ユミル()とは北欧神話『スノッリのエッダ』に出てくる原初の巨人。彼はまたアウルゲルミル(、「耳障りにわめき叫ぶ者」)とも呼ばれる。なお「Ymir」の日本語表記には、他に、ユーミル、ユミール、イミルなどがある。

ロキ()は、北欧神話に登場する悪戯好きの神。その名は「閉ざす者」、「終わらせる者」の意。神々の敵であるヨトゥンの血を引いている。巨人の血を引きながらもオーディンの義兄弟となってアースガルズに住み、オーディンやトールと共に旅に出ることもあった。

ミーミル(、ミミル、ミーミ)は、北欧神話のオーディンの相談役となった賢者の神。オーディンの伯父にあたる巨人といわれている。

エーギル()は、北欧神話に登場する神の名前である。土星の第36衛星エーギルのエポニムである。

ギュミル(Gymir)は、北欧神話に登場する豊穣神フレイの妻ゲルズの父の名である。名前は「海」を意味している。

波の乙女(なみのおとめ)は、北欧神話に登場する巨人の9人の女性である。

山の巨人又は丘の巨人((単数形、ベルグリシ)、(複数形)。)は、北欧神話に登場する巨人の一種である。本記事では統一して山の巨人と呼ぶ。

アングルボザまたはアングルボダ()は、北欧神話に登場する女巨人。『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第34章によると、彼女はヨトゥンヘイムに住んでおり、ロキとの間には巨狼フェンリル、ミズガルズの大蛇ヨルムンガンド、ヘルを生んだ。

イジ(。綴りは他に Idi も)は北欧神話に登場する霜の巨人で、その兄弟スィアチとガングとともにアルヴァルディの息子であった。

ガング(。綴りはまたは Gang )は霜の巨人で、その兄弟スィアチとイジとともにアルヴァルディの息子であった。

スリヴァルディもしくはスリーヴァルディ(。Thrívaldi または Thrivaldi のように英語化される)という、名前が「3倍強い("thrice mighty")」を意味する人物は、トールによって殺される霜の巨人である。

ファールバウティ()は、ラウフェイまたはナールの夫、ロキ、ビューレイストそしてヘルブリンディの父であった。名前は「残酷に打つ」を意味している。土星の第40衛星ファールバウティのエポニムである。

フリームスルス(。綴りは他にhrímthursも)は、、ヨトゥンの独自の種族の一つである。

ヘルブリンディあるいはヘルビンディ( 、「戦士の眼をくらますもの」の意)は北欧神話に登場する名。* 霜の巨人ファールバウティとラウフェイの息子で、ロキとビューレイストの兄弟。* オーディンのケニングの一つ。

ムンディルファリ(ムンディルフェーリとも。。あるいは Mundilfari、「定まった時間の中を動く者」の意)はヨートゥン(北欧神話の巨人族)のひとり。『スノッリのエッダ』の「ギュルヴィたぶらかし」では、太陽の女神ソールと月の神マーニの父にあたる。

スカジ( 、、Skade、Skadi、スカディとも)は、北欧神話に登場する女の巨人である。土星の第27衛星スカジのエポニムである。

トロールまたはトロル(、)とは、北欧の国、特にノルウェーの伝承に登場する妖精の一種である。

カーリ()は、風の言い換え(ケニング)として、北欧神話のスールルのうちの1つで言及される、おそらくは巨人の名である。土星の第45衛星カーリのエポニムである。

フォルニョート(フォルニョウトゥルとも)(、)は、北欧神話に登場する巨人である。彼は、風の象徴であるカーリ()、火の象徴であるロギ()、そして海の支配者であるフレール()またはエーギル() の父である。さらに、フィンランドの王であったともされる。

フレースヴェルグ(古ノルド語：Hræsvelgr、「死体を飲みこむ者」の意、フレスベルグとも)とは、北欧神話に登場する、鷲の姿をした巨人である。『ヴァフスルーズニルの言葉』第37聯 によると、世界のあらゆる風は、フレースヴェルグがおこしたものであるという。