 慶寧()は、中国北宋の文官であり、朝鮮氏族の杜陵杜氏の始祖である。中国京兆郡に起源を持ち、北宋の太宗時代に兵部尚書を務めた。杜慶寧は、北宋の真宗の王位継承問題について上訴を行い、真宗にの逆鱗に触れ、蘇州刺史に左遷された。

林 八及()は、中国唐の翰林学士であり、朝鮮氏族の平沢林氏の始祖である。林八及は、唐の八学士の1人として新羅に帰化した。

柳花夫人(りゅうかふじん/ユファブイン)は、河伯の娘。高句麗の建国者朱蒙の母。夫は解慕漱と金蛙王。『好太王碑』には「(朱蒙は)天帝の子、母は河伯の女郎」とある。『魏書』高句麗伝、『三国史記』高句麗本紀によると、河伯の女・柳花が室内に閉じ込められ、日光に感応、朱蒙を生んだ。

梅君瑞()は、高麗の文官であり、朝鮮氏族の忠州梅氏の始祖である。中国山東省済南府出身。高麗時代に済南から朝鮮に移住後、忠州市に定住・帰化した。高麗に帰化して、以後行省提控の官職を歴任した。梅君瑞の息子の梅原渚は太宗時代に嘉善義州牧使の官職を歴任した。

楊起()は、中国元の文官であり、朝鮮氏族の清州楊氏の始祖である。中国後漢の楊震の43代子孫であり、元の金紫光禄大夫・中書省政丞の官職にある時に魯国公主が恭愍王に降嫁される時に、媵臣(嫁にいく女の付き人)として高麗に入国した。

殷 洪悦()は、朝鮮氏族の幸州殷氏の始祖である。中国唐出身の八学士の1人であり、850年に新羅へと派遣され、幸州に定着する。殷洪悦は新羅時代に太子太師・寶文閣大提学を務めた。

池鏡()は、中国宋の文官であり、朝鮮氏族の忠州池氏の始祖である。中国宋の弘農郡出身で、960年に奉使官として高麗に派遣され、金紫光禄大夫・太保平章事を歴任した。池鏡の6代子孫は門下侍郎平章事を務めた後、忠原伯に封ぜられた池宗海である。

洪儒()または洪殷悦()は、高麗王朝の開国功臣の一人。朝鮮氏族の義城洪氏、南陽洪氏(唐洪系)の始祖である。

牟慶()は、中国宋の軍人であり、朝鮮氏族の咸平牟氏の始祖である。中国弘農郡出身。宋の欽宗時代に吏部尚書と大司馬大将軍を務め、1126年に高麗で李資謙が反乱を超すと、反乱を平定するために派遣され、この功績から一等功臣に叙勲され、高麗に帰化した。