行心(ぎょうしん／こうじん、生没年不詳)は、飛鳥時代の僧。新羅からの渡来人。

隆観(りゅうかん、生没年不詳)は、飛鳥時代の僧。新羅からの渡来人。のちに還俗して金 財(金 宅良、こん の たから)と名乗る。

鞍部 多須奈(くらべ の たすな、生没年不明)は、飛鳥時代の渡来系の仏師、技術者。名は德齊法師とも記される。鞍作止利の父。仏工として用明天皇のために坂田寺を建てたと伝えられる。

法定(ほうてい/ほうじょう、生没年不詳)は、飛鳥時代の610年3月に高句麗の嬰陽王が日本の朝廷に貢上し(貢上＝「貢物を差し上げる」)、来朝した僧侶。

摩羅難陀(まらなんだ)は、はじめて百済に仏教を伝えたという西域またはインド出身の僧。

禅蔵尼(ぜんぞうに、生没年不詳)は6世紀後半の豪族漢人夜菩の娘。善信尼、恵善尼とともに日本最初の尼僧のひとりに挙げられる。俗名は豊女(とよめ)、等已売(といめ)。

善正(ぜんしょう、生没年不詳)は、英彦山の開山者。中国北魏の僧。『鎮西彦山縁起』にみえる僧。

沙門詠(しゃもんえい、生没年不詳)は、百済から日本に帰化した僧。

王牛(おううし、生没年不詳)は、飛鳥時代の人物。名は麻呂とも記される。百済王辰斯王の子である辰孫王の後裔を称する王辰爾の弟。津連の祖。

鞍部堅貴(くらつくりのけんき、生没年不詳)は、『日本書紀』によると、雄略天皇七年に渡来したとする百済の工匠。

韓 法史(かん ほうし、生没年不詳)は、『新撰姓氏録』未定雑姓右京に登場する「高麗国 帯方国主」、日本の氏族・朝明氏の祖。

新斉都媛(しせつひめ、)は、百済の第18代の王・直支王の妹。

卯安那(みょうあんな、生没年不詳)は、百済から来日したと伝える訳語。

因斯羅我(いんしらが、生没年不詳)は、百済から渡来したと伝える画工。『新撰姓氏録』によると、中国人の末裔(百済に帰化していた中国系技術者)。画部因斯羅我(えかきべ いんしらが)とも。

姫氏怒唎斯致契(きし ぬりしちけい、生没年不詳)は、百済の使者。『日本書紀』欽明十三年十月条によると、欽明天皇十三年(552年)に百済聖明王の国使として仏像と経典等を携えて来日し、日本に仏教をもたらしたという。

定安那錦(じょうあんなこむ、生没年不詳)は、百済から渡来したと伝える錦を織る技術者。『新撰姓氏録』によると、中国人の末裔(百済に帰化していた中国系技術者)。錦部定安那錦とも。「定安那錦」のうち、「定安那」が人名で、人名の後につけた「錦」は敬称である。

池津媛(いけつひめ、生没年不詳)は、百済から雄略天皇に貢進された百済王族の娘。適稽女郎(古訓：チャクケイエハシト)とも。

貴信(きしん、生没年不詳)は、雄略天皇十一年丁未(467年7月)に百済を経由して倭国に渡来した中国の文化人。呉国の人。

辛科神社(からしなじんじゃ)は、群馬県高崎市吉井町神保にある神社。高崎市指定史跡(昭和46年6月29日指定)。社名は古代の「韓級郷」に関連するとみられる古社であり、渡来系氏族の祀ったものと考えられている。