甘夫人(かんふじん、生没年不詳)は、三国時代の蜀漢の先主劉備の即位前の側室。諱は梅(めい)。豫州沛国の人。蜀漢の第2代皇帝である劉禅の母。劉禅が即位すると、皇后の位を追贈された(そのため甘皇后と呼ばれる場合がある)。

孫夫人(そんふじん、生没年不詳)は、中国後漢末期の人物。孫権の妹で劉備の即位前の正室の一人(生別した)。実名は不明。京劇で使われる孫尚香(そん しょうこう)の名前で知られている。同じく『三国志演義』では孫仁(史実では孫朗の別称)として設定されている。

糜 夫人(び ふじん、生没年不詳)は、中国後漢末期の人物。三国時代における劉備(蜀)が即位前に娶った正室の一人(生別した)。徐州東海郡朐県(現在の江蘇省連雲港市東海県)の出身。兄は糜竺・糜芳。

穆皇后(ぼくこうごう)は、三国時代の蜀の先主劉備の皇后。穆は諡で、姓は呉、諱は莧。兗州陳留郡の人。族父は呉匡。兄は呉懿。従孫は呉喬(呉懿の孫)。