百済王 俊哲(くだらのこにきし しゅんてつ、)は、奈良時代から平安時代初期にかけての貴族・武人。官位は従四位下・陸奥鎮守将軍。勲等は勲三等。

百済郡(くだらのこおり)は、かつて摂津国にあった郡。西生郡・東生郡・住吉郡と並んで「江南四郊」のひとつに数えられたが、平安時代末期までに隣接の東生郡と住吉郡に編入されて消滅した。郷数3の小郡であった。

百済寺(くだらじ)は、大阪府枚方市にかつてあった寺。天平勝宝2年(750年)頃に百済王敬福(くだらのこにきしきょうふく)によって建立されたと言われている。1941年1月27日に国の史跡に指定され、更に昭和27年(1952年)3月29日に特別史跡に指定された。

百濟王神社(くだらおうじんじゃ)は、大阪府枚方市中宮西之町にある神社。旧社格は村社。百済王氏の祖霊を祭る神社である。

百済王 遠宝(くだらのこにきし えんぽう)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。贈外小紫・百済王昌成の子。官位は従四位下・左衛士督。

百済王 敬福(くだらのこにきし きょうふく)は、奈良時代の公卿。摂津亮・百済王郎虞の三男。官位は従三位・刑部卿。天平21年(749年)陸奥守在任時に陸奥国小田郡から黄金を献上したことで知られる。また橘奈良麻呂の乱や藤原仲麻呂の乱でも功績があった。

百済王 善光(くだらのこにきし ぜんこう)は、飛鳥時代の百済王族。名は扶余勇・禅広・余禅広など複数が確認されている。百済の第31代国王・義慈王の子。冠位は正広肆、贈正広参。

百済王 南典(くだらのこにきし なんてん)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての公卿。贈外小紫・百済王昌成の子。官位は従三位・播磨按察使。

百済王 郎虞(くだらのこにきし ろうぐ)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。名は良虞とも記される。贈外小紫・百済王昌成の子。官位は従四位下・摂津亮。

百済王 安義(くだらのこにきし あんぎ)は、平安時代初期の貴族。官位は従四位下・右兵衛督。

百済王 元忠(くだらのこにきし がんちゅう)は、奈良時代の貴族。官位は従四位下・大蔵少輔。

百済王 教徳(くだらのこにきし きょうとく、)は、奈良時代から平安時代初期にかけての貴族。陸奥鎮守将軍・百済王俊哲の子。官位は従四位上・刑部卿。

百済王 教法(くだらのこにきし きょうほう、生年不詳 - 承和7年11月29日(840年12月26日))は、平安時代前期の女官。桓武天皇の女御。百済王氏からは教法のほかに教仁・貞香が桓武天皇の後宮に入ったが、女御になったのは教法だけである。

百済王 慶仲(くだらのこにきし けいちゅう)は、平安時代初期の貴族。名は慶忠とも記される。官位は従四位下・民部大輔。

百済王 勝義(くだらのこにきし しょうぎ)は、平安時代初期の公卿。従四位下・百済王元忠の孫、従五位上・百済王玄風の子。官位は従三位・宮内卿。

百済王 聡哲(くだらのこにきし そうてつ)は、平安時代初期の貴族。官位は正五位下・刑部大輔。

百済王 忠宗(くだらのこにきし ちゅうそう)は、平安時代初期の貴族。位階は従四位上。

百済王 仁貞(くだらのこにきし にんじょう)は、奈良時代の貴族。官位は従四位下・右中弁。

百済王 明信(くだらのこにきし みょうしん / めいしん、生年不詳 - 弘仁6年10月15日(815年11月19日))は、奈良時代から平安時代初期にかけての女官。

百済王 利善(くだらのこにきし りぜん)は、奈良時代の貴族。官位は従四位下・散位頭。