紀 益女(き の ますめ、生年不明 - 天平神護元年(765年)8月)は、奈良時代の巫女。和気王の変に関与した。姓は朝臣。益女は紀寺の婢の出身らしく、紀寺の奴で放免の上従四位下・陰陽頭にまで昇った紀益麻呂の一族とみられる。

伊与部 家守(いよべ の いえもり)は、奈良時代から平安時代初期にかけての官人・儒学者。姓は連。従五位下・伊余部馬養の曾孫とし、伊与部福人の子とする系図がある。官位は外従五位下・伊賀守。

苅田 種継(かりた の たねつぐ)は、平安時代初期の貴族・儒学者。姓は首。子に紀安雄がいる。官位は従五位下・助教。

御船 氏主(みふね の うじぬし)は、平安時代初期の貴族・儒学者。姓は宿禰。官位は従五位上・大学博士。

紀 乙魚(き の おといお / おとな、? - 承和7年5月5日(840年6月8日))は、平安時代前期の女官。桓武天皇の女御。官位は従四位下。

三使 清足(みつかい の きよたり、生没年不詳)は、奈良時代の官人。氏は御使、名は浄足とも記される。姓は連のち朝臣。官位は外従五位下・三河介。

武蔵 家刀自(むさし の いえとじ、生年不詳 - 延暦6年4月11日(787年5月3日))は、奈良時代後期の采女・女官。姓は宿禰。足立郡(現在の東京都足立区と埼玉県南東部)出身。

石川 君子(いしかわ の きみこ)は、奈良時代の貴族・歌人。名は吉美侯、若子とも記される。官位は従四位下・大宰少弐。

船 湊守(ふね の みなともり)は、平安時代初期の官人。姓は連。大仁・船王後の後裔で、左大史・船磯成の子とする系図がある。官位は外正五位下・大外記。

尾張 弓張(おわり の ゆみはり、生没年不詳)は、奈良時代から平安時代初期にかけての官人。氏姓は小塞連のち小塞宿禰、尾張宿禰。小塞近之里の孫。官位は外従五位下・主油正。

麻田 𤝗賦(あさだ の かりふ、生没年不詳)は、奈良時代の官人。姓は連。百済系渡来人の大山下・答㶱春初の後裔。官位は外従五位下・山背介。

多治比 乙麻呂(たじひ の おとまろ、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。姓は真人。位階は従五位下。多治比屋主の第2子。

浄橋女王(きよはしじょおう/きよはしのおおきみ、生年不詳 - 延暦9年閏3月1日(790年4月19日))は、奈良時代の皇族。系譜は不詳だが、光仁天皇の姪で、志貴皇子の孫。位階は従四位上。清橋女王とも表記される。

水海 浄成(みずうみ/おうみの きよなり、生没年不詳)は、奈良時代の女官。姓は毗登、のち連。官位は従五位上・勲六等・命婦。名は清成とも表記される。

壬生 小家主女(みぶ の おやかぬしめ、生没年不詳)は、奈良時代の女官。姓は直から連、のち宿禰。官位は正五位下・常陸国造。名は子家主女・小家主・少家主とも記される。

陽侯 人麻呂(やこ の ひとまろ、生没年不詳)は、奈良時代の官人。姓は史(毘登)のち忌寸。但馬守・陽侯真身の子。官位は外従五位下・豊前介。

藤原 常永(ふじわら の つねなが/とこなが)は、平安時代初期から前期にかけての貴族。藤原北家、中納言・藤原葛野麻呂の子。官位は正五位下・但馬守。

阿倍 小路(あべ の こみち、生年不詳 - 天平宝字8年9月18日(764年10月17日))は、奈良時代の貴族。名は子路とも記される。姓は朝臣。官位は従五位下・左少弁。

久米女王(くめじょおう/くめのおおきみ、生没年不詳)は、奈良時代の日本の皇族。位階は従五位下。

永原 子伊太比(ながはら の こいたび、? - 承和2年5月13日〈835年6月12日〉)は、平安時代初期の女官。氏姓は藤原朝臣、のち永原朝臣。官位は典侍・正四位。兄弟に永原最弟麻呂がいる。