アナンダ(Ananda、? - 大徳11年5月2日(1307年6月2日))は、元の皇族。『集史』などでのペルシア語表記では اَنَنْدَه Ananda または آننده Ānanda、『元史』での漢字表記は安西王阿難答。

アムガ(Amuγa、、、? - 泰定元年6月6日(1324年6月27日))は、クビライの孫のダルマバラの庶子で、モンゴル帝国の皇族。『元史』などの漢文史料では阿木哥、『集史』などのペルシア語史料ではاموگهĀmūgeと記される。

アヤチ(Ayači, , , ? - 1324年)とは、モンゴル帝国第5代皇帝クビライ・カーンの庶子で、モンゴル帝国の皇族。『元史』などの漢文史料では愛牙赤大王／愛也赤、ペルシア語史料ではاباچیĀbāchīと記される。

ウドゥス・ブカ(Odos buqa、、生没年不詳)とは、モンゴル帝国の第8代カアンのブヤント・カアン(仁宗アユルバルワダ)の庶子。『元史』などの漢文史料では安王兀都思不花と記される。兄弟にはゲゲーン・カアン(英宗シデバラ)がいる。

エセン・テムル(Esen Temür, , 、? - 至順3年2月3日(1332年2月29日))は、モンゴル帝国の皇族で、第5代皇帝クビライ・カアンの庶子のフゲチの息子。

オルク・テムル(Ürüg Temür、、、? - 至順3年4月26日(1332年5月21日))は、クビライ・カアンの孫のアナンダの息子で、モンゴル帝国の皇族。

カマラ(モンゴル語: , ラテン文字転写: 、中統4年(1263年) - 大徳6年1月10日(1302年2月8日))は、元の皇族。漢字表記は甘麻剌、『集史』などではカマラー()と記される。名はカンマラとも読む。

クトゥルク・テムル(Qutuluq Temür, , , ? - 1324年)は、モンゴル帝国第五代皇帝クビライ・カーンの庶子で、モンゴル帝国の皇族。『元史』などの漢文史料では忽都魯帖木児、ペルシア語史料ではقوتلوقتيمور Qūtlūq-Tīmūrと記される。

ココチュ(Kököčü, , , ? - 皇慶2年1月16日(1313年2月11日))は、モンゴル帝国の皇族で、第5代皇帝クビライ・カーンの庶子。『元史』などの漢文史料では寧王闊闊出、ペルシア語史料ではكوكچو Kūkuchūと記される。

コンチェク・ブカ(Konček buqa, , 、? - 1368年)は、モンゴル帝国の皇族で、第5代皇帝クビライ・カアンの孫。『元史』などの漢文史料では寛徹普化、寛徹不花と表記される。

デイシュ(Däišü、? - 大徳9年12月18日(1306年1月3日))は、元の成宗テムルの長男で、モンゴル帝国の皇族である。『元史』での漢字表記は徳寿、『集史』でのペルシア語表記はTāshī Ṭāīshīتاشی طایشی。

ダルマバラ(Darmabala、中統5年6月4日(1264年6月29日)- 至元29年5月8日(1292年5月25日))は、元の皇族。漢字表記は答剌麻八剌太子、『集史』のペルシア語表記では ترمه بلا Tarma Balā。

チンキム(Činkim、ドレゲネ称制2年6月20日(1243年7月8日) - 至元22年12月10日(1286年1月5日))は、モンゴル帝国(元)の皇族。クビライと皇后チャブイの次男。漢字表記は真金。

テムル・ブカ(Temür buqa, , 、至元23年(1286年) - 至正28年8月2日(1368年9月14日))は、モンゴル帝国の皇族で、第5代皇帝クビライ・カアンの孫。大元ウルスの末期に有力皇族として叛乱鎮圧に功績を挙げ、最後には大都陥落とともに戦死したことで知られる。

トガン(モンゴル語: , ラテン文字転写: , キリル文字転写: 、? - 大徳5年(1301年))は、元(モンゴル帝国)の皇族。『元史』などの漢文史料では脱歓、『集史』などのペルシア語史料では()と記される。

ノムガン(Nomuγan、生没年不詳)は、モンゴル帝国(大元ウルス)の皇族。『元史』などの漢文史料による表記は那木罕、『集史』などのペルシア語表記では نوموغان Nūmūghān などと書かれる。

バツァラワルミ(Vaǰravarmi, , 、? - 洪武14年12月21日(1382年1月6日))は、大元ウルスの皇族で、クビライ・カアンの庶子のフゲチの子孫である。『明史』などの漢文史料では梁王把匝剌瓦児密と記される。

パドマギャルポ(, , 、? - 1328年)は、モンゴル帝国第10代皇帝(カアン)であるイェスン・テムルの次男。クビライ・カアンの曾孫に当たり、兄には第11代カアンのアリギバがいる。

フゲチ(Hügeči, , 、? - 1271年)は、モンゴル帝国の皇族で、第5代皇帝クビライ・カアンの庶子。『元史』などの漢文史料では忽哥赤、『集史』などのペルシア語史料ではهوگاچیHūgāchīと記される。

マンガラ(、? - 1280年)は、モンゴル帝国の王族。漢字表記は忙哥剌、『集史』のペルシア語表記では منكالا Mankqālā 。世祖クビライが皇后チャブイの間に設けた4人の嫡子のうちの三男。