アルタン・ハーン(Altan Qaγan、、、1507年又は1508年 - 1582年1月)は、モンゴル帝国(北元)を支配したハーン。ダヤン・ハーンの孫(在位：1551年 - 1582年)。「アルタン」は「黄金」を意味する。

アルス・ボラト(、、1487年 - ?)とは、モンゴルのハーンであるバト・モンケ(ダヤン・ハーン)の息子の一人。アルス・ボラト・メルゲン・ホンタイジとも記され、7トゥメト()を相続した。明代の漢文史料での表記は「我折黄台吉」。

アルチュ・ボラト(、、1490年 - ?)とは、モンゴルのハーンであるバト・モンケ(ダヤン・ハーン)の息子の一人。エル＝ボーラ()とも表記され、漢文史料においては「納力不剌台吉」と記されている。5オトク・ハルハを分封され、「内ハルハ五部」の始祖となった。

アル・ボラト(、、? - ?)とは、モンゴルのハーンであるバト・モンケ(ダヤン・ハーン)の子供の一人。アル＝ボーラ()とも表記され、漢文史料においては「那力不剌台吉」と記された。

ウバサンジャ(、、1515年 - ?)とは、モンゴルのハーンであるバト・モンケ(ダヤン・ハーン)の子供の一人。しばしば「ウバサンジャ・チン・タイジ」と称される。

ウルス・ボラト晋王(1482年 - 1508年)は、オルドス部・トゥメンの晋王(ジノン)である。ダヤン・ハーンの次男。オルス・ボラド(ulus bolad)、オルス・バイフ(ulus bayiqu)とも表記する。

グン・ビリク・メルゲン晋王(1506年 - 1542年)は、オルドス部・トゥメンの晋王(ジノン)。バルス・ボラト・サイン・アラクの長男で、アルタン・ハーンの兄。

ゲレト・タイジ(、、1515年 - ?)とは、モンゴルのハーンであるバト・モンケ(ダヤン・ハーン)の子供の一人。『アルタン・ハーン伝』ではチャグ＝モンケ()とも表記され、漢文史料では「克列兎台吉」と記される。

ゲレ・ボラト(、、1482年 - ?)とは、モンゴルのハーンであるバト・モンケ(ダヤン・ハーン)の子供の一人。『アルタン・ハーン伝』ではゲゲン＝モンケ()とも表記され、ウルウト部を統治したことから「ウルウト・タイジ(Urud tayiǰi)」とも称される。

オチル・ボラト(、、1490年 - ?)とは、モンゴルのハーンであるバト・モンケ(ダヤン・ハーン)の息子の一人。『アルタン・ハーン伝』ではウデ・バラト(üdebalad)とも表記され、明代の漢文史料では「阿赤頼台吉」と記されている。

トロ・ボラト(、、1482年 - 1523年)は、モンゴルのハーンであるバトゥ・モンケ(ダヤン・ハーン)の長子。『アルタン・ハーン伝』ではトゥル＝バイフ(Törü bayiqu)とも表記され、明朝の漢人は「鉄力擺戸」と記した。

ハルグチュク・タイジ(、、? - 1452年)とは、北元時代におけるモンゴルの皇族。バヤン・モンケ・ボルフ晋王の父、ダヤン・ハーンの祖父に当たる。ハラグチャグ太子()とも表記される。

ハルグチュク・ドゥーレン・テムル・ホンタイジ(、ラテン文字転写: 、、? - 1399年?)は、北元時代におけるモンゴルの皇族。ダヤン・ハーンの祖先にあたる。ハルグチャグ・タイジ()とも。

サガン・セチェン(, , 1604年 - 1641年以降)とは、北元末期から清初にかけて活躍したオルドス部の領侯。モンゴル年代記『蒙古源流』を編纂したことで知られる。サガン・セチェン・ホンタイジ()、エルケ・セチェン・ホンタイジ()とも称される。

ゲレセンジェ(、、1482年 - ?)とは、モンゴルのハーンであるバト・モンケ(ダヤン・ハーン)の子供の一人。外ハルハ諸部の始祖となったことで知られる。『アルタン・ハーン伝』ではゲレセンジ()とも表記され、「ジャライル・ホンタイジ()」とも称される。