桓 焉(かん えん、? - 143年)は、後漢の官僚で今文経の学者。字は叔元。本貫は沛国竜亢県。太常桓栄の孫で、太常桓郁の子にあたる。斉の桓公の末裔とされ、後漢ではいわゆる「累世帝師」の家柄で著名である。

桓 玄(かん げん)は、桓楚の初代皇帝。東晋の安帝より禅譲を受けて皇帝となるが、3カ月後に安帝復位を大義名分としたクーデターを起こした劉裕(後の南朝宋武帝)によって殺された。

桓 温(かん おん、永嘉6年(312年)- 寧康元年7月14日(373年8月18日))は、東晋の政治家・軍人。字は元子。譙国竜亢県の人。父は宣城内史桓彝。母は孔憲。後漢の儒学者桓栄、三国時代の魏の政治家桓範の後裔であるという。

桓 沖(かん ちゅう、咸和3年(328年)- 太元9年2月27日(384年4月4日))は、東晋の武将。字は幼子。譙国竜亢県(現在の安徽省蚌埠市懐遠県)の人。父は宣城内史桓彝。

桓 範(かん はん、? - 249年)は、中国後漢末期から三国時代にかけての武将、政治家、文学者。魏に仕えた。字は元則。豫州沛国の人。妻は仲長氏(仲長統の一族)。子は男子一人(名は不明)。『三国志』魏志「諸夏侯曹伝」などに記録がある。

桓 彬(かん ひん、133年 - 178年)は、後漢の官僚。字は彦林。本貫は沛国竜亢県。

桓 郁(かん いく、生年不詳 - 93年)は、後漢の儒学者・官僚。字は仲恩。本貫は沛国竜亢県。

桓 鸞(かん らん、108年 - 184年)は、後漢の官僚。字は始春。本貫は沛国竜亢県。

桓 典(かん てん、生年不詳 - 201年)は、後漢の官僚。字は公雅。本貫は沛国竜亢県。

桓 彝(かん い、276年 - 328年)は、西晋末期から東晋初期の官僚・政治家。字は茂倫。譙国竜亢県(現在の安徽省蚌埠市懐遠県)の人。東晋の朝廷の運営や地方の統治で活躍するが、最期は蘇峻の乱で討死した。

桓 雲(かん うん、生年不詳 - 360年)は、東晋の軍人・官僚。字は雲子。譙国竜亢県(現在の安徽省蚌埠市懐遠県)の人。父は宣城内史桓彝。

桓 秘(かん ひ、生没年不詳)は、東晋の官僚・軍人。字は穆子。譙国竜亢県(現在の安徽省蚌埠市懐遠県)の人。父は宣城内史桓彝。母は孔憲。兄の大司馬桓温死後、後を継いだ弟の桓沖に反抗して、桓温の子らとともに殺害を企むが、露見して朝廷から追放された。

桓 石虔(かん せきけん、生年不詳 - 太元14年6月19日(389年7月28日))は、東晋の軍人。小字は鎮悪。譙国竜亢県の人。東晋の征西大将軍桓豁の子。並外れた武勇をもって、数多くの戦いで活躍した。

桓 石民(かん せきみん、生年不詳 - 389年)は、東晋の軍人。譙国竜亢県の人。東晋の征西大将軍桓豁の子。主に荊州方面で前秦と戦い、淝水の戦い後、東晋の飛躍に貢献した。

桓 石綏(かん せきすい、生年不詳 - 410年)は、東晋末期の軍人。譙国竜亢県の人。東晋の征西大将軍桓豁の子。東晋・桓楚に仕え、桓楚成立後は東晋と戦い、敗れて討死した。桓楚最後の指導者｡

桓 偉(かん い、生年不詳 - 403年)は、東晋末期の軍人・政治家。字は幼道。譙国竜亢県の人。東晋の大司馬桓温の子。東晋に仕え、桓氏一族の発展に貢献した。

桓 石生(かん せきせい、生没年不詳)は、東晋の軍人。譙国竜亢県の人。東晋の征西大将軍桓豁の子。東晋に仕え、桓氏一族の興隆に貢献した。

桓 修(かん しゅう、生年不詳 - 元興3年2月28日(404年3月25日))は、東晋末期の軍人。字は承祖。譙国竜亢県の人。東晋の車騎将軍桓沖の子。東晋・桓楚に仕えたが、桓楚討伐の義軍に殺害された。

桓 石康(かん せきこう、生年不詳 - 404年)は、東晋末期の軍人。譙国竜亢県の人。東晋の征西大将軍桓豁の子。東晋・桓楚に仕え、最期は皇帝桓玄とともに殺害された。

桓 振(かん しん、生没年不詳)は、東晋末期の軍人。字は道全。譙国竜亢県の人。東晋の冠軍将軍桓石虔の子。抜群の武勇を誇ったが、反桓楚の義軍に敗れて討死した。桓楚の指導者｡