善鸞(ぜんらん)は、鎌倉時代中期の浄土真宗の僧。慈信房と号する。真宗出雲路派は、毫摂寺第二代と位置付けている。

存覚(ぞんかく)は、鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての浄土真宗の僧である。父は覚如、母は僧教仏の娘播磨の局、弟は従覚。常楽寺 (下京区)初代。錦織寺四代。

如信(にょしん)は、鎌倉時代中期から後期にかけての浄土真宗の僧。浄土真宗本願寺派第2世宗主・真宗大谷派第2代門首・真宗木辺派第2代法主。善鸞の子で親鸞の孫。浄如の父。歿後、従子の覚如により本願寺第2世に位置づけられる。本願寺宗主・御歴代のうち、唯一、諱が伝わっていない。

如道(にょどう)は、鎌倉時代後期の浄土真宗の僧。別名、如導。子に良如、如浄。真宗三門徒派、真宗誠照寺派、真宗山元派の祖。

明法(みょうほう、元暦元年(1184年)- 建長3年10月13日(1251年11月27日))は、鎌倉時代の浄土真宗の僧。親鸞直弟二十四輩の一人。元の名を豊前僧都とも、弁円(辯圓、べんねん)とも言う。平清盛の孫ともいわれる。

唯円(ゆいえん)は、鎌倉時代の浄土真宗の僧。同時代に同名の僧侶が幾人かいる。その一人が『歎異抄』の実質的著者であるとされるが、確かではない。* 河和田の唯円(かわわだのゆいえん、貞応元年(1222年)- 正応2年2月6日(1289年2月27日))

唯善(ゆいぜん、文永3年(1266年)- 文保元年2月2日(1317年3月15日))は、鎌倉時代後期の浄土真宗の僧。父は小野宮禅念。母は親鸞の娘覚信尼。幼名一名丸、字大納言弘雅阿闍梨。下総国関宿西光院(現在の常敬寺)の開山。

了源(りょうげん、永仁3年5月1日(1295年6月15日)- 建武2年12月8日(1336年1月21日))は、鎌倉時代の浄土真宗の僧。号は空性。六老僧の一人。佛光寺・興正寺7世。真宗佛光寺派と真宗興正派では中興とする。妻は了明尼。

阿野 全成(あの ぜんじょう / - ぜんせい)は、平安時代末期から鎌倉時代初期の僧侶で、源義朝の七男。源義経の同母兄、源頼朝の異母弟。阿野氏の祖。通称醍醐禅師、もしくはその荒くれ者ぶりから悪禅師とも呼ばれた(『平治物語』)。

行勝(ぎょうしょう、大治5年(1130年)- 建保5年5月7日(1217年6月12日))は、平安時代末期から鎌倉時代初期の真言宗の木食僧。止雨法の霊験などで知られたという。幼名は万寿麻呂、法名を真俊。摂津国高木(現在の[兵庫県西宮市］生まれ。

賢俊(けんしゅん)は、鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての真言宗の僧・歌人。第65代醍醐寺座主・東寺長者・大僧正。父は権大納言日野俊光。兄に日野資名・資朝。室町幕府初代将軍足利尊氏の腹心の一人。

玄証(げんしょう、久安2年(1146年)- 元久元年(1204年)?)は、平安時代末期から鎌倉時代前期にかけての真言宗の僧。号は閑観房。没年については元久元年(1204年)とされるが、建永元年(1206年)ごろまで生きていたようである。

憲深(けんじん、建久3年(1192年)- 弘長3年9月6日(1263年10月9日))は鎌倉時代前期から中期にかけての真言宗の僧。藤原南家、中納言・藤原成範の孫で、侍従・藤原通成の子。醍醐寺座主。権僧正。極楽房、または報恩院僧正と号す。

貞暁(じょうぎょう／ていぎょう、文治2年2月26日(1186年3月18日)- 寛喜3年2月22日(1231年3月27日)) は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての僧侶。源頼朝の三男で第4子(庶子)。母は伊達氏の祖と言われる常陸入道念西の娘・大進局。

成賢(じょうけん/せいけん、応保2年(1162年)- 寛喜3年9月19日(1231年10月16日))は鎌倉時代前期の真言宗の僧。藤原南家の出身で、中納言・藤原成範の子。遍智院僧正、宰相僧正と称された。

定豪(じょうごう、仁平2年〈1152年〉- 嘉禎4年9月24日〈1238年11月2日〉)は平安時代末期から鎌倉時代前期にかけての真言宗の僧侶。父は五位蔵人・民部権少輔源延俊。

靜嚴(じょうごん、寛元元年(1243年)- 永仁7年正月7日(1299年2月8日))は、鎌倉時代の真言宗の僧。摂政関白従一位左大臣の一条実経の子。母は大納言・粟田口忠良の子、良性法印の娘。殿大僧正と号す。

定濟(じょうさい、承久2年(1220年)- 弘安5年10月3日(1282年11月4日))は、鎌倉時代前期から中期にかけての真言宗の僧。内大臣・土御門定通の子で、母は葉室光親の娘。

定範(じょうはん、永万元年(1165年)- 元仁2年2月25日(1225年4月4日))は、平安時代末期・鎌倉時代前期の真言宗・三論宗兼学の僧。藤原成範の子で信西の孫、成賢の実弟。通称は民部卿法印。

静遍(じょうへん、仁安元年(1166年)- 貞応3年4月20日(1224年5月9日))は、鎌倉時代前期の真言宗の僧。父は平清盛の弟平頼盛。号は心円房・真蓮房。禅林寺法印、大納言法印とも称される。