テューポーン(〈, 〉)、テューポース(〈, 〉)、あるいはテュポーエウス(〈, 〉)は、ギリシア神話に登場する、神とも怪物ともいわれる巨人。同神話体系における最大最強の怪物で、神々の王ゼウスに比肩するほどの実力をもち、そのゼウスを破った唯一の存在でもある。

キュクロープス()は、ギリシア神話に登場する卓越した鍛冶技術を持つ単眼の巨人であり、下級神である一族である。あるいは、これを下敷き及びベースとして後世に誕生した伝説の生物をも指す。長母音を省略してキュクロプスとも表記される。

クリュティオス(, )は、ギリシア神話の巨人、あるいは人物である。主に、* ギガースの1人* ペーノーの父* エウリュトスの子* アルクマイオーンの子* ラーオメドーンの子などのほか数人が知られている。

ポリュペーモス(, , )は、ギリシア神話の巨人または人物である。長母音を省略してポリュペモスあるいはポリュフェモスとも表記する。ポリュペーモスとは「名の知られた」という意味である。

アルビオン(、、)は、知られているなかでもっとも古いブリテン島の名称であり、雅称。近世には、イギリス人およびその国家の異名ともなった。また、同名地名を始めとする多くの同名固有名詞の由来ともなっている。

タロース()、またはタロス()は、ギリシア神話に登場する、クレーテー島を守る自動人形(巨人)である。この他にもダイダロスの甥に同名の人物がいる。

アトラース()は、ギリシア神話に登場する神である。日本語では長母音を省略してアトラスともいう。巨躯を以て知られ、両腕と頭で天の蒼穹を支えるとされる。名前は「支える者」「耐える者」「歯向かう者」を意味する古印欧語に由来する。土星の第15衛星アトラスの由来である。

アローアダイ(, )、あるいはアローエイダイ(, )は、ギリシア神話の双子の人物、あるいは巨人である。長母音を省略してアロアダイ、アロエイダイとも表記される。

ティテュオス(, )は、ギリシア神話に登場する巨人である。オルコメノス、あるいはミニュアースの娘エラレーとゼウスの子。あるいは大地母神ガイアの子。娘のエウローペーは海神ポセイドーンとの間にエウペーモス(アルゴナウタイの1人)を生んだ。

ティーターン()は、ギリシア神話・ローマ神話に登場する神々である。ウーラノス(天)の王権を簒奪したクロノスを始め、オリュンポスの神々に先行する古の神々である。巨大な体を持つとされる。

エウリュトス(, , )は、ギリシア神話に複数登場する人物、または巨人である。

エウリュメドーン(, )は、ギリシア神話の巨人、あるいは人物である。長母音を省略してエウリュメドンとも表記される。「広く支配する者」という意味で、神話学者カール・ケレーニイは「海の支配者」と解釈している。* ギガースの王* ミーノースの子

アグリオス(, , )は、ギリシア神話の登場人物である。英語ではアグリアス。主に、* ギガースの1人* ポルターオーンの子* ケンタウロスの1人のほか数人が知られている。以下に説明する。

アンタイオス(, , )とは、ギリシア神話に登場する好戦的な巨人である。ラテン語ではアンタエウス。海神ポセイドーンの息子、あるいは大地の女神ガイアの息子であり、娘アルケーイスの父。英雄ヘーラクレースによって倒された。

オーリーオーン(、)は、ギリシア神話に登場する巨人の狩人。海神ポセイドーンの子とされているが、諸説ある。神話では死後天に昇ってオリオン座となり、宿敵のさそり座と共に夜空を永遠に廻っているといわれる。

ゲーリュオーン(, )は、ギリシア神話に登場する怪物である。クリューサーオールとカリロエーの子で、エキドナと兄弟。

アルゴス(, )は、ギリシア神話に登場する100の目をもつ(あるいは体に多くの目をそなえた)巨人である。アゲーノールの息子。普見者(パノプテース)アルゴスと言われる。

エンケラドス(, )は、ギリシア神話に登場する巨人族、ギガースたち(ギガンテス)の1人である。その名は「大音響を鳴らす者」の意。ギガントマキアーにおいてアテーナーと戦ったが、敵わないと思って敗走したところにシケリア島を投げつけられて倒された。

エピアルテース(, )は、ギリシア神話の巨人。長母音を省略してエピアルテス、エフィアルテスとも表記される。* ギガースの1人。(以下に説明)* アローアダイの1人。----エピアルテース(, )は、ギガースの1人である。

ギガース()は、ギリシア神話の巨人を指す言葉である。ただし、この語形は比較的稀で、複数形のギガンテス()で巨人族として言及されることが多い。日本語では長母音を省略してギガスとも呼ばれる。