グァルネリ()またはガルネリは、イタリア・クレモナ出身の弦楽器製作者一族、または、彼らが制作した弦楽器(ヴァイオリンを主とし、チェロやヴィオラを含む)の呼称。ストラディヴァリ、アマティとともに名工として知られる。

アントニオ・ストラディバリ(Antonio Stradivari、1644年/1648年/1649年 - 1737年12月18日)は、イタリア北西部のクレモナで活動した弦楽器製作者。ニコロ・アマティに師事し、16世紀後半に登場したヴァイオリンの備える様式の完成に貢献した。

サンドロ・アジナリ(Sandro Asinari, 1969年 - )は、現代クレモナのヴァイオリン製作者。赤く燃えるようなクレモナオレンジのニス、完成された美しさと伸びやかな音色は、世界中のプレーヤーに賞賛されている大人気の製作家。

アンドレア・アマティ(Andrea Amati, 1505年頃 - 1580年以前)は、アマティ一族の初代のヴァイオリン製作者。

ニコロ・アマティ(Nicolo Amati、1596年12月3日 - 1684年4月12日)は、17世紀イタリアのヴァイオリン製作者である。祖父はクレモナの弦楽器製作の始祖的役割を果たしたアンドレア・アマティ、父はジローラモ・アマティである。

バルトロメオ・クリストフォリ・ディ・フランチェスコ(Bartolomeo Cristofori di Francesco, 1655年5月4日パドヴァ - 1731年1月27日フィレンツェ)は、フィレンツェのメディチ家に仕えた楽器製作家。ピアノを発明した人物として知られる。

ジョルジョ・スコラーリ(、1952年 - )は、現代クレモナを代表するヴァイオリン製作者、またヴァイオリン製作におけるすぐれた指導者でもあり、多数の後進を輩出している。

ドメニコ・モンタニャーナ(Domenico Montagnana　1686年6月24日-1750年3月6日)は、イタリアの弦楽器製作者。モンタニャーナと呼ばれる一連の名器を作成した。特に幅広の形状のチェロが有名で、この時代の最高の弦楽器製作者の1人とされている。

フランチェスコ・ビッソロッティ(Francesco Bissolotti,1929年4月2日 - 2019年1月31日)は現代クレモナを代表するヴァイオリン製作者、またヴァイオリン製作におけるすぐれた指導者でもあり、多数の後進を輩出している。

ガスパロ・ディ・ベルトロッティ()またはガスパロ・ダ・サロ (, 1540年5月20日 - 1609年4月14日) は、現在までに記録が残っている初期のヴァイオリンの製作者の一人である。イタリアのガルダ湖周辺のサロに手工芸品を営む家庭に生まれる。

アレッサンドロ・ボルティーニ(、1957年 - )は、イタリアの楽器製作者。クレモナ・バイオリン製作学校の教師。現代クレモナ・ヴァイオリン製作の伝統と進化を受け継いだ中心人物(The 3rd type)。

ジョ・バッタ・モラッシ(Gio Batta Morassi、1934年7月2日 - 2018年2月27日)は、20世紀後半のクレモナを代表するヴァイオリン製作者、またヴァイオリン製作におけるすぐれた指導者でもあり、多数の後進を輩出した。

フランチェスコ・ルジェッリ(Francesco Ruggieri、1630年 - 1698年)は、クレモナのヴァイオリン製作者。ニコロ・アマティの一番弟子だった。

ロベルト・レガッツィ(Roberto Regazzi、1956年8月20日)は、イタリアの弦楽器製作者。オテッロ・ビニャーミから工芸を伝授された職人で、レガッツィはイタリア北西部のボローニャを拠点に活動している。

マッテオ・ゴフリラー(ゴッフリッレル)(Matteo Goffriller、1659年 - 1742年)は、当時最も重要な音楽の拠点であったイタリアのヴェネツィアで活動した弦楽器製作者。世界最高峰クラスの弦楽器を製作し、特にチェロの名器を残したことで知られる。

ドリアーノ・スリス(Doriano Sulis、1947年 - )は、イタリア人の琵琶職人で、筑前琵琶の製造、修復技術を伝承する唯一の人物。イタリア会館・福岡の館長でもある。