阿曇百足(あずみ の ももたり、生没年不詳)は、『風土記』に伝わる古代日本の豪族。『記紀』には彼に関する記載は存在しない。『肥前国風土記』では阿曇連百足(あずみのむらじももたり)と表記される。

和珥日抓(わにのひつめ、生没年不明)は、古墳時代の豪族で和珥臣の本宗。姓は臣。

和珥深目(わに の ふかめ、生没年不明)は、古墳時代の豪族。姓は臣。深目臣とも表記され、春日和珥深目という複姓も見られる(後述)。

豊日命(とよひのみこと、生没年不詳)は、古墳時代の人物。

大鴨積命(おおかもつみのみこと、生没年不詳)は、古墳時代の豪族。

大河音足尼(おおかわとのすくね/おおかわねのすくね、生没年不詳)は、古墳時代の豪族で初代伊彌頭国造。

豊忍別命(とよおしわけのみこと)は、古墳時代の豪族で但遅麻国造の一人。系図では豊忍別乃君とも表記される。

建緒組命(たけおぐみのみこと、生没年不詳)は、古墳時代の豪族で初代火国造。健軍神社では健緒組命、『肥前国風土記』では健緒組、火君健緒組(火君健緒純)と表記される。

男狭磯(おさし、生没年不詳)は古墳時代の豪族。

神大根王(かむおおねのみこ、生没年不詳)は、古墳時代の人物で初代本巣国造(三野前国造・美濃国造)。

強頸直(こわくび の あたい、? - 仁徳天皇11年か)は、古墳時代の人物。『日本書紀』では武蔵人強頸とだけ記される。仁徳天皇即位11年10月紀によると、天皇が茨田堤を築かせた際、二か所だけ脆くすぐに崩れてしまう箇所があったとされる。

大売布命(おおめふのみこと、生没年不詳)は、古墳時代の人物。

大矢田宿禰(おおやたのすくね、生没年不詳)は、古墳時代の豪族。

斯麻宿禰(しま の すくね)は、4世紀(『日本書紀』神功皇后紀の記述をそのまま換算すると3世紀の人間であるが、本居宣長などによって神功皇后紀は120年繰り上がっていると指摘されている)に実在したとされる倭人である。

竹斯物部莫奇委沙奇(つくし の もののべ の まがわさか)は、6世紀中頃(古墳時代後期)の人物。倭国から百済に派遣された軍人。その名からわかるように、筑紫国の物部であった。

物部伊勢父根(もののべ の いせ の ちちね)は、『日本書紀』等に伝わる古墳時代の豪族。姓は連。別名は物部至至(もののべ の ちち)。

物部麻奇牟(もののべ の まかむ)は、6世紀中頃(朝鮮の三国時代/日本の古墳時代後期)の倭系百済官僚。物部莫奇武連とも記され、百済人でありながら連の姓を有したことがわかる。官位は施徳(百済の官位十六品の第8位)、のち東方領。

安致 臣(あち の おみ)は、5世紀後半(古墳時代中期)の筑紫国の豪族。

大部屋栖野古(おおとも の やすのこ、欽明天皇21年(560年) - 大化6年(650年))は、『日本霊異記』にみえる古墳時代の豪族。紀伊国名草郡宇治(現和歌山市)の宇治大伴連の祖。屋栖古(やすこ)とも。姓は連。

乎多氐命(をたてのみこと、生没年不詳)は、甲斐国一宮浅間神社に伝わる『古屋家家譜』に記録が残る古墳時代の人物。武日命の弟で、孝霊朝・開化朝の官人である豊日命の子。