阿波伎(あわぎ、生没年不詳)は、古代の済州島に存在した国家・耽羅の王族。661年に耽羅使として倭国(日本)へ派遣された。

沙宅 孫登(さたく そんとう、生没年不詳)は、百済の官吏。官位は達率。

李 守真(り しゅしん、生没年不詳)は、中国唐代の官吏である。

劉 徳高(りゅう とくこう、生没年不詳)は、中国唐代の官吏である。

郭 務悰(かく むそう、生没年不詳)は、中国唐代の官吏。白村江の戦い後に日唐関係修復交渉のため、3度(あるいは4度)倭国(日本)を訪問している。

高 表仁(こう ひょうじん、生没年不詳)は、7世紀前半の中国唐代の官吏。隋代の政治家・高熲の子。新州(現在の中華人民共和国広東省新興県)の刺史。遣唐使の送使として倭国(日本)を訪問している。『新唐書』では高仁表と表記する。

物部麻奇牟(もののべ の まかむ)は、6世紀中頃(朝鮮の三国時代/日本の古墳時代後期)の倭系百済官僚。物部莫奇武連とも記され、百済人でありながら連の姓を有したことがわかる。官位は施徳(百済の官位十六品の第8位)、のち東方領。

張 政(ちょう せい、生没年不詳)は、帯方郡の武官・塞曹掾史(さいそうえんし)。

梯 儁(てい しゅん、生没年不詳)は、魏の朝鮮植民地帯方郡の建中校尉(けんちゅうこうい)。

安定(あんてい、生没年不詳)は、高句麗の使者。

許勢哥麻(こせ の かま、生没年不詳)は、百済の使者。日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚である。

斯那奴阿比多(しなののあひた、生没年不詳)は、百済の使者。欽明天皇十一年に日本の使者として百済に遣わされているため、日本人とみられる。したがって、日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚になる。阿比多とも。

灼莫古(やくまくこ、、生没年不詳)は、百済の将軍。「莫古」は「蒙古」出自を意味するものであり、蒙古出身とみられる。

有至臣(うちのおみ、生没年不詳)は、6世紀中ごろの武人。百済王の使臣。日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚。

己連(これん、生没年不詳)は、百済の官僚。官位は「奈率」(百済の官位十六品の第六位)。『日本書紀』では中部奈率己連と登場する。己連は、『日本書紀』欽明紀六年五月条「奈率其㥄」と同一人とみられる。

物部烏(もののべ の かく)は、欽明朝前半期の物部連の百済の官僚。日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚。官位は奈率。

河内部阿斯比多(かわちべのあしひた、生没年不詳)は、欽明天皇に上奏した朝鮮(百済、加羅、安羅)から派遣された倭系使者。

物部哥非(もののべ の かひ)は、欽明朝前半期の物部連の百済官僚。日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚。官位は奈率。

物部用歌多(もののべ の ようがた)は、欽明朝前半期の物部連の百済官僚。日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚。官位は奈率。

斯那奴次酒(しなぬ の しす、生没年不詳)は、欽明朝前半期の百済官僚。日本人であるが、百済王権に仕えた倭系百済官僚。官位は施徳、その後、徳率に昇進。科野次酒とも。