ヒュパティア(, 350年から370年頃 - 415年3月)は、東ローマ時代のエジプトで活動したギリシャ系の数学者・天文学者・新プラトン主義哲学者。ハイパティアともヒパティアとも呼ばれる。

アンモニオス・ヘルメイウ (, , 440年頃 - 520年頃)は東ローマ帝国初期のネオプラトニズム哲学者。哲学者夫婦のとアイデシアの息子。アテナイでプロクロスに学んだ後、生涯の大部分をアレクサンドリアで教鞭をとって過ごし、プラトン、アリストテレス、その他の哲学者の著書の注釈書を著した。

カルキスのイアンブリコス(, , ; おそらくシリア語もしくはアラム語で ya-mlku, "彼は王である"を意味する、245年 - 325年)は、シリア人のネオプラトニズム哲学者で、後期ネオプラトニズム哲学のとった方向性を決定づけた。

プロティノス(プローティノス、、 、、 205年? - 270年)は、古代ローマ支配下のエジプトの哲学者で、現代の学者らからはネオプラトニズム(新プラトン主義)の創始者とされている人物である。日本語では「プロチノス」とも表記される。主著は『エンネアデス』。

アンモニオス・サッカス(生没年不明、 )は、3世紀前期アレクサンドリアで活動した神秘主義哲学者。「神より教わりし人(テオディダクトス)」と呼称された。著名な弟子に新プラトン学派のプロティノス、キリスト教神学者のオリゲネス、修辞学者のがいる。

アイデシア ()は、5世紀アレクサンドリア出身のネオプラトニズムの女性哲学者。 シュリアノスの親族で、の妻。美貌と徳を兼ね備えた人物として知られた。夫の死後、貧困の軽減に尽力し、息子のアンモニオス、の教育に力を入れた。

テュロスのポルピュリオス(、234年 - 305年)は、ネオプラトニズムの哲学者。テュロス出身。彼は師プロティノスの唯一の著作『エンネアデス』を編纂・発表した。彼は自身の著作も多く残していてテーマも多岐に渡っている。

プロクロス(, , , 412年2月7日 - 485年4月17日)は、東ローマ帝国初期・古代末期の哲学者。代表的な新プラトン主義者。アテナイのアカデメイアの。著作は哲学・神学・数学・天文学の諸分野に及ぶ。

偽ディオニュシオス・ホ・アレオパギテース(ぎディオニュシオス・ホ・アレオパギテース、)、または偽ディオニュシウス・アレオパギタ()は、5-6世紀ごろの(おそらく)シリアの神学者。偽ディオニュシオスまたは擬ディオニュシオスとも略称される。

キリキアのシンプリキオス(、490年 – 560年)は、古代末期キリキア出身の哲学者。アンモニオス・ヘルメイウとダマスキオスの弟子。古代最後のネオ・プラトニストの一人であり、6世紀初めユスティニアヌスに迫害された非キリスト教哲学者の一人。アリストテレスの著作に関して註釈を行った。

エウナピオス(, Eunapios, , 345年頃 - 414年)は、ローマ帝国期のギリシア語弁論家・歴史家・異教主義者。著作として、新プラトン主義・密儀宗教・第二次ソフィスト等の史料である『哲学者およびソフィスト列伝』と、断片のみ伝わる題名不詳の歴史書がある。

16世紀に描かれた肖像画キュレネのシュネシオス( 370年ごろ - 413年ごろ)は、東ローマ帝国初期・古代末期の新プラトン主義哲学者、第二次ソフィスト、キリスト教司教、ヒュパティアの教え子。複数の著作、書簡、讃歌が現存する。

マクロビウス。12世紀画。『スキピオの夢注解』を息子に授けるマクロビウス。12世紀画。アンブロシウス・テオドシウス・マクロビウス( fl.400年ごろ)は、帝政ローマ末期のラテン語著作家。現存する著作に『スキピオの夢注解』『』がある。

ダマスキオス( 462年ごろ - 538年ごろ)は、東ローマ帝国初期・古代末期ダマスクス出身の哲学者。新プラトン主義者。アテナイのアカデメイア最後の。

シュリアノス( , 437年没)は、東ローマ帝国初期・古代末期の哲学者。新プラトン主義者。アテナイのアカデメイアのであり、アテナイのプルタルコスの次代、プロクロスの先代にあたる。

アテナイのプルタルコス( , 431年/432年没)は、東ローマ帝国初期・古代末期の哲学者。新プラトン主義者。アテナイのアカデメイアを再興した。シュリアノスとプロクロスの師。ネストリオスの子プルタルコスとも呼ばれる。