茅 成(ぼう せい、? - 1366年)は、元末の軍人。定遠(現在の安徽省定遠県)の人。朱元璋に仕えて、彼の勢力拡大に貢献した。

方 国珍(ほう こくちん、延祐6年(1319年)- 洪武7年3月26日(1374年5月8日))は、元末の反乱指導者の一人。台州黄巌県の出身。浙江にて反乱を起こし、元末の戦乱の嚆矢となった。

ボロト・テムル(Bolod temür、? - 至正25年7月29日(1365年8月16日))は、大元ウルスの将軍。『元史』などの漢文史料における漢字表記は孛羅帖木児(bóluó tièmùér)など。

明極楚俊(みんき そしゅん)は、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて、元から日本へ渡来した禅僧。諡は仏日燄慧禅師。俗姓は黄。法諱は楚俊。号は明極。

明 玉珍(めい ぎょくちん、天暦2年9月9日(1329年10月2日) - 天統4年2月6日(1366年3月17日))は、元末の農民反乱軍の領袖。夏の創始者。もとの名は瑞。随州随県梅丘の出身。朝鮮の氏族の延安明氏と西蜀明氏の始祖である。

明 昇(めい しょう、1356年 - 1393年)は、元末に成立した夏の第2代皇帝。

ジョヴァンニ・ダ・モンテコルヴィーノ(Giovanni di Montecorvino、1247年 - 1328年)は、イタリア・モンテコルヴィーノ・ロヴェッラ出身のカトリック司祭、宣教師。インドを経て中国で宣教活動を行い、多くの信徒を獲得した。

兪 通海(ゆ つうかい、1330年 - 1367年)は、元末の軍人。字は碧泉。本貫は濠州。朱元璋に仕えて、彼の勢力拡大に貢献した。弟の兪通源・兪淵も朱元璋に仕えて、明開国の功臣となった。

楊 維楨(よう いてい、元貞2年(1296年) - 洪武3年5月25日(1370年6月19日))は、中国元代の詩人。字は廉夫。号は鉄崖。

楊 載(よう さい、1271年 - 1323年)は、中国元代の詩人・学者。字は仲弘。虞集・掲傒斯・范梈とともに元詩の四大家と呼ばれることがある。

姚 燧(よう すい、1239年 - 1314年)は、中国の元代初期の学者・官僚。字は端甫。号は牧庵。営州柳城県の出身。

姚 枢(よう すう、1200年 - 1280年)は、モンゴル帝国配下の官僚。クビライの漢人参謀を務めた人物である。字は公茂(こうも)。営州柳城県の出身。甥に姚燧がいる。

葉仙鼐(ようせんだい、生年不詳 - 1306年)は、元の軍人・政治家。ウイグル人。

羅 貫中(ら かんちゅう、、生没年不詳)は、中国の元末・明初の作家。通俗白話小説の作家として知られており、歴史小説『三国志演義』・『水滸伝』の編者とされる。しかし、事績は余り明らかではなく、出身地や著作を巡って歴史学界で長年論争になっている。

李 安社(り あんしゃ、? - 至元11年(1274年)12月)は、李氏朝鮮の初代君主・太祖李成桂の高祖父。李成桂が朝鮮を建国すると穆王と追尊し、太宗は廟号を穆祖(목조)、諡号を仁文聖穆大王(인문성목대왕)とした。

李 行里(り こうり、生没年不詳)は、元のダルガチ。李安社の四男。妻の貞淑王后崔氏の本貫は登州であり、登州で戸長を務めていた崔基烈()の娘である。

李 子春(り ししゅん／イ・ジャチュン、延祐2年(1315年)- 至正21年4月30日(1361年6月3日))は、高麗末期の武臣。モンゴル名は吾魯思不花(ウルスブハ)。李氏朝鮮を創建した李成桂の父。廟号は桓祖。

李 椿(り ちん、? - 至正2年7月24日(1342年8月25日))は、李氏朝鮮を創建した李成桂の祖父、元の千戸長である。幼名は善来。モンゴル名はブヤンテムル(、孛顔帖木児)。李行里の四男。母は貞淑王后崔氏(本貫は登州)。

劉 因(りゅう いん、1249年 - 1293年)は、中国の元代の学者。出生の前夜に父の劉述が一人の子供を載せた馬を神人が連れてくる夢を見たところから、「駰」と名づけられ、字を夢驥といったが、後に名を因、字を夢吉と改めた。諡は文靖。雄州容城県の出身。

劉 福通(りゅう ふくつう、1321年 - 1363年)は、元末に紅巾の乱を指導した人物。潁州太和県(現在の安徽省阜陽市界首市)の出身。