藤原 喜娘(ふじわら の きじょう、生没年不詳)は奈良時代の人物。藤原北家、遣唐大使を務めた藤原清河の娘。

生江 家道女(いくえ の いえみちめ、生没年不詳)は、越前国出身の民間宗教者。出家をせず在家のままで仏道修行をする女性を優婆夷(うばい)と尊称していたことから、出身地にちなんで「越の優婆夷」(こしのうばい)と呼ばれて人々から畏怖されたという。

石川 内命婦(いしかわ の うちみょうぶ、生没年不詳)は、奈良時代の女性。大伴安麻呂の妻。子に大伴坂上郎女、大伴稲公。石川 命婦(いしかわ の みょうぶ)とも書く。なお『万葉集』には、同一人物ともいわれる石川 郎女という歌人がいるが定説を得ていない。

忌部 多夜須子(いんべ の たやすこ、生没不詳)は、奈良時代の女性。姓は首。阿波国(現徳島県)で初めて資料に現れた最初の女性である。またの名を夜須古(『今昔物語集』)。

宇遅部黒女(うじべ の くろめ、生没年不詳)は、奈良時代の女性。武蔵国豊島郡(現在の東京都千代田区・中央区・港区・台東区・文京区・新宿区・渋谷区・豊島区・荒川区・北区・板橋区・練馬区あたり)の人。上丁(かみつよほろ)の椋椅部荒虫(くらはしべのあらむし)の妻。

大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ、生没年不詳)は、『万葉集』の代表的歌人。大伴安麻呂と石川内命婦の娘。大伴稲公の姉で、大伴旅人の異母妹。大伴家持の叔母で姑でもある。

大神女郎(おおみわのいらつめ、生没年不詳)は、奈良時代の女流歌人。大神氏(おおみわし)の出身。大神氏は大物主神(大三輪神)の子大田田根子を始祖とする、神別氏族で、大神神社(奈良県桜井市三輪)の祭祀を司った。

笠郎女(かさのいらつめ)は奈良時代中期の歌人。生没年未詳。一説には笠金村の娘。大伴家持とかかわりのあった十余人の女性のひとりで、同時代では大伴坂上郎女とならび称される女性歌人。『万葉集』巻三、巻四、巻八に計29首の歌が収載されている。

大伴 坂上大嬢(おおとも の さかのうえ の おおいらつめ、生没年不詳)は、奈良時代の女性。大伴宿奈麻呂と坂上郎女の長女で、妹に坂上二嬢がいる。異母姉に田村大嬢がいる。大伴家持の従妹でのち正妻になる。名は坂上大娘とも見える。大嬢を「おほひめ」「おほをとめ」などと訓む説もある。

大伴坂上二嬢(おおとも の さかのうえ の おといらつめ、生没年不詳)は、奈良時代の女性。坂上家之二嬢とあり、大伴宿奈麻呂と坂上郎女の間の次女。坂上大嬢の妹。大伴駿河麻呂と坂上郎女との贈答に、駿河麻呂と二嬢との婚約を暗示する節がある。Category:8世紀日本の女性

玉依御前(たまよりごぜん、生年不明 - 835年(承和2年))は、奈良時代から平安時代の女性。佐伯田公の正室。空海の生母。なお、空海は次男で、長男に佐伯鈴伎麻呂がいる。名は「阿古屋(あこや)御前」との説もあるが、正確なところは不詳。

大伴 田村大嬢(おおとも の たむら の おおおとめ、生没年不詳)は、大伴宿奈麻呂の娘。坂上大嬢・坂上二嬢の異母姉である。母は不詳。父の宿奈麻呂の田村の里に住んだため、「田村大嬢」と呼ばれる。天平年間、叔父大伴稲公より恋歌を贈られるが、これは稻公の姉である大伴坂上郎女の代作。

中将姫(ちゅうじょうひめ、天平19年8月18日(747年9月30日)- 宝亀6年3月14日(775年4月22日))は、奈良の當麻寺に伝わる『当麻曼荼羅』を織ったとされる、日本の伝説上の人物。平安時代の長和・寛仁の頃より世間に広まり、様々な芸能・文芸作品の題材となった。

巨勢郎女(こせのいらつめ、生没年不詳)は巨勢比等の娘。大伴安麻呂の妻、田主の母。旅人の母であるとも考えられている。

額田部 蘇提売(ぬかたべ の そてめ、生没年不詳)は、奈良時代の女性。

紀 小鹿(き の おしか、生没年未詳)は、奈良時代中期の歌人。紀 女郎(き の いらつめ)ともいう。

服部 呰女(はとりべ の あさめ、生没年不詳)は、奈良時代の女性。

物部 刀自売(もののべ の とじめ、生没年不詳)は、奈良時代の人物。

直 玉主売(あたい の たまぬしめ、生没年不詳)は、奈良時代の女性。

四比 信紗(しひ の しなさ、生没年不詳)は、奈良時代の女性。大和国有智郡(現在の五條市)の人。