五辻 忠子(いつつじ ちゅうし/ただこ、文永5年(1268年) - 元応元年11月15日(1319年12月27日))は、鎌倉時代の貴族。後宇多天皇の後宮、女院。後醍醐天皇の母。参議五辻忠継の娘で、母は皇后宮亮平高輔の娘。花山院師継の養女。院号は談天門院。

五辻 家経(いつつじ いえつね)は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての公卿。左大臣・藤原兼雅の子。官位は正二位・中納言。五辻中納言と号す。花山院家の分家である五辻家の始祖と見なされている。

五辻 忠継(いつつじ ただつぐ)は、鎌倉時代中期の公卿。非参議五辻雅継の二男。官位は従三位参議、美濃権守。

五辻 経氏(いつつじ つねうじ)は、鎌倉時代中期の公卿。参議・五辻忠継の子。官位は従三位・参議、武蔵守。

五辻 俊雅(いつつじ としまさ)は、鎌倉時代後期の公卿。参議・五辻経氏の子。官位は従二位・参議、右衛門督。初名は俊経。

五辻 雅継(いつつじ まさつぐ)は、鎌倉時代前期の公卿。中納言五辻家経の二男。官位は非参議正三位。

五辻 宗氏(いつつじ むねうじ)は、鎌倉時代中期から後期にかけての公卿。参議・五辻忠継の三男。官位は従二位・非参議、左兵衛督。

五辻 宗親(いつつじ むねちか)は、鎌倉時代中期から後期にかけての公卿。参議・五辻忠継の二男。官位は正二位・参議。

五辻 宗子(いつつじ そうし/むねこ、生没年不詳)は、鎌倉時代末期の女官。後二条天皇の後宮。皇太子邦良親王の母。参議五辻宗親の娘。典侍。藤原北家花山院流五辻家の出身。父は正二位参議五辻宗親(1242‐1302)。母は不詳。

五辻 経子(いつつじ つねこ/けいし、生年不詳 - 元亨4年10月11日(1324年11月6日))は、鎌倉時代の女性。伏見天皇の典侍、後伏見天皇の生母。父は従三位参議武蔵守五辻経氏。母は卜部兼直の娘。伏見天皇の掌侍から典侍となり、中納言典侍といわれた。