林家(りんけ)は、林羅山を祖とする日本の儒学者・朱子学者の家系である。

林 鶯渓(はやし おうけい) は、江戸時代末期の儒学者、旗本。鶯渓は号で実名は林 晃(はやし あきら)。林羅山の子孫。

林 学斎(はやし がくさい)は、江戸時代後期から明治時代の儒学者。林大学頭家12代当主。林復斎の次男。

林 鵞峰(はやし がほう、元和4年5月29日(1618年7月21日) - 延宝8年5月5日(1680年6月1日))は、江戸時代前期の儒者。林羅山の三男。名は春勝・恕、通称は又三郎、字は子和・之道。号は春斎・鵞峰・向陽軒など。

林 錦峯(はやし きんぽう、明和4年(1767年) - 寛政5年4月20日(1793年5月28日))は、江戸時代中期の朱子学派儒学者。林家7代。諱は信敬。実父は富田明親(信濃小諸藩藩主牧野康周三男)。

林 述斎(はやし じゅっさい、明和5年6月23日(1768年8月5日) - 天保12年7月14日(1841年8月30日))は、江戸時代後期の儒学者。林家8代で林家中興の祖。父は美濃国岩村藩主・松平乗薀、祖父は享保の改革を推進した老中・松平乗邑。

林 檉宇(はやし ていう)は、江戸時代後期の儒学者。

林 復斎(はやし ふくさい)は、江戸時代末期の儒学者、外交官。幕府朱子学者林家当主。復斎は号。岩瀬忠震、堀利煕は甥にあたる。

林 鳳岡(はやし ほうこう、寛永21年12月14日(1645年1月11日) - 享保17年6月1日(1732年7月22日))は、江戸時代前期・中期の儒学者。特に元禄時代の将軍・徳川綱吉のもと江戸幕府の文治政治の推進に功績があったひとり。父は林鵞峰。名は又四郎・春常・信篤。字は直民。

林 鳳谷 (はやし ほうこく、享保6年(1721年) - 安永2年12月11日(1774年1月22日))は、江戸時代中期の朱子学派儒学者。林榴岡の子。林家5代。林鳳池(ほうち)の兄。諱は信武、のち信言。

林 鳳潭(はやし ほうたん、宝暦11年(1761年) - 天明7年1月14日(1787年3月3日))は、江戸時代中期の朱子学派儒学者。林鳳谷の孫。林家6代。諱は信徴。

林 羅山(はやし らざん、天正11年(1583年) - 明暦3年1月23日(1657年3月7日))は、江戸時代初期の朱子学派儒学者。林家の祖。羅山は号で、諱は信勝(のぶかつ)。字は子信。通称は又三郎。出家した後の号、道春(どうしゅん)の名でも知られる。

林 榴岡(はやし りゅうこう、天和元年(1681年) - 宝暦8年11月11日(1758年12月11日))は、江戸時代中期の朱子学派儒学者。林鳳岡の子、林家の4代目。榴岡は号で、名は、諱は信充(のぶみつ)。字は士厚。通称は七三郎。別号に復軒、快堂など。妻は畠山義玄の娘。

林 龍潭(はやし りゅうたん、延享元年(1744年) - 明和8年5月28日(1771年7月10日))は、江戸時代中期の儒学者。林家5代林鳳谷の嫡男で、6代林鳳潭の実父。諱は信愛・寛恕。字は子節。通称は又四郎・内記。

林 永喜(はやし えいき)は、江戸時代初期の儒学者、歌人。兄林羅山と共に江戸幕府に仕え、初期の幕政に参画した。