舎人娘子(とねりのおとめ、生没年不詳)は、飛鳥時代の女官・歌人。舎人氏出身と考えられる。大宝2年(702年)、持統上皇の三河行幸に従駕した(『万葉集』1-61)。また、舎人親王(天武天皇皇子)との相聞歌を贈答している(『万葉集』2-118)。『万葉集』に3首の歌が載る。

武蔵 家刀自(むさし の いえとじ、生年不詳 - 延暦6年4月11日(787年5月3日))は、奈良時代後期の采女・女官。姓は宿禰。足立郡(現在の東京都足立区と埼玉県南東部)出身。

紀 小鹿(き の おしか、生没年未詳)は、奈良時代中期の歌人。紀 女郎(き の いらつめ)ともいう。

置始女王(おきそめじょおう/おきそめのおおきみ、生年不明 - 宝亀7年7月2日(776年7月21日))は、奈良時代の日本の皇族。系譜は不明。位階は従四位下。

浄橋女王(きよはしじょおう/きよはしのおおきみ、生年不詳 - 延暦9年閏3月1日(790年4月19日))は、奈良時代の皇族。系譜は不詳だが、光仁天皇の姪で、志貴皇子の孫。位階は従四位上。清橋女王とも表記される。

水海 浄成(みずうみ/おうみの きよなり、生没年不詳)は、奈良時代の女官。姓は毗登、のち連。官位は従五位上・勲六等・命婦。名は清成とも表記される。

壬生 小家主女(みぶ の おやかぬしめ、生没年不詳)は、奈良時代の女官。姓は直から連、のち宿禰。官位は正五位下・常陸国造。名は子家主女・小家主・少家主とも記される。

留女之女郎(るめのいらつめ、生没年不詳)は、大伴旅人の娘。母は丹比郎女。大伴家持の同母妹。「りゅうじょのいらつめ」、「とどまれるむすめのいらつめ」と読む説もある。天平勝宝2年(750年)以前に、藤原南家の二郎(藤原継縄)に嫁いだ。継縄の子藤原真葛の母と考えられている。

久米女王(くめじょおう/くめのおおきみ、生没年不詳)は、奈良時代の日本の皇族。位階は従五位下。

紀 吉継(き の よしつぐ、生年不明 - 延暦3年1月25日(784年2月20日))は、奈良時代後期(8世紀後期)の女官。姓は朝臣。官位は不明。従四位下参議・陸奥国按察使兼鎮守副将軍勲四等紀広純の娘。墓誌が残されている。

大原 室子(おおはら の むろこ、生年不明 - 延暦8年10月29日(789年11月21日))は、奈良時代後期の女官。姓は真人。官位は従四位下・命婦。

大宅 諸姉(おおやけ の もろね、生年不明 - 天平17年7月23日(745年8月24日))は、奈良時代前・中期の女官。官位は従四位上・典侍。

曽禰 五十日虫(そね の いかむし、生年不明 - 天平宝字5年9月4日(761年10月6日))は、奈良時代中期の女官。名は伊賀牟志とも記される。姓は連。官位は従三位・命婦。

小槻山 広虫(おつきやま の ひろむし、生没年不詳))は、奈良時代中期の采女・女官。氏は小欟山とも記される。姓は君。官位は従四位下・命婦。

熊野 広浜(くまの の ひろはま、生年不明 - 神護景雲3年4月6日(769年5月15日))は、奈良時代中期から後期にかけての女官。紀伊国牟婁郡大領家(熊野国造)出身の采女。父は牟婁郡司大領兼熊野神社禰宜の熊野直伍百足で、姓は直。位階は従四位下。

多可 浄日(たか の きよひ、生年不明 - 宝亀11年10月24日(780年11月24日))は、奈良時代中期から後期にかけての女官。名は浄日女とも記される。氏姓は高麗使主のち多可連。官位は従四位下・典侍。

尾張 小倉(おわり の おくら、生年不明 - 天平勝宝元年8月14日(749年9月29日))は、奈良時代中期の采女・女官。姓は宿禰。官位は従四位下・命婦・尾張国造。

県犬養八重(あがたのいぬかい の やえ、生年不明 - 天平宝字4年5月7日(760年6月24日))は、奈良時代中期の女官。遣新羅使を務めた葛井広成の室。県犬甘命婦・犬甘命婦・犬甘八重とも記される。官位は命婦・従四位下。

広河女王(ひろかわじょおう/ひろかわ の おおきみ、生没年不明 )は、奈良時代中・後期の皇族。名は広川とも記される。穂積親王の孫、上道王の女。位階は従五位下。

藤原 南夫人(ふじわら の みなみのぶにん、生年不明 - 天平20年6月4日(748年7月3日))は、奈良時代中期の聖武天皇の夫人。姓は朝臣。名は不明。贈太政大臣藤原武智麻呂の娘。位階は正三位。