トクト(モンゴル語：, ラテン文字転写: 、延祐元年(1314年) - 至正15年12月8日(1356年1月10日))は、元の権臣。字は大用。『元史』などでは脱脱、清代以降は託克託と記される。

トゴン・テムル(モンゴル語：, ラテン文字転写: )は、モンゴル帝国の第15代カアン(元としては第11代皇帝)。廟号は恵宗であるが、明による追諡である順帝の名称が用いられることが多い。

奇皇后(きこうごう)は、14世紀の元朝最後の皇帝である順帝トゴン・テムルの皇后。モンゴル名はオルジェイ・クトゥク(、Ölǰei Qutuq、完者忽都)。諡号は普顕淑聖皇后。高麗出身で、北元皇帝アユルシリダラを生んだ。本貫は幸州奇氏。

アユルシリダラ(モンゴル語：, ラテン文字転写: )はモンゴル帝国の第16代ハーン(北元としては第2代皇帝)。尊号はビリクト・ハーン(モンゴル語：, ラテン文字転写: )。モンゴル人と高麗人の混血である。

トグス・テムル(モンゴル語：, ラテン文字転写: )は、モンゴル帝国の第17代ハーン(北元としては第3代皇帝)。明朝の官選史料『明実録』では脱古思帖木児と記され、『新元史』『明史』といった後世の編纂物もこの表記を用いる。

バヤン・クトゥク(モンゴル語：, ラテン文字転写: )は、元の恵宗トゴン・テムルの2番目の皇后。漢文史料では伯顔忽都と記される。

ダナシリ(Današiri、? - 1335年)は、モンゴル帝国第15代皇帝ウカアト・カアン(順帝トゴン・テムル)の皇后(カトン)の一人。