ブッダゴーサ(、仏陀瞿沙)、仏音(、覚音、覚鳴とは、5世紀前半頃の上座部仏教の代表的な注釈者であり、仏教学者。バラモンの家に生まれるが、仏教に帰依し、三蔵研究のためにセイロン島(スリランカ)に渡る。アヌラーダプラ・マハーヴィハーラ寺に所属した。

バルトリハリ(, )は、インドの詩人、文法学者。5世紀ごろの人物とされており、サンスクリット語の著作が伝承されているが、詩と文法学はそれぞれ別人の業績とする説もある。バルトリハリの人物像については数多くの伝説が残されている。

清弁(しょうべん、, バーヴィヴェーカ、, バヴィヤ、, バーヴァヴィヴェーカ)は、490年頃から570年頃のインド仏教の中観派の学者である。

ダンマパーラ(, 5世紀後半頃？)とは、上座部仏教の代表的な注釈者の一人。南インドのカーンチープラに生まれる。南インドの東南海岸地方、ナーガパッタナで修行する。パーリ語経典小部に含まれる7つの経に、注釈を残している。ブッダゴーサの清浄道論に対する復注(マハーティーカー、)を著した。

真諦(しんだい、旧字体: 眞諦、 パラマールタ、永元元年(499年) - 太建元年1月11日(569年2月12日))は、西インド生まれで中国に渡来した訳経僧、真諦三蔵。鳩摩羅什、玄奘、不空金剛と共に四大訳経家と呼ばれる。

陳那(じんな、ちんな、, Dignāga, ディグナーガ、480年頃-540年頃)は、唯識の立場からの新しい仏教論理学(=因明学)を確立した有相唯識派の仏教思想家。南インドの婆羅門の出身。

シッダセーナ・ディヴァーカラ()は、ジャイナ教の僧侶、詩人、哲学者。とくにジャイナ教論理学の基礎を築いた人物として知られる。シュヴェーターンバラ派(白衣派)とディガンバラ派(空衣派)の両方で尊重され、両派とも自分の派の人物とする。