島間網切氏(トガンマンジョルし、しままあみきりし、)は、朝鮮の氏族の一つである。始祖は、日本人の子として生まれながら第二次世界大戦終戦時の混乱の中で外祖父に託され、後に韓国に帰化した網切一郎である。

旌善李氏(チョンソンニし、)は、朝鮮の氏族の一つ。本貫は江原道旌善郡である。2015年の調査では、2,597人である。始祖の李陽焜は元々、ベトナムの李朝の第4代皇帝の養子であったが、政争に巻き込まれたため中国の南宋に亡命していた。

花山李氏(ファサンニし、)は、朝鮮の氏族の一つ。本貫は黄海北道金川郡である。2015年の調査では、1,237人である。始祖は、ベトナムの李朝の王族の李龍祥である。陳朝により李朝が滅ぼされた際の1226年に宋朝を経て高麗へと亡命した。

友鹿金氏(ウロッキムし、ゆうろくきんし、)または賜姓金海金氏(しせいきんかいきんし)は、朝鮮の氏族。李氏朝鮮に帰化した日本人が祖先であるとされており、姓を与えたもともとの金海金氏との血縁関係はない。本貫は、大邱広域市達城郡嘉昌面友鹿里。

兵営南氏(ピョンヨンナムし、)は、朝鮮の氏族の一つ。2015年の調査では5人未満である。李氏朝鮮時代にオランダのホルクム出身のヘンドリック・ハメル一行が遭難して全羅道に漂流し、現地の朝鮮人女性と結婚したが、その子孫が兵営南氏である。

咸博金氏(ハンバッキムし、かんはくきんし、)は、朝鮮の氏族。本貫は清道郡、金海市である。2015年の調査では5人以下とされる。始祖は文禄・慶長の役のとき朝鮮に投降()した日本兵の金誠仁。友鹿金氏と同じく朝鮮王宣祖から姓を賜った。

和順松氏(ファスンソンし、)は、朝鮮の氏族の一つ。本貫は全羅南道和順郡である。2000年調査では、4643人であった。一方、2015年の調査では5人未満となる。日本で孤児であった松吉晩は幼少時に釜山に住んでおり、母を探して1946年、18歳の時に帰還船に乗って釜山を訪れた。

城南李氏(ソンナムニし、)は、朝鮮の氏族の一つ。本貫は京畿道城南市である。2015年の調査では189人がいる。城南李氏は外国人が帰化する際に創姓創本したものである。始祖はロシア出身で韓国に帰化したサッカー選手のデニス・ラクチオノフ(李城南)である。

城津辻氏(または城津汁氏、ソンジンジュプし、)は、朝鮮の氏族。本貫は咸鏡北道金策市である。2000年調査では、86人である。始祖は、日本統治時代の朝鮮に鉄道職員として朝鮮に派遣された日本人の父と韓国人の母の間に生まれた辻・カンブである。

槐山占氏(クェサンジョムし、)は、朝鮮の氏族の一つ。本貫は忠清北道槐山郡である。2000年調査では、107人である。一方、2015年の調査では5人未満となる。日本から帰化した氏族であるが、始祖の詳細は不明である。

東門荒木氏(トンムナンモクし、)は、朝鮮の氏族の一つ。韓国の荒木氏の本貫は東門荒木氏のみで、日本の荒木氏に由来した朝鮮の氏族である。2015年の統計庁の人口調査によると東門荒木氏の人口は5人で、これは韓国の荒木氏の全員である。主要人物として、荒木治丞がいる。

解(かい)は、漢姓のひとつ。

ソウル姜氏(ソウルガンし、)は、朝鮮の氏族の一つ。本貫はソウル特別市である。始祖は米国人の軍人である父と韓国人の母をもつ姜修一である。姜修一はサッカーをするために住民登録番号を新しくする過程でソウル姜氏の始祖となった。

河陽許氏(ハヤンホし、)は、朝鮮の氏族の一つ。本貫は慶尚北道慶山市である。2015年の調査では、20,608人である。始祖は金官加羅国の初代王首露王の妃のサータヴァーハナ朝の王女許黄玉の33代子孫の許康安である。

泰仁許氏(テイノし、)は、朝鮮の氏族の一つ。本貫は全羅北道井邑市である。2015年の調査では、6,870人である(他に同系列の詩山許氏は5,120人)。始祖は金官加羅国の初代王首露王の妃のサータヴァーハナ朝の王女許黄玉の30代子孫の許士文である。

金海許氏(キメホし、)は、朝鮮の氏族の一つ。本貫は慶尚南道金海市である。2015年の調査では、134,068人である。

陽川許氏(ヤンチョノし、)は、朝鮮の氏族の一つ。本貫はソウル特別市江西区である。2015年の調査では、149,505人である。陽川許氏は金官加羅国の初代王首露王とサータヴァーハナ朝の王女の許黄玉の子孫である。

岡田氏(朝鮮語: 강전)は、朝鮮の氏族の一つ。2000年の統計庁の人口調査で51人が確認された。岡田氏は、日本の岡田氏に由来した朝鮮の氏族である。

楽浪王氏(らくろうおうし、)は、斉の膠州湾出身の豪族であり、朝鮮半島に移住し、漢代に楽浪郡が設立されて以来、楽浪地域の支配階級となる。

楽浪貫氏(らくろうかんし、ナンナングァンし、)は、前漢の武帝が紀元前108年に朝鮮半島に設置した植民地である漢四郡で勢力を張った漢人豪族。