アバハイ(満洲語：、転写：abahai、漢字表記：阿巴亥、1590年-1626年10月1日)は、後金の太祖ヌルハチ(1559年 - 1626年)の配偶者。女真(満洲人)の(八旗の一つ)に属するウラナラ氏(Ula nara hara)出身。

ボクド(右)とボクドの兜を掴み首級を挙げようとするダイシャン(左) (『滿洲實錄』巻3「洪巴圖魯代善貝勒敗烏拉兵」)ボクド (満文：, 転写：bokdo, 漢文：博克多、布克敦) は、ウラナラ氏女真族。初代ウラ国主ブヤンの子。

ナチブル(満洲語：, 転写：Nacibulu, 漢文：納齊布祿または納齊卜祿)はナラ氏女真族。金朝ワンヤン氏の子孫とされる。シベ (錫伯) 王の支配下を脱し、自立してフルン･グルン (扈倫国) を樹立した。

ワンギヌ (満洲語：, 転写：Wangginu, 漢文：旺吉努、王機砮) はホイファナラ氏、初代ホイファ･ベイレ (輝発国主)。

バインダリはホイファナラ氏女真族。初代ホイファ国主・ワンギヌの孫で、二代目 (末代) 国主。詳細な記述はあまり遺っていないが、非常に獰猛で暴戻な性格のもち主とされ、その性格が災いして国内の宗族や属部の離叛を招き、最後はイェヘの策略でヌルハチを怒らせ、討伐されて国家諸共滅んだ。

ケシネは、明朝中後期に活躍したナラ氏女真族。ハダナラ氏始祖・ワンジュ (王忠) の父、及び初代ハダ国主・ワン (王台) の祖父にあたる。

王杲 wáng gǎo|-! colspan="2" |出身氏族|-| colspan="2" | 喜塔臘ヒタラ氏? (建州女直)|-! colspan="2" | 名字称諡|-|通称漢名| 王杲wáng gǎo|-|偽名|科勺|-

カングルはハダナラ氏女真族、初代ハダ国主・萬の落胤(私生子)。長兄・フルガンと国主の座をめぐって争い、敗れてイェヘに亡命したが、フルガン死後に帰還し、イェヘと結託して再び後継者争いに参戦したことで、ハダは三つ巴となった。明朝に捕縛されてからは野心も消え、まもなく病死した。

ブジャイは、イェヘナラ氏女真族。初代イェヘ西城主・チンギヤヌの子で、二代目城主。父の死後に西城主を承継し、父祖の恨みを霽らすべく、従兄弟のナリムブル (東城主) とともにハダを幾度にも亘って襲撃した。

モンゴ･ジェジェ (満文：, 転写：mongojeje, 漢文：孟古哲哲) は清太祖ヌルハチ福金フジン。太宗ホン･タイジ生母。イェヘ･ナラ氏女真族。イェヘ初代東城主ベイレヤンギヌ娘、第二代ナリムブルおよび第三代ギンタイシの妹。ホン･タイジを産んだ後に病歿。

アタイは、明朝後期の建州女直。建州右衛都指揮使・王杲の子。妻はヌルハチ (後の清太祖) の従姉妹で、その祖父はギョチャンガ。

アンバ･フィヤング (またはアン･フィヤング) は、ギョルチャ氏女真族。若い頃にヌルハチに従って以来、多数の戦功をあげ、後にアイシン･グルン (後金) の五大臣の一人に選ばれた(ほかはニョフル氏エイドゥ、グァルギヤ氏フュンドン、ドンゴ氏ホホリ、トゥンギャ氏フルハン)。

ソオチャンガは、覺羅ギョロ氏女真族。{|class=floatright|+ soocangga|-! colspan="2" |出身氏族|-| colspan="2" | 河洛噶善holo gašan地方覺羅gioro氏|-

フルハン (フルガンとも)は、雅爾古地方佟佳氏女真族。所謂「後金開国五大臣」の一人。満洲正白旗人。称号として「達爾漢侍衛扈爾漢」とも。

エメチ (満文：, 転写：Emeci, 漢文：額穆齊、喜塔臘氏、女真族)は清宣皇帝タクシ嫡福金フジン。清太祖ヌルハチ生母。タクシとの間にヌルハチ、シュルハチ、ヤルハチを儲けた後、1559年に亡くなったとされる。清朝成立後に宣皇后に追尊された。

原皇后(げんこうごう、生没年不詳) は清朝宗室(愛新覚羅氏)の遠祖とされる清肇祖孟特穆の妻で、清の開祖ヌルハチの先祖。孟特穆の妻であったこと以外はほとんどわかっていない。

直皇后(ちょくこうごう、生没年不詳) は興祖直皇帝福満の妻で、清の開祖ヌルハチの曾祖母。出自は果都理巴顏系喜塔臘氏で、ヌルハチの生母宣皇后と同族出身。子は景祖翼皇帝ギオチャンガ。

翼皇后(よくこうごう、生没年不詳) は景祖翼皇帝ギオチャンガの妻で、清の開祖ヌルハチの祖母。出自は不明で、事績もあまり良く伝わっていない。子は清宣皇帝タクシ。

エイドゥ(満州語：、転写：eidu、漢字:額亦都、1562年 – 1621年)は、後金の建国五大臣の筆頭である。長白山英鋷峪に世居する鈕祜禄(ニオフル)氏(Niohuru hala)出身。父は都陵阿で、満洲鑲黄旗に属していた。

グンダイ(16世紀？ - 1620年、満洲語：、転写：Gundai、漢文：衮代)は清の太祖ヌルハチの最初の正妻である。莽塞杜諸祜の娘。後世に編纂された文献では、「継妃」あるいは「清太祖継妃」と称されている。