滕叔繡(とうしゅくしゅう)は、西周の諸侯である滕の初代君主。姓は姫で、名は繡。滕錯叔ともいう。周の文王の庶子(第十四子)として生まれた。武王が殷を滅ぼすと、叔繡は滕(山東省滕州市の西南)に封じられた。

武庚(ぶこう、生没年不詳)は、中国周王朝の初期の武将。殷王朝の最後の帝王である帝辛(紂王)の子。名は禄父。武庚の名を禄父とする一人の人名という『史記』の説があるが、武庚と禄父という『論衡』などの二人の人名説が妥当である。

蚕叢(さんそう)は、古代の蜀にあった古蜀を建国したとされる人物。

周公旦(しゅうこう たん)は、中国周王朝の政治家で且つ、周邑の君主。姓は姫、諱は旦。周文公としても知られる。魯の初代の公である伯禽の父。呂尚(太公望)や召公奭と並ぶ、周建国の功臣の一人である。

成公(せいこう、生没年不詳)は、中国の春秋時代の唐の君主。姓は姫とも祁とも。諱は不明。紀元前507年(魯の定公3年)、成公は楚から離反した。紀元前506年(定公4年)、呉王闔閭や蔡の昭侯と共に楚へ攻め入り、楚の都の郢を陥落させた。

周公黒肩(しゅうこうこくけん、生年不詳 - 紀元前694年)は、東周初期の周公。姓は姫、諱は黒肩。周の王族の一員で、周公旦の後裔とされる。

胡子髠(こしこん、? - 紀元前519年)は、春秋時代胡の君主で子爵。姓は、名は髠(こん)。魯の昭公二十三年(紀元前519年)秋七月戊辰、呉は鶏父で楚と属国の・胡・沈・蔡・陳・許六国同盟軍を破った()。

文公(ぶんこう、? - 紀元前624年)は、春秋時代の王叔の君主。姓は姫、名は虎。周の釐王の子で、恵王の弟。周の襄王の時代、天子の叔父であったため、王叔を建国した。周朝の卿士として、諡号に文を贈られ、王叔文公と呼ばれる。

申伯(しんはく、生没年不詳)は、西周時代の申の初代君主。

郯子(たんし、生没年不詳)は、『二十四孝』に記載がある人物。春秋時代の郯の君主である。の子爵。道徳を構え、仁義を施し、百姓に恩威に感じられていた。

魚鳧(ぎょふ)は、古代の蜀にあった古蜀の第3代君主とされる人物。

公子康(こうしこう)は、梁の初代君主。で、秦仲の子で、荘公の弟。秦の初代公襄公の叔父。紀元前822年、秦仲は西戎との戦いで戦死した。周の平王即位後、秦仲の功が認められ、秦仲の子の嬴康が梁伯に封じられ、夏陽の梁山(現在の陝西省渭南市韓城市の南)に梁を建国した。

虢仲(かくちゅう)は、周の文王の弟で、季歴の次男。虢叔とともに文王の卿士となった。また、東虢の初代君主でもある。周の武王が紂王の殷を討伐し滅亡させると、虢叔と虢仲は虢の国君に封じられた。

桓公(かんこう)は、春秋時代の王叔の君主。周朝の卿士。周の襄王二十八年・魯の文公三年(紀元前624年)冬、晋はの状況を周に報告した。王叔桓公と晋のは楚を討伐し、江を救った。方城山の山闕を攻め、楚の息公屈赤角(字は子朱)に会った後に帰国した。

胡子豹(こしひょう)は、春秋時代胡の末代の君主で子爵。姓は、名は豹。呉王闔閭が楚に攻め入ると、胡子豹は胡の近くにある楚の城邑を占領した。楚が復国すると、胡子豹は『存亡有命，事楚何為？多取費焉』と説いた。

宰 孔(さい こう)は、周公旦の末裔。周公孔・宰周公とも。の始祖。周の襄王時期にに任じられ、襄王の理政を輔佐した。襄王元年(紀元前651年)に斉の桓公が中原で覇を唱え、魯・衛・宋・許・鄭・曹の各国の諸侯を葵丘(現在の河南省商丘市民権県)で会盟を行った。

周公閲(しゅうこうえつ)は、春秋時代初期の周の君主。周公旦の末裔で公爵。魯の僖公30年(襄王22年、紀元前630年)、周公閲は天子の命を奉り、魯を聘問した。魯の文公14年(頃王6年、紀元前613年)4月、頃王が崩御し、周公閲はと政権を争い、晋の趙盾(趙宣子)が平定した。

周公忌父(しゅうこうきふ、? - ?)は、春秋時代初期の周の君主。周公旦の末裔で公爵。桓公の次男。

周公楚(しゅうこうそ)は、春秋時代初期の周の君主。周公旦の末裔で公爵。魯の成公11年(簡王6年、紀元前580年)、周公楚は王室の諸大臣と衝突し、政治闘争に失敗し、王畿を去った。天子は劉のを派遣し、説得したが失敗した。

申侯(しんこう、生没年不詳)は、西周の申(現在の陝西省宝鶏市眉県)の侯。申侯の乱を起こして西周を滅ぼした。娘は周の幽王の王后の申后で、その子の宜臼は周の太子となった。しかし、幽王は寵后の褒姒を后として、その子のを太子とした。宜臼は申に亡命し、申侯はや西方の犬戎とともに周を攻めた。