朱 全昱(しゅ ぜんいく、? - 916年)は、後梁の初代皇帝朱全忠の長兄。諡は徳靖。

張 全義(ちょう ぜんぎ、852年 - 926年)は、唐末から後唐にかけての武人。もとの名は張言。濮州臨濮県の人。

徳妃張氏(とくひ ちょうし、891年 - 915年)は、五代十国時代の後梁の末帝朱友貞の妃嬪(元は正室)。父の張帰覇が後梁の功臣であったことにより、均王朱友貞に正室として嫁いだ。

次妃郭氏(じひ かくし、生没年不詳)は、五代後梁の第3代皇帝朱友貞の妃。父は登州刺史であった郭帰厚である。美貌により選ばれて後宮に入った。後梁が滅亡すると、朱友貞は控鶴都将(侍衛軍の将校)の皇甫麟に介錯させ、自決して果てた。郭妃は後唐の荘宗李存勗によって召された。

張皇后(ちょうこうごう、? - 913年)は、後梁の廃帝朱友珪の皇后。諱は不詳。

朱 友謙(しゅ ゆうけん、? - 926年)は、後梁の創建者朱全忠の仮子。もとの名は簡。後に後唐の創建者李存勗の仮子となった。娘の楚国夫人は李従曮(岐の李茂貞の六男)にとついだ。

朱 友誨(しゅ ゆうかい、? - 921年)は、後梁の太祖朱全忠の甥。朱全昱の末子。叔父の受禅後、邵王に封じられる。921年、次兄の朱友能の謀反に巻き込まれて、長兄の朱友諒と共に激怒した従弟の末帝によって、兄弟まとめて処刑された。

朱 友徽(しゅ ゆうき、? - 923年)は、後梁の太祖朱全忠の七男。

朱 友敬 (しゅ ゆうけい、? - 915年)は、後梁の太祖朱全忠の八男で末子。『資治通鑑』や『五代会要』では友敬とあるが、正史では友孜とも作る。末帝朱友貞の同母弟。

朱 友璋(しゅ ゆうしょう、生没年不詳)は、後梁の太祖朱全忠の五男。妻は張全義の娘。

朱 友譲(しゅ ゆうじょう、生没年不詳)は、後梁の初代皇帝の朱全忠の仮子。もとの姓は李で、本名は不明(排行で七郎と呼ばれていた)。

朱 友能(しゅ ゆうのう、? - 923年)は、後梁の太祖朱全忠の甥。朱全昱の次男。叔父から恵王に封じられる。918年に反乱を起こしたが敗れた。数カ月後に降伏し、末帝からは赦され、房陵侯に降格されただけで済んだ。

朱 友文(しゅ ゆうぶん、? - 912年)は、後梁の太祖朱全忠の仮子。字は徳明。威風凛々とした風貌の持ち主で、学問を好み、よく議論し、詩に長けていたと伝わる。

朱 友雍(しゅ ゆうよう、? - 923年)は、後梁の太祖朱全忠の六男。

朱 友諒(しゅ ゆうりょう、? - 921年)は、後梁の太祖朱全忠の甥。朱全昱の長男。

王 彦章(おう げんしょう、863年 - 923年11月15日)は、五代後梁の将軍。字は賢明もしくは子明。鄆州寿張県の人。

楊 師厚(よう しこう、? - 915年)は、五代後梁の将軍。潁州汝陰県斤溝の人。

葛 従周(かつ じゅうしゅう、生没年不詳)は、五代後梁の将軍。字は通美。濮州鄄城県の人。

寇 彦卿(こう げんけい、生没年不詳)は、五代後梁の将軍。字は俊臣。開封府の人。身長は八尺であり、騎射に長け、書史を好んだ。

李 振(り しん、? - 923年11月20日)は、唐末から後梁にかけての人物。字は興緒。西州(現在の新疆ウイグル自治区トルファン市高昌区)の出身。