善信尼(ぜんしんに、敏達天皇3年(574年) - ?)は、6世紀後半の仏教の尼であり、記録上日本で最初の留学生(百済へ留学)[https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/42057]。父は司馬達等。仏師・鞍作止利の叔母にあたる。

河上娘(かわかみのいらつめ、敏達天皇3年(575年)頃? - 推古天皇25年(618年)頃?)は、崇峻天皇の女御。飛鳥川の川上にいたので河上娘と呼ばれた。蘇我馬子の娘とされる。東漢駒が崇峻天皇を殺した後に駒が河上娘を奪ったので、駒は馬子に殺されたという。

舎人娘子(とねりのおとめ、生没年不詳)は、飛鳥時代の女官・歌人。舎人氏出身と考えられる。大宝2年(702年)、持統上皇の三河行幸に従駕した(『万葉集』1-61)。また、舎人親王(天武天皇皇子)との相聞歌を贈答している(『万葉集』2-118)。『万葉集』に3首の歌が載る。

舎人吉年(とねりのきね/えとし/よしとし、生没年不詳)は、飛鳥時代の女官・歌人。名の吉年は、「きね」「えとし」「よしとし」などの読み方がある。舎人氏の出身の女官。

膳部菩岐々美郎女(かしわで の ほききみのいらつめ、? - 推古天皇30年2月21日(622年4月7日))は、飛鳥時代の女性。聖徳太子の妃。膳大娘(女)、高橋妃などとも書かれる。

刀自古郎女(とじこ の いらつめ、生没年不詳)は、飛鳥時代の女性。聖徳太子の妃。父は蘇我馬子、母は物部氏の女と伝えられている。また一説には第32代崇峻天皇の女御・河上娘の妹、もしくは同一とするものがある。

県犬養 三千代(あがた(の)いぬかい の みちよ、天智天皇4年(665年)? - 天平5年1月11日(733年2月4日))は、奈良時代前期の女官。橘三千代ともいう。

伊福吉部 徳足比売(いふくべ/いふきべ/いおきべ の とこたりひめ、生年不詳 - 和銅元年7月1日(708年7月22日)は、飛鳥時代の女性。姓は臣。位階は従七位下。文武天皇の時代の采女。

恵善尼(えぜんに、生没年不詳)は、6世紀後半の尼僧。日本最初の尼僧の一人。父は錦織壺(にしごりのつぼ)。俗名は石女。584年(敏達天皇13年)善信尼が出家したのに従い、禅蔵尼とともに善信尼の弟子として出家した。大和国の桜井道場に住した。

蘇我 娼子(そがのしょうし／そがのまさこ、生没年未詳)は飛鳥時代後期の蘇我氏の女性。「娼子」という名前は『尊卑分脈』に依る物で、『公卿補任』では蘇我 媼子(そがのおんし／そがのおうなこ)と書かれている。

手児奈(てこな)とは、真間(現:千葉県市川市真間)に奈良時代以前に住んでいたとされる女性の名前。「手古奈」、「手児名」などとも表記する。

蜂田古爾比売(はちだ の こにひめ、生年不明 - 和銅3年(710年)没)は、日本の飛鳥時代の人物である。河内国(後の和泉国)大鳥郡(現在の大阪府堺市)の人。高志才智を夫とし、天智天皇7年(668年)に僧行基を生んだ。

太媛(ふとひめ、生没年不詳)は、飛鳥時代の女性。有力豪族・物部尾輿の娘で、物部大市御狩と物部守屋の妹。布都姫(ふつひめ)夫人、御井夫人、石上夫人ともいわれる。

甘美媛(うましひめ、生没年不詳)は、飛鳥時代の女性。坂本臣の娘で、河邊瓊缶の妻。

珠名娘子(たまな の いらつめ)は、『万葉集』に登場する女性。

禅蔵尼(ぜんぞうに、生没年不詳)は6世紀後半の豪族漢人夜菩の娘。善信尼、恵善尼とともに日本最初の尼僧のひとりに挙げられる。俗名は豊女(とよめ)、等已売(といめ)。