クリミア・タタール人(、、)は、クリミア半島に起源を持つテュルク系先住民族である。クリミア・タタール語を母語とし、スンニ派ムスリムが大半を占める。クリミアの先住民族であることを強調して、「クルムル」(、、；意訳：「クリミア人」「クリミア出身者」)という名称で言及されることもある。

ヴォルガ・タタール人(ヴォルガ・タタールじん、)は、ロシアのヴォルガ川中流域(イデル＝ウラル地方)に居住するテュルク系民族。ロシア連邦内にタタールスタン共和国を形成している。

ポントス人(、、)は、アナトリア半島(現トルコ)北東部の黒海沿岸地域ポントス地方に歴史的に居住し、ギリシャ語のポントス方言を母語とする正教会信徒(ギリシャ人)である。ポントスはギリシャ語で「海」を意味し、ポントス地方はハリュス川(現在のクズルウルマク川)以東の黒海沿岸地方を指す。

日系ロシア人(にっけいロシアじん、)とは日本人の血を引いたロシアの市民である。

ブリヤート人(ブリヤート語: 、)は、ロシア連邦やモンゴル国、中華人民共和国に住むモンゴル系民族。ロシア連邦内の人口は445,175人で、とりわけブリヤート共和国には全人口の約4分の1が居住している。白人であるロシア人による混血が進む(後述)。

ロシアのアルメニア人またはアルメニア系ロシア人は、ロシア最大の少数民族の一つであり、アルメニア国外で最大のアルメニア人ディアスポラである。2010年のロシアの国勢調査では1,182,388人のアルメニア人がロシアに存在する。

ヴェプス人(Veps、)は、ウラル語族バルト・フィン諸語のヴェプス語を話すバルト・フィン系民族である。人種はスカンジナビア人種の容貌を持ったコーカソイドに属するが、わずかにモンゴロイドのハプログループNを低頻度でもつ(紀元前の中国東北部にある遼河文明人などと同系統)。

ヤズィーディー(Yazidi、ヤジーディー、ヤズィード、ヤジディ、Sharfadin)は、中東のイラク北部などに住むクルド人の一部において信じられている民族宗教。日本語ではヤジディ教、ヤズディ教とも書かれる。

チェチェン人( ; Chechenets)は、北カフカースの民族。自称はノフチー(; Noxçiy)。

オセット人(オセットじん、; Osetin)は、カフカース地方の山岳地帯に住むイラン系民族。

トゥバ人((Tïva kiži))は、エニセイ川源流域に居住するテュルク語系言語であるトゥバ語を母語とする民族である。日本語表記でツーバ人とも表記される。人種はモンゴロイドに属する。

バシキール人・バシュキール人(bashqorts)は、主としてロシア連邦のバシコルトスタン共和国に居住するテュルク系民族。自称はバシコルト(バシュクルト)。1989年のデータで、ソ連領内に144万9千人が居住していた。

チュヴァシ人(チュヴァシ語：、ロシア語：、タタール語：)は、ロシア連邦チュヴァシ共和国を中心に居住するテュルク系民族。チュバシ人とも呼ばれる。

チェルケス人(チェルケスじん、アディゲ語およびカバルド語: , ラテン文字転写: Adygekher)は、歴史的チェルケス地方(チェルケシア)を故地とする、北西コーカサス語族のチェルケス語を母語とする民族である。

アルタイ人(アルタイ語:Алтай-кижи、ラテン文字化altái kizhi)は、アルタイ共和国を中心とし、アルタイ地方やケメロヴォ州(ビェロヴォ地方)などに居住しているテュルク系民族である。全人口は7万ほどと見積もられ、内64000ほどがアルタイ共和国に居住している。

ユカギール人(Yukaghir/Yukagir、、自称は(odul)、(detkil)など)は、シベリア東部に住む先住民族である。コリマ川流域のサハ共和国、マガダン州とチュクチ自治管区に住んでいる。

アヴァール人(Avars)はカフカース山脈に住む民族である。北東カフカス語族の言語アヴァール語を話す。宗教はスンニ派イスラム教。大部分はロシア連邦ダゲスタン共和国の山間部に、一部は平野部に住んでいる。

アディゲ人(アディゲじん、/ˈædᵻɡeɪ/ または/ˌɑːdᵻˈɡeɪ/; チェルケス語: Адыгэ Adygè)はチェルケス人の現地語名。

コミ人(коми - komi)はロシア、コミ共和国のペチョラ川、ブイチェグダ川(北ドビナ川支流)、スイソラ川、メゼン川流域(北方系)、およびカマ川上流の地域一帯(南方系)に住むウラル語族フィン・ウゴル系民族。狭義のコミ人の別称はジュリエーン(Zyryan)。

ダルギン人 (ダルギン語:дарганти、 、ダルグワ人とも) は、 北コーカサスにその起源をもつダルギン語を母語とする民族であり、ダゲスタン共和国内で2番目に大きな民族集団である。