完顔 秉徳(かんがん へいとく、? - 天徳2年4月12日(1150年5月10日))は、金の宗室。女真名は乙卒。実力者だった有力皇族の秦王粘没喝(宗翰)の孫で、父は設野馬。

完顔 陳和尚(かんがん ちんわしょう、1192年 - 1232年)は、金末の軍人。諱は彝、字は良佐だが、小字(幼名)の陳和尚に姓の完顔を付した名前で知られている。豊州の出身。

胡沙(こさ、女真音：クシャ、? - 1213年)は、金の官僚。金の宗室である女真完顔部の出身。漢名は承裕。

粘没喝(ネメガ)は、金の宗室。軍人。別名は粘罕、あるいは烏家奴。漢名は宗翰。劾者(ヘテェ)の孫で、撒改(サガイ)の長男。劾者は初代皇帝の太祖阿骨打(アクダ)の伯父であり、粘没喝(ネメガ)は阿骨打からは従甥にあたる。

福興(ふくこう、女真音：フシン、? - 貞祐3年5月2日(1215年5月31日))は、金の官僚。金の国姓である女真完顔部の出身。太祖阿骨打の弟の鄆王吾都補(完顔昂)の孫で、完顔鄭家奴の子。漢名は承暉。字は維明。

崇厚(すうこう、チュンホウ、　転写：cungheo、Chonghou、道光6年9月7日(1826年10月7日) - 光緒19年2月9日(1893年3月26日))は、清朝の官僚。字は地山。満洲鑲黄旗人で、金の皇室ワンギャ氏(wanggiya hala、完顔氏)の末裔。

崇実(すうじつ、チュンシ、　転写：cungši、繁体字：崇實、Chongshi、1820年 - 1876年)は、清朝の官僚。字は子華。満洲鑲黄旗人で、金の皇室ワンギャ氏(wanggiya hala、完顔氏)の末裔。

阿骨打(アクダ)は、金の初代皇帝(在位：1115年1月28日(1月1日) - 1123年9月19日(8月28日))である。女真(ジュシェン)族の完顔部(ワンヤン部)の族長であった。

烏雅束(ウヤス、清寧7年(1061年) - 天慶3年(1113年))は、女真(ジュシェン)の10代目の首長。字は毛路完。廟号は康宗。金の皇帝の太祖阿骨打(アクダ)・太宗呉乞買(ウキマイ)の長兄。祖父は景祖烏古廼(ウクナイ)。父は世祖劾里鉢(ヘリンボ)。

盈歌(インコ、重熙22年(1053年) - 乾統3年10月29日(1103年12月12日))は、女真(ジュシェン)の首長。記録には9代目と記されており、金の景祖烏古廼(ウクナイ)の末子。金の建国者である太祖阿骨打(アクダ)の叔父にあたる。

完顔 合達(かんがん がったつ、? - 1232年)は、中国金末の軍人。第二次対金戦争でモンゴル帝国軍を相手に活躍した。三峰山の戦いにて戦死。

劾里鉢(ヘリンボ)は、のちに金朝(1115年 - 1234年)を打ち立てた女真(ジュシェン)人のなかで最も勢威をほこった完顔氏の族長。(ウクナイ)の次男。

撒改(サガイ、生年不明 - 1121年)は、金の宗室。子に粘没喝(ネメガ、完顔宗翰)・(アラン、完顔宗憲)がいる。

劾者(ヘテェ)は、金の景祖烏古廼(ウクナイ)との長男で、金の世祖劾里鉢(ヘリンボ)・粛宗頗剌淑(ポラシェ)および穆宗盈歌(インコ)の長兄。

アハチュ(満文：不詳，転写：不詳) は古論氏女真族。漢字文献では「阿哈出」、「於虚出」などと音訳表記される。明朝初期、胡里改部の領袖。永楽初年に設置された建州衛の初代衛主とされる。

釈家奴(漢名：李顕忠) は古倫氏女真族。初代建州衛衛主・阿哈出の子で、二代目衛主。この代で、代々居住した三姓地方 (現黒龍江省ハルピン市イラン県)から建州衛の設置された鳳州 (現吉林省通化市梅河口市山城鎮) に移徙したとされる。

李満住(りまんじゅう)は、明朝初期の女真族。初代建州衛主・阿哈出の孫、二代目衛主・釋家奴の子。初代建州左衛主・猛哥帖木児の外甥。三代目建州衛主。

恕妃(じょひ、？ - ？)は、清の嘉慶帝の皇子時代の側室。姓は完顔(ワンヤン)氏。満州鑲紅旗の出身。