ヴィヤーサ(梵：व्यास、IAST：Vyāsa)は、インド神話の伝説的なリシ(聖仙)。叙事詩『マハーバーラタ』の著者とされ、またヴェーダやプラーナの編者ともいわれる。『』ではヴィシュヌ神の化身(アヴァターラ)の1つに数えられている。

ジャラーサンダ(, )は、インド神話の人物である。マガダ国の王ブリハドラタの息子で、サハデーヴァ、娘アスティとプラープティの父。2人の娘はマトゥラーの悪王カンサと結婚した。

スバドラー(、IAST：Subhadrā)は叙事詩『マハーバーラタ』の登場人物。またバーガヴァタ・プラーナや他の古代ヒンドゥー教の経典にも登場する。ヴリシュニ族のヴァスデーヴァとデーヴァキーの娘、ヴィシュヌの化身クリシュナとバララーマの妹。

ルクミニー(, )は、インド神話の女性である。の王の娘で、5人の兄ルクミン、ルクマラタ、ルクマバーフ、ルクマケーシャ、ルクママーリーの妹。ヴィシュヌ神の化身であるクリシュナの妻の1人で、プラデュムナの母、アニルッダの祖母。

ルクミン(, , )は、インド神話の人物である。の王の息子で、ルクマラタ、ルクマバーフ、ルクマケーシャ、ルクママーリー、妹ルクミニーと兄弟。娘ルクマヴァティーの父、ローチャナーの祖父。

アラムバラ(, )は、インド神話に登場するラークシャサの王である。ジャタースラの息子。クル・クシェートラの大戦争でカウラヴァ側に味方して戦った。

アラムブサ(, )は、インド神話に登場するラークシャサの王である。鹿の角を持つ聖仙リシュヤシュリンガの子。バカを殺したパーンダヴァ5王子のビーマを恨んでおり、クル・クシェートラの大戦争でカウラヴァ側に味方して戦った。

アラーユダ(, )は、インド神話に登場するラークシャサの王である。バカ、キルミーラと兄弟。クル・クシェートラの大戦争でカウラヴァ側に味方して戦った。

ジャタースラ(, )は、インド神話に登場するラークシャサである。クル・クシェートラの大戦争で戦ったアラムバラの父。パーンダヴァ5王子の1人ビーマに退治された。

ヒディムバ(, )は、インド神話に登場するラークシャサである。ヒディムバーの兄。パーンダヴァ5王子のビーマに殺された。

シャクニ(梵: शकुनि、IAST：Shakuni)インドの叙事詩『マハーバーラタ』の登場人物。主人公のパーンダヴァらを害するカウラヴァ側の戦士の一人。ドリタラーシュトラの妻・ガーンダーリーの兄もしくは弟であり、ドゥルヨーダナらの伯父(叔父)にあたる。ガンダーラ国王のスバラの長男。

ブーリシュラヴァス(, )は、インド神話の人物である。クル族の王族に属する。ヤドゥ族の英雄の1人サーティヤキの宿命的な敵対者であり、クル・クシェートラの大戦争でカウラヴァの武将として戦った。

マードリー(, )は、インド神話の女性である。叙事詩『マハーバーラタ』によるとの王の娘で、パーンドゥの第2の妻となり、双生児ナクラとサハデーヴァを生んだ。

ガーンダーリー(, )は、インド神話の女性である。叙事詩『マハーバーラタ』によると、ガンダーラ国の王スバラの娘で、シャクニの姉妹。クル族の盲目の王ドリタラーシュトラと結婚し、ドゥルヨーダナをはじめとするカウラヴァと呼ばれる100人の王子と、1人の王女ドゥフシャラーを生んだ。

バブルヴァーハナ(, )は、インド神話の人物である。叙事詩『マハーバーラタ』によると、カリンガ国のマニプーラ(あるいはマナルーラ。ベンガル地方東部のマニプール)の王チトラヴァーハナの1人娘チトラーンガダーとパーンダヴァ5兄弟の1人アルジュナとの間に生まれた子。

ユユツ()は、古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』の登場人物である。王とヴァイシャの侍女の間の息子であり、ドゥルヨーダナら100人のカウラヴァの異母兄弟である。ドリタラーシュトラの王子の内で、彼だけがクルクシェートラの戦いで生き残る。

ヴァシシュタ( 、後にとも)は、古代インド神話のリシ(聖賢)で、『リグ・ヴェーダ』第7巻の作者と伝えられる。サプタ・リシ(七聖仙)のひとりに数えられ、多数の伝説が伝えられている。名前はヴェーダ語で「富んだ」を意味するvasuの最上級に由来する。漢訳仏典では婆藪仙の名で記載される。

バラタ( )は、インド古代の伝説的な王。バラタ族の祖とされる。『マハーバーラタ』では世界(インド亜大陸)全体を支配した皇帝(サムラート)とする。インドを「バーラタヴァルシャ」()と呼ぶのははバラタにもとづく。

プータナー(Pūtanā、)は、ヒンドゥー教において、乳児のクリシュナによって殺された羅刹天(女悪魔)。プータナーは若くて美しい女性の姿をし、毒の入った母乳を与えてクリシュナを殺そうとする。しかし、クリシュナは胸から乳と生気を吸う。

ジャマダグニ( )あるいはジャマドアグニは古代インド神話のリシ。叙事詩ではパラシュラーマの父とされる。名前は「燃える(jamad < jamat)火(agni)」を意味すると考えられている。