紫式部(むらさき しきぶ)は、平安時代中期の女房、作家、歌人。『源氏物語』の作者とされ、『紫式部日記』を残しており、歌人として『紫式部集』を残した。『後拾遺和歌集』などに入集し、『中古三十六歌仙』『女房三十六歌仙』『百人一首』に選ばれている。

清 少納言(せい しょうなごん、、康保3年頃〈966年頃〉 - 万寿2年頃〈1025年頃〉)は、平安時代中期の女房、作家、歌人。随筆『枕草子』は平安文学の代表作の一つ。歌人としては中古三十六歌仙、そして女房三十六歌仙の一人でもある。

赤染衛門(小倉百人一首より)『やすらはで寝なましものを　小夜ふけて　かたふく迄の月を見しかな』(月岡芳年『月百姿』)赤染衛門(あかぞめえもん、天暦10年(956年)ごろ? - 長久2年(1041年)以後)は、平安時代中期の女流歌人。大隅守・赤染時用の娘。

和泉 式部(いずみ しきぶ、天元元年(978年)頃 - 没年不詳)は、平安時代中期の歌人である。越前守・大江雅致の娘。百人一首の歌人であり、中古三十六歌仙そして女房三十六歌仙の一人でもある。

伊勢 (いせ、872年(貞観14年)頃 - 938年(天慶元年)頃)は、平安時代の日本の女性歌人。三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。藤原北家真夏流、伊勢守藤原継蔭の娘。伊勢の御(いせのご)、伊勢の御息所とも呼ばれた。

伊勢大輔(いせのたいふ / いせのおおすけ、永祚元年(989年)? - 康平3年(1060年)?)は、平安時代中期の日本の女流歌人。大中臣輔親の娘。高階成順に嫁し、康資王母・筑前乳母・源兼俊母など優れた歌人を生んだ。中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。__TOC__

右近(うこん、生没年不詳)は、平安時代中期の女流歌人。父は右近衛少将藤原季縄。醍醐天皇の中宮穏子に仕えた女房で、元良親王・藤原敦忠・藤原師輔・藤原朝忠・源順(みなもとのしたごう)などと恋愛関係があった。

馬内侍(うまのないし、生没年不詳)は、平安時代中期の女流歌人。源時明の娘であるが、実父は時明の兄致明(むねあきら)と考えられている。中古三十六歌仙・女房三十六歌仙の一人。

おほつぶね(おおつぶね、生没年不詳)は、平安時代前期の女流歌人。『後撰和歌集』や『大和物語』などによれば、在原棟梁の娘で、「おほつぶね」は幼名という。あるいは藤原敦忠母の妹とも、藤原敦忠母と同一人物とも言われる。陽成院の側妾だったこともあったらしい。

小馬命婦(こうまのみょうぶ/こまのみょうぶ、生没年不詳)は、平安時代円融朝の女流歌人。生没年及び系譜不詳。馬古曽(むまこそ)とも呼ばれた。関白藤原兼通及び藤原媓子(兼通の娘・円融天皇皇后)に女房として仕える。天元2年(979年)に媓子が崩御した後、出家した。

小大君(こおおきみ、天慶3年(940年)から天暦4年(950年) - 寛弘2年(1005年)もしくは寛弘8年(1011年)頃)は、平安時代中期の女流歌人。系譜が伝わらず父母については不明である。三十六歌仙、および女房三十六歌仙の一人。

相模(さがみ、生没年不詳：998年(長徳4年)頃 - 1061年(康平4年)以降か)は、平安時代後期の歌人である。中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。実父は不詳で、摂津源氏但馬守頼光の養女。母は能登守慶滋保章の娘。相模 - 近世の百人一首かるた

成尋阿闍梨母(じょうじんあじゃり の はは は、永延2年(988年)? - 没年不詳)は、平安時代中期の女流歌人。源俊賢の娘とされるが、京都大雲寺の縁起によれば、堤大納言の娘とされる。陸奥守藤原実方の子貞叙に嫁し、僧成尋・成尊ら2子を生む。

小式部内侍(こしきぶ の ないし、長保元年(999年)頃 - 万寿2年(1025年)11月)は、平安時代の女流歌人。掌侍。女房三十六歌仙の一人。父は橘道貞、母は和泉式部。母の和泉式部と共に一条天皇の中宮・彰子に出仕した。

高階 貴子(たかしなの きし / たかこ、生年不詳 - 長徳2年〈996年〉10月)は平安時代の女流歌人。女房三十六歌仙に数えられる。通称は高内侍(こうのないし)、または儀同三司母(ぎどうさんしのはは)。

愛宮(あいみや/あいのみや、生没年不詳)は、平安時代中期の女性。左大臣源高明の継室。右大臣藤原師輔の五女で、母は雅子内親王(醍醐天皇第十皇女)。実名は不明。「愛宮」というのはおそらくは幼名であると推察される。

藤原道綱母(ふじわらのみちつな の はは)は、平安時代中期の歌人。『蜻蛉日記』の作者。藤原倫寧の娘。藤原道綱の母。

徽子女王(きし(よしこ)じょおう)は、平安時代中期の歌人。式部卿宮・重明親王の第1王女(醍醐天皇の皇孫)。母は藤原忠平の次女・寛子。朱雀天皇朝の伊勢斎宮、のち村上天皇女御。

中務(なかつかさ、912年(延喜12年)頃 - 991年(正暦2年)頃)は、平安時代中期の女流歌人。三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。父は、宇多天皇の皇子敦慶親王で、親王が中務卿であったことから、この名がついている。母は、女流歌人の伊勢。異母兄弟に刑部卿源後古、源方古がいる。