裴 世清(はい せいせい、生没年不詳)は、6世紀後半 - 7世紀前半の中国隋・唐代の官吏。本貫は河東郡聞喜県。隋の煬帝による命令で俀國(倭国)を訪れた使者として名が知られている。『隋書』では裴清と記されている。

阿佐太子(あさたいし、アジャテジャ、6世紀末 - 7世紀前半頃)は、百済の王族出身の画家。推古天皇五年(597年)、威徳王の命で来日。推古天皇五年(597年)に朝貢した百済王の子といわれるが、百済の史料にはない。

渡来人(とらいじん)とは、古代に中国や朝鮮半島から日本に渡来した人々およびその子孫のこと。縄文時代ないし弥生時代にすでに日本へ渡来した人々がいたことが窺われ、また平安時代以降も日本に渡って来た人々はいたが、歴史上特に重要な意味をもつのは4世紀末から7世紀後半に移住した渡来人である。

司馬 達等(しば だっと・しば たちと・しば の たちと・しめ たちと、生没年不詳)は、飛鳥時代の人物。氏姓は鞍部村主(くらつくりのすぐり)あるいは鞍師首。

続 守言(しょく しゅげん、生没年不詳)は、7世紀後半(飛鳥時代後期)に唐から倭(日本)へ帰化した渡来人。持統朝の音博士。

智蔵(ちぞう)は、飛鳥時代に日本で活動した中国(呉)出身の仏教僧侶。日本の三論宗の祖の一人。俗姓は熊凝(くまごり)。

福亮(ふくりょう)は、飛鳥時代に日本で活動した中国(呉)出身の仏教僧侶。日本の三論宗の祖の一人である智蔵の父。俗姓は熊凝(くまごり)。

慧灌(えかん、生没年不詳)は、飛鳥時代に高句麗王が日本の朝廷に貢上し、来日した僧。日本の三論宗の祖。

恵慈(えじ、? - 推古天皇31年2月22日(623年3月31日))は、飛鳥時代に高句麗から渡来した僧。慧慈とも。

慧聡(えそう、生没年不詳)は、飛鳥時代に百済から渡来した僧。

憶礼 福留(おくらい ふくる、生没年不詳)は、百済の官吏あるいは武人。官位は達卒。故国の滅亡に伴い、白村江の戦いの後に倭国(日本)へ亡命した。

観勒(かんろく、生没年不詳)は、7世紀初頭の百済出身の僧侶。602年に日本(当時はおそらく倭国)へ来航する。三論宗の法匠であり、成実宗にも通じていたという。

鬼室 集斯(きしつ しゅうし、生年不明 - 持統天皇2年11月8日?(688年12月5日?))は、7世紀の百済の貴族。百済復興運動で活躍した鬼室福信の縁者。百済における官位は達率、日本亡命後の日本における官位は小錦下・学職頭。

鬼室 福信(きしつ ふくしん、生年不詳 - 663年)は、百済の王族・将軍。義慈王の父である第30代武王(余璋)の甥。官位は恩率(三品官)、のち佐平(一品官)。鬼室氏の祖となる。没した2か月後白村江の戦いで倭国と百済の連合軍が大敗した。扶余福信。

淳武 微子(じゅんむ みし、生没年不詳)は、日本の飛鳥時代の人物である。淳武止(じゅんむし)とも書く。冠位は直大参。壬申の乱の功臣。

背奈 福徳(せな の ふくとく)は 、飛鳥時代の豪族。姓(カバネ)は伝わらない。第19代高句麗王・広開土王の後裔で、その七世の子孫である延興王(延典王)の子孫とする。

智鳳(ちほう、生没年不詳)は、飛鳥時代から奈良時代にかけて日本で活動した新羅の僧。703年(大宝3年)に智鸞・智雄などとともに入唐し、慈恩大師基(或いは窺基)の法孫で法相第3祖の濮陽(ぼくよう)大師智周に師事して法相宗を学んだ。

智雄(ちゆう、生没年不詳)は、奈良時代の法相宗の僧。703年(大宝3年)智鳳・智鸞らとともに入唐し、慈恩大師基(または窺基)の法孫で法相第3祖の濮陽(ぼくよう)大師智周に師事して法相宗を学んだ。日本において法相宗を広め、日本法相宗の第3伝とされている。

智鸞(ちらん、生没年不詳)は、奈良時代の法相宗の僧。新羅の人ともいわれる。703年(大宝3年)智鳳・智雄らとともに入唐し、慈恩大師基(または窺基)の法孫で法相第3祖の濮陽(ぼくよう)大師智周に師事して法相宗を学んだ。日本において法相宗を広め、日本法相宗の第3伝とされている。

答㶱 春初(とうほん しゅんそ、生没年不詳)は、百済の官吏、武人。氏は塔本とも記される。百済の官位は達率。日本の冠位は大山下。